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デルが販売するノートPC、Inspiron 15 3000(3565)のレビューです。

Inspiron 15 3000(3565)は、15.6型HD液晶を搭載するノートPC。

プロセッサにAMD E2-9000を搭載するエントリー向けの製品で、日常用途に困らない機能とパワーを備えながらも、非常にリーズナブルな価格を実現しています。

重い作業には向きませんが、ネットや動画を閲覧したり、ストリーミング視聴や簡単な写真加工などにはぴったりのマシンです。

メインPCをお持ちの方のサブノートとしてもおすすめ。

今回は、そんなInspiron 15 3000(3565)を利用してみましたので、その特徴や使い勝手、性能について詳しくご紹介いたします。

New Inspiron 15 3000(AMD)
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【Inspiron 15 3000(3565) レビュー記事目次】

Inspiron 15 3000(3565) 筺体外観や操作性をチェック
 ・筺体外観・インターフェース
 ・キーボードの操作性
 ・重さ

主なソフトウェア
 ・ストリーミングの途切れを防止できる「SmartByte」を搭載

構成と特徴・ベンチマークテストの結果
 ・構成と特徴
 ・ベンチマークテストの結果
 ・消費電力・温度
 ・バッテリ駆動時間

製品のまとめ
・ Inspiron 15 3000(3565) まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Inspiron 15 3000(3565) 筺体外観・インターフェース

Inspiron 15 3000(3565)の筐体外観をチェックします。

価格の安いノートPCというと、どうしても安っぽい雰囲気の製品を想像してしまうのですが、本製品は上質だとまではいえないものの、お手頃な割にきちんと感のある外観を持ったノートPCです。

15.6型ノートにしてはスリムであり、使用場所を選びません。





きめ細かな凸凹感のあるデザインが施された、ブラックカラーの天板を採用しています。

ひとことでいうと、まじめな印象を受けるデザインです。
シンプルですが質素すぎず、何にでも使いやすいと思います。

筺体カラーはブラックのほか、グレーも選べます。



素材に上質さはありませんが、安っぽくもありません。
低価格ノートにしては、デザインに配慮されている感じがします。



背面から見た筐体全体のようす。




正面から見た筐体のようす。
上が電源オフ時、下が電源オン時です。

ディスプレイも本体側も薄く、シルエットがスッとしていてきれいです。



ディスプレイには、15.6型HD(1366×768)の非光沢液晶が搭載されています。

画面サイズに対して解像度がやや低めであるため、文字やコンテンツの表示が大きくみやすいです。細かい文字をよむのが苦手な方でも、使いやすいと思います。

非光沢タイプであるため、映りこみが起りづらいところも良いですね。目が疲れにくいです。






視野角は狭いです。
もともと色が浅い液晶ではあるのですが、斜めから見ると画面の色がさらに白っぽく変化してしまい、内容が読み取れなくなります。

角度によって見え方が変わるため、複数人で並んで画面を閲覧するのにはむいていなさそうですが、真正面から閲覧する分には見え方に問題はありません。




液晶上部のベゼルにはHD(720p)対応のWebカメラが、液晶下部にはDELLのロゴが配置されています。



ディスプレイの最大開閉角度は、約140度。
ノートPCのディスプレイでは、標準的な可動域です(多くのノートPCでは130~140度くらい)。




筐体側面のインターフェースの内容を確認します。

左側面です。
左から電源コネクター、LAN(10/100)、HDMI 1.4、USB3.0×2基が並んでいます。

製品ページの仕様を見る限りでは、有線LAN規格がギガビット対応ではないようです。

といっても、無線LANの利用がメインである方が大半だと思うのと、ギガビットでないから必ず困るというわけでもないので、あまり気にしなくてもよいと思います。



右側面です。
SDカードリーダー、ヘッドセットジャック、USB2.0、DVDドライブ、セキュリティロックケーブル用のスロットが並びます。




筺体正面、背面側には何もありません。


最新のノートPCのインターフェース、という感じの内容ではありませんが、USBは計3基、映像出力やカードリーダー、LANもありますし、光学ドライブも標準搭載されています。

家庭用ノートとしては、十分な内容です。



筺体底面側の様子です。
写真は上が筺体背面、下が正面側となります。

シンプルな構造の底面です。
背面側のバッテリは脱着が可能。




40Whのバッテリが装着されていました。



正面側にあたる位置に、スピーカーが2基内蔵されています。
Waves MaxxAudio Proに対応しており、専用のユーティリティを用いてサウンドの調整が行えます。




Waves MaxxAudio Proのサウンドユーティリティ



PC本体と、付属の電源アダプターやケーブルです。




電源アダプターの仕様は19.5V、2.31Aで45Wです。



キーボードの操作性

Inspiron 15 3000(3565)に搭載されている、キーボードの外観や使用感をチェックします。





テンキー付きの日本語キーボードを採用しています。

主要なキーのピッチは標準的なサイズですが、backspaceなど一部キーの幅が狭くなっています。デルのノートPCでよく見かけるタイプのキーボードです。

このタイプのキーボード、backspaceを押す時にNumLockを押しそうになるのですよね。

そういったことを意識していれば タイピング時にミスすることはあまりないのですが、デルのノートが初めての方だと、慣れるまではやや使いづらいかもしれません。

使用感については、打鍵時にキーボードの中央が少したわむ感じはありますが、打ち心地は悪くありません。



キートップの様子。
やや、ざらつきのある加工が施されており、指紋汚れが目立ちにくくなっています。



パームレストには、天板と同じ微細な凹凸のあるデザインが施されています。



タッチパッドは、ボタン一体タイプ。
パッドの面積もそこそこ広く、またボタンも適度な柔らかさで普通に使いやすいです。

とはいえ、自宅などでの利用がメインであるのなら、マウスを利用した方が便利かもしれません。



補足としてタイピング時に、手のひらがパッド面に触れることによって起こる誤動作が気になる場合は、タッチパッドの感度を調整すると良いでしょう。

デスクトップ画面の右下、タスクトレイ内に表示されているタッチパッドアイコンから起動できる「DELLポインティングデバイス」にて、タッチパッドの感度の調整が行えます。


DELLポインティングデバイス

感度メニューにある、パームリジェクションという項目より、タッチパッドの感度調整が可能です。



重量

Inspiron 15 3000(3565)の重さをはかってみました。



PCの重さは2259g。
モバイルに向く重さではないものの、15.6型ノートにしては軽いです。

軽いと、PCを持ったままの部屋移動が容易に行えます。
私自身もそうなのですが、様々な部屋でPCを利用する方には、扱いやすい製品です。



電源アダプターやケーブルをあわせた重さは、261g。
こちらも軽いですね。



ストリーミングの途切れを防止できる「SmartByte」を搭載

Inspiron 15 3000(3565)には、SmartByteと呼ばれるアプリケーションがプリインストールされています。

ネットワーク接続を使用するアプリに対して、接続の優先順位付けが行えるユーティリティです。

例えばストリーミング中に、他のソフトによるダウンロードが開始されてしまうと、ネットワークが混雑してしまい、音声がとぎれたり画像の乱れが起こってしまうことがあります。

SmartByteは、そういった通信品質の劣化を防ぎます。



リアルチャット、ストリーミング、ダウンロードの3つの項目の優先順位付けが行えるようになっています。

一つ一つのアプリを細かく順位付けできるようなものではありませんが、使い方を覚えなくてもよい分設定が簡単です。

ストリーミングやビデオチャットのようなアプリをよく利用するのなら、設定しておくと良いでしょう。



Inspiron 15 3000(3565) 構成内容とその特徴について

掲載しているInspiron 15 3000(3565)の構成内容と、その特徴を解説します。

【CPU-Z】


【GPU-Z】

【Inspiron 15 3000(3565)エントリー の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   AMD E2-9000(1.8GHz~2.2GHz)
ディスプレイ   15.6型ワイドHD(1366×768)、非光沢
グラフィックス   Radeon R2 グラフィックス(APU内蔵)
メモリ   4GB(DDR4 2400MHz)
ストレージ   1TB HDD(5400rpm/東芝製)
光学ドライブ   Tray load DVD ドライブ
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.1、2.4&5GHz、1×1
バッテリ   40Wh、4セルバッテリ
サイズ   380×260×23.65(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.27kg
カラー   ブラック
ソフトウェア   マカフィー リブセーフ (12ヶ月間更新サービス)
標準保証   1年間 引き取り修理サービス

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2018年03月18日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、AMD E2-9000、4GBメモリ、1TB HDD、光学ドライブという構成内容のモデルです。

あくまでも記事作成時点では、オフィスの有無以外で構成にバリエーションはなく、主要な構成のカスタマイズオプションも提供されていません。

この構成で良い、という方のみに向くモデルです。

ストレージがHDDであまり速くはないこと、また高性能ノートのようなパワーはありませんが、ライトな用途向けの普段使いの製品としては十分な性能を持っています。

HDDではあるものの容量は大きいですし、また光学ドライブも備わっており、コストパフォーマンスは高いです。

簡単なことが行えるノートをできるだけ安く買いたい…なんてユーザーには、なかなか悪くない製品なのではないでしょうか。



以下、掲載モデルに搭載されているストレージの詳細です。


ストレージの仕様(販売製品に同じモデルが搭載されるとは限りません)


ストレージの内訳

ストレージには、東芝製の「MQ01ABD100」という1TB HDD(5400rpm)が搭載されていました。

HDDとしては可もなく不可もなくという感じのスピードで、アプリを起動するときに待たされる感はありますが、ストレスがたまるほど遅いわけでもありません。

本製品で提供されているのは、HDDの構成のみ。
SSDの選択肢があればよかったですが、容量が1TBと多いところは便利です。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているInspiron 15 3000(3565)で実施したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用


【3DMark】




上からCloud Gate、Sky Diver、Fire Strikeの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から640×480(標準品質)、1280×720(標準品質)/ウィンドウモードで実行


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】


1280×720(DirectX 11/標準品質(ノートPC))


【CINEBENCH R15】


総合的な性能は、インテルのCoreプロセッサを搭載するノートよりもやや低いように感じられますが、グラフィックパワーはそこそこあります。

SSDの使用感に慣れている方や、負荷のかかる用途には心許なさがあるため、もう少しパワーのあるノートPCを選んだほうがよいでしょう。

簡単な用途にしか使わないのであれば、ストレスを感じるようなことはないと思います。



消費電力・温度

Inspiron 15 3000(3565)のアイドル時、およびベンチマーク実行時(3DMark)の消費電力を測定してみました。

画面の輝度は50%に設定した上で測定しています。
(以降、全てこの設定)

アイドル時 ・・・ 6W
ベンチマーク実行時 ・・・ 24W

※実際の値は若干上下します

アイドル時、ベンチマーク時ともに低消費電力です。




以下、アイドル時、高負荷時(3DMarkのFire Strikeを20分以上実行)のパーツ温度と、高負荷時のキーボード表面温度です。


パーツ温度


キーボードの表面温度

そもそも、本製品をゲームのような高負荷な用途には利用しないと思いますが、仮に高負荷な状態がしばらく続いても、パーツ温度は低いままです。

キーボード表面の温度も、全体的に低温という結果でした。



バッテリ駆動時間

バッテリベンチマークソフト「bbench」を利用し、Inspiron 15 3000(3565)のバッテリ駆動時間を測定。

ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は31197秒。
約8.6(8.665833…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

消費電力の低い構成であるためか、バッテリの持ちはそこそこ良いようです。

15.6型ノートであるためモバイル用途には向きませんが、屋内メインでの利用であっても、バッテリの持ちが良いマシンは使いやすいです。



Inspiron 15 3000(3565) まとめ

Inspiron 15 3000(3565)のレビューは以上となります。

AMD E2-9000採用とエントリー向けの構成であり、上位構成のノートのようなパワーは持ち合わせていないものの、日常のライトな作業には十分な性能であること、また大容量ストレージや光学ドライブなど、使い勝手の良い構成を標準で採用しています。

ストレージがHDDである点がちょっと残念ですが、価格がとても抑えられており、コストパフォーマンスは高いです。

ネットや動画、ストリーミング視聴、ライトな写真加工、オフィス文書の作成など、簡単なことが行えるノートをできるだけ安く買いたい…なんて方には、魅力の大きい製品だといえるでしょう。

普段使い用のサブノートとしてもおすすめです。


補足として、Inspiron 15 3000(3565)はもともとリーズナブルな製品ですが、製品購入時にクーポンを利用することで割引価格での購入が可能となります。

製品購入時は、クーポン(リンク先の製品ページに記載)の適用を忘れないようご注意ください。