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ドスパラが販売するゲーミングデスクトップPC、GALLERIA AZのレビューです

GALLERIA AZは、CPUにAMDのRyzen 7 1800Xを、グラフィックスにNVIDIAのGTX1080 Ti(11GB)を採用するゲーム向けのデスクトップPC。

ハイパフォーマンスなグラフィックスに加え、特にマルチスレッド性能の高さで注目のRyzen最上位モデル(記事作成時点)を採用したハイエンドPCです。

ゲームプレイに向く事はもちろん、CPUのパワーが必要な写真現像や動画編集、3DCGソフトで作業を行うような方にも向いています。用途によっては、価格以上の高コストパフォーマンスを感じられるマシンだといえるでしょう。

今回は、そんなGALLERIA AZの筺体外観や特徴、性能面について詳しくご紹介いたします。


【GALLERIA AZ レビュー記事目次】

・GALLERIA AZ 筺体外観や操作性をチェック
外観・インターフェース筺体内部の構造ゲーミングキーボードやマウスが付属

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間

・製品のまとめ
GALLERIA AZ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


GALLERIA AZ 筺体外観・インターフェース

GALLERIA AZの筺体外観をチェックします。



日本刀をモチーフにしたデザインを採用する、GALLERIAデスクトップPCではお馴染みとなるケースです。

ゲーム用のデスクトップPCに求められる高い拡張性、冷却性を持ち合わせていることに加え、デザインが派手すぎないところが扱いやすくて良いと思います。



フロントパネルの上部には、5インチのオープンベイが複数並びます。

最上部のベイには、DVDスーパーマルチドライブを標準搭載。
ブルーレイドライブへの変更が可能なほか、さらに光学ドライブを追加することもできます。

これだけ数があれば、購入後の市販パーツの追加も余裕で行えますね。



フロント中央付近の様子。
いくつかの端子類を搭載しています。

端子の内容はUSB3.0×2基、メディアカードスロット、マイク入力、ヘッドフォン出力、リセットボタン、電源ボタンに加え、インジケータランプやGALLERIAのロゴが並びます。

使用頻度の高いUSBやカードリーダーがフロント側にあるのは、使い勝手が良いです。



フロント最下部にはメッシュパネル。
内側には12㎝の冷却ファンが内蔵されています。



背面全体の様子です。

上からPS/2端子、USB2.0×2基、USB3.0×6基、LAN、オーディオ端子が3基並び、中央にはGTX1080 Tiに搭載のHDMI、DisplayPort×3基が、最下部に電源コネクターやスイッチが配置されています。




左右のサイドパネルです。
左サイドパネルには2か所、右サイドパネルにも1か所、通気口が設けられています。

電源オン時、左サイドパネルにある通気口からは、内部のCPUやグラフィックカードのLEDランプが点灯する様子を見ることができます。




CPUやグラフィックカードによるイルミネーション

カスタマイズでは、この通気口の部分にファンを追加できます。




天面の様子。
背面寄りの位置に2つ、通気口が設けられているのが見えます。

片側の通気口内部には、冷却ファンを内蔵。
基本構成では、天面にはファン1基のみが搭載される構成ですが、カスタマイズでもう1基追加することができます。



筺体内部の構造をチェック

次に、筐体内部の様子をチェックします。




内部へアクセスするにはドライバーを用い、背面のネジを緩める必要があります



筐体内部の様子です。
写真は右がフロントパネル側、左が背面側となります。

フロントパネル側に光学ドライブベイやストレージベイが並び、その後方にCPUやメモリ、グラフィックカード、電源ユニットが設置されています。

ファンに関してはフロントパネルの下部に搭載されているファンと、リアファン、天面ファンの3基が標準搭載されており、さらにサイドパネルの上下2か所と、天面にもう1基ファンを追加できます。

各ファンはカスタマイズが可能。
例えば高速大風量ファンや山洋製のファン、ブルーLEDが搭載されたファンなども選べるようになっています。




CPUまわりの様子です。
CPUの右にメモリスロットが4基並んでいます。



グラフィックカード。
GTX 1080Ti(11GB)を搭載しています。



グラフィックカード下部の様子。



見てのとおり、ベイの数がとても多い構造です。
5インチベイ、3.5インチシャドウベイともに5基ずつ備わっており、用途に合わせた柔軟な構成を考えることが可能。

将来的にパーツを追加したりストレージを追加したくなった場合にも、容易に対応できるところが良いと思います。




ストレージ用のマウンタは、ドライバーなどを使わずに抜き差しが行えます。



反対側のサイドパネルを開いた図。
両側のサイドパネルが開く構造は、メンテナンスを行う場合に便利です。



ゲーミングキーボードとマウスが標準付属

GALLERIA AZには、ゲーム向けのキーボード「GALLERIA Gaming Keyboard」やGALLERIA レーザーマウスが標準付属しています。

標準付属品であっても、複数のキー同時入力への対応や高耐久性設計を採用するなど、高機能。有料で提供されていてもおかしくないようなクオリティを持ちあわせたデバイスです。

すでにゲーミングキーボードやマウスをお持ちであるというのならばともかく、まだお持ちでない方には重宝するデバイスなのではないでしょうか。

デバイスの詳細については、以前掲載した記事の「GALLERIAゲーミングキーボードやマウス」をご覧ください。




GALLERIA Gaming Keyboard


GALLERIA レーザーマウス dpi(解像度)の変更機能を搭載



GALLERIA AZ 構成内容とその特徴について

掲載しているGALLERIA AZの構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【GALLERIA AZ の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   AMD Ryzen 7 1800X(3.60GHz~最大4.00GHz/8コア16スレッド)
チップセット   AMD B350 チップセット
グラフィックス   NVIDIA Geforce GTX1080 Ti (11GB)
メモリ   16GB(8GB×2/PC4-19200 DDR4/最大64GB)
ストレージ   500GB SSD(SATA/Crucial製) + 2TB HDD(7200rpm/Seagate製)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
ネットワーク   1000BASE-T LAN
拡張スロット   PCI Express x16×1、PCI Express x4×1、PCI Express x1×2
拡張ベイ   5インチ×5、3.5インチシャドウ×5
電源   700W (80PLUS BRONZE/AcBel製)
サイズ   207×520.7×450.2(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約13.9kg
ソフトウェア   Steamクライアント、マカフィー・リブセーフ 12ヶ月製品版
キーボード&マウス   GALLERIA Gaming Keyboard、GALLERIA レーザーマウス
保証   1年間 持込修理保証

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2017年07月26日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、Ryzen 7 1800X、Geforce GTX1080 Ti (11GB)、16GBメモリ、500GB SSD&2TB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、700W電源という構成内容のモデルです。

キャンペーンによる無料アップグレードにより、500GB SSDが追加されている点を除けば、ほぼ基本構成と同じ内容になります。

Ryzenシリーズでは最上位となるRyzen 7 1800X(記事作成時点)が採用されていることに加えて、ハイエンドグラフィックス GTX1080 Ti (11GB)が搭載されるなど、非常にハイパフォーマンスな内容のマシンです。

カスタマイズではメモリやストレージ、光学ドライブなど様々なパーツの変更や追加が行えるほか、CPUを下位モデルへと変更する事も出来るようです。

用途に応じ、適度変更を行うと良いでしょう。




Ryzen 7 1800Xは8コア16スレッド

今回のモデルに採用されている Ryzen 7 1800Xは、8コア16スレッド対応という驚異的なスペックを持つCPUです。

これだけのコア数を持ち、かつクロックも3.60~4.00GHzと高く、それでいてリーズナブルだというところで自作ユーザーなどに高い人気を誇っています。

リーズナブルといっても性能の割にという意味であり、お値段はそこそこするのですが、CPUのマルチスレッド性能の高さを考えると安価だともいえるのではないでしょうか。

GALLERIA AZにはそんなCPUに加えて、グラフィックカードの中でも飛びぬけて高い性能を持つ GTX1080 Tiを採用。GTX1080 TiもRyzenと同様に、性能の高さの割に価格が抑えられた買い得感の高いグラフィックカードです。

GALLERIA AZは決して安いモデルではありませんが、コスパに優れたパーツを採用しているという点で、CPUやGPUのパワーが必要な方にはお得感の大きいマシンだといえるでしょう。

ただ、PCの用途によっては高いCPU性能を活かしきれない可能性があり、インテル製のCPUを搭載する「GALLERIA ZZ」のようなゲーミングPCを購入した方が、無駄がない場合もあります。

理由については、以降の記事を続けてご覧ください。



以下、掲載モデルに搭載されているストレージの詳細です。



SSD&HDDの仕様


ストレージの内訳

SSDにはCrucial製の「Crucial_CT525MX300SSD1」という500GB SSD(SATA)が、HDDにはSeagate製の「ST2000DM006-2DM164」という2TB HDD(7200rpm)が搭載されていました。

前述したとおり、今回のモデルに搭載されている500GB SSDはキャンペーンで無料追加されているものであり、標準搭載パーツではありません。基本構成のストレージは、2TB HDDのみとなります。

HDDのみでPCを運用される方は今は少ないでしょうから、500GB SSDの追加は嬉しいところ。

それも、中途半端に小容量すぎないところが良いと思います。
500GBもあれば、カスタマイズでストレージの追加をせずに済む場合も多いのではないでしょうか。

ただし、いつまで無料追加されるものなのかは不明です。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているGALLERIA AZで実施したベンチマークテストの結果です。
比較として一部のベンチマークテストのみ、Core i7-7700KやGTX 1080Tiを搭載する製品の数値も掲載しています。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用 左がSSD、右がHDDのスコア


【3DMark】



Fire Strikeの実行結果



span class=”aka”>Fire Strike Ultraの実行結果



Time Spyの実行結果

以下、表の数値は上から3DMark Score(総合スコア)Graphics Score(グラフィックスの性能)Physics Score(CPUの性能)を記載しています。
Ryzen 7 1800X Core i7-7700K
Fire Strike 19946
27515
17982
20660
28701
13984
Fire Strike Ultra 6815
6777
18037
6678
6761
13417
Time Spy 8993
9384
7278
8268
9149
5350

総合的なスコア(3DMark)は大差がないものの、細かく数値を見るとRyzen 7 1800X搭載モデルの方は、Core i7-7700K搭載モデルと比較してCPU性能が大幅に高いことがわかります。



【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720、1920×1080、3840×2160/最高品質、ウィンドウモードで実行

Ryzen 7 1800X Core i7-7700K
1920×1080/最高品質 17242 21538
3840×2160/最高品質 16503 20224


【ファンタシースターオンライン2 EP4】


1920×1080(設定3)、1920×1080(設定6)

Ryzen 7 1800X Core i7-7700K
1920×1080/描画設定3 46343 96738
1920×1080/描画設定6 26455 54065


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】




上から1280×720、1920×1080、3840×2160(DirectX 11/最高品質)

Ryzen 7 1800X Core i7-7700K
1920×1080/最高品質 14371 18129
3840×2160/最高品質 8452 8317


【CINEBENCH R15】

Ryzen 7 1800X Core i7-7700K
OpenGL 90.30fps 139.34fps
CPU(Multi) 1499cb 953cb
CPU(Single) 132cb 193cb


【GTA V】

GTA Vのベンチマークテストを実行。

【標準画質】
MSAA x4、リフレクションMSAA x4、異方性フィルタリング x16、その他多くが「高、超高」

【最高画質】
グラフィック、高度なグラフィック設定ともに、出来うる限り上限の設定


【フルHD&標準画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 12.861810 118.540512 96.987961
Pass 1 73.248360 142.123779 110.355042
Pass 2 42.559566 160.112976 110.371552
Pass 3 77.973381 156.919601 122.694794
Pass 4 27.777624 167.240311 105.188461


【フルHD&最高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 4.635579 85.145981 65.004684
Pass 1 31.618067 86.542442 57.003498
Pass 2 19.760979 109.489723 74.715904
Pass 3 51.691654 136.596832 93.232155
Pass 4 32.651917 148.285843 70.500763


【4K&標準画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 19.830976 124.734535 96.982346
Pass 1 50.306538 148.580765 95.959213
Pass 2 60.427624 142.244598 92.814178
Pass 3 69.554649 158.514343 106.618599
Pass 4 37.592476 173.020660 100.976364


【4K&最高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 4.313436 53.247021 30.049553
Pass 1 11.554233 51.266411 24.794823
Pass 2 23.020159 105.891479 31.224251
Pass 3 24.197884 115.565536 34.440617
Pass 4 14.969571 86.054192 31.109274

フルHDの解像度では、最高画質でも概ね快適にプレイできるようです。
4Kでは最高画質でのプレイは難しいものの、標準画質程度なら快適にプレイできます。

GTX1080 Ti搭載だけあって、さすがにハイパフォーマンスです。


【SteamVR Performance Test】

SteamVR Performance Testの実行結果は、VRレディという結果。
VRの利用にも問題のない性能です。



ベンチマークテストは以上です。

CPUのマルチスレッド性能に限ってみた場合、Core i7-7700Kよりも圧倒的にRyzen 7 1800Xの方が高スコアな結果となりましたが、ゲームのベンチマークテストの総合的なスコアに関しては、Core i7-7700KとGTX 1080Tiの組み合わせよりも、Ryzen 7 1800XとGTX 1080Tiの組み合わせの方がスコアが低くなってしまうようです。

各ベンチマークは最低でも2回以上実行させており、偶然に出た数値ではないと思います。

特にRyzenの構成では、中途半端な負荷をかけた場合にベンチマークスコアが低くなる傾向が大きく、逆に4Kのような高解像度環境での実行だと比較的高いスコアが出ている印象です。

今回のモデルは、ゲームプレイには全く支障のない性能をもってはいますが、Ryzenの高いマルチスレッド性能を活かしきることができるゲームタイトルがまだ多くはないという点を踏まえると、ゲーム性能を重視するのならインテルCPUの構成を選んだ方が無駄がなさそうです。

先にも書いた通り、Ryzen 7 1800X搭載モデルは多数のコアを有効活用できるソフトウェアの利用や、重い処理を並行して行うような環境に向いていると思われるCPUです。

ゲームだけではなく動画のエンコードや、マルチスレッドに対応する3D系のソフトウェアを使って作業を行われるような方には、価格以上の価値を得られる製品だといえるでしょう。



ファンタシースターオンライン2 EP4実行時のCPUパフォーマンスの様子。
CPUは半分も使われていないことがわかります。



消費電力・温度

アイドル時、およびベンチマーク実行時(3DMark)のGALLERIA AZの消費電力を測定してみました。

アイドル時 ・・・ 54W
ベンチマーク実行時 ・・・ 252W

※実際の値は若干上下します

高性能なCPU、グラフィックカードを搭載しているため、特にベンチマークテスト実行時の消費電力はかなり高め。

ただ性能の高さの割には、消費電力は抑えられていると思います。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

GALLERIA AZの再起動時間を測定。
以下、PassMark Rebooterの実行結果です。

1回目 0:43
2回目 0:45
3回目 0:40
4回目 0:43
5回目 0:39
6回目 0:38
7回目 0:38
8回目 0:39
9回目 0:38
10回目 0:41

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 40秒

掲載モデルの再起動にかかる時間は およそ40秒。
SSDを起動ドライブに用いているため、高速です。



GALLERIA AZ まとめ

GALLERIA AZのレビューは以上となります。

GALLERIA AZは、8コア16スレッド対応のRyzen 7 1800Xと、ハイパフォーマンスな割に価格が抑えられた GTX1080 Tiを採用するゲーミングデスクトップPCです。

4Kのような高解像度環境であってもゲームを快適にプレイできること、また高いマルチスレッド性能を持つRyzenの採用により、動画のエンコードのようなCPU性能を必要とする作業にも適しているなど、幅広い用途に利用できるPCです。

そのパワーを考えると、非常にコスパに優れた製品だといえるでしょう。


ただゲームメインで利用する場合、遊ぶゲームによってはRyzenがボトルネックとなり、グラフィックカードの性能を発揮しきれない場面がみられるため、単純にゲームがプレイできる高性能なゲーミングPCが欲しい方には、インテルCPUを搭載したモデルの方がおすすめです。

現時点で、Ryzenのマルチスレッド性能を活かしきれるゲームタイトルがそれほど多くはないことを考えると、Ryzenやグラフィック性能の高いGTX1080 Tiを採用する GALLERIA AZをゲームメインのPCとして利用するには少しもったいない気がするのですよね。

グラフィックカードの性能を発揮しきれないとはいっても、4K環境でもゲームをプレイできるパワーはありますから、ゲームに向いていないというわけではありませんし、今後のソフトウェアの対応状況によっては、180度言っていることが変わる可能性はあります。

ただ、現時点でゲームメインのPCを購入するのなら、Core i7-7700Kや GTX1080 Tiを採用するGALLERIA ZZのようなモデルを選んだ方が、満足度は大きいのではと思われます。

一方でゲームをプレイするだけではなく、多数のCPUコアを有効活用できるソフトウェアを利用するような方には、本製品を購入する価値は大きいです。

例えばゲーム実況を行われているような方や、ゲームだけではなく、RAW現像や動画エンコードなどを頻繁に行うような方にはちょうど良いPCだと思います。