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デルが販売するノートPC、 XPS 15(9550)のレビューです。

XPS 15(9550)は、高級機に位置づけられるXPSシリーズの上位モデル。

15.6型の液晶を搭載し、CPUには第6世代のCoreプロセッサを、またDDR4規格のメモリや、グラフィックスには GeForce GTX 960Mを標準搭載するなど、ゲーム用途にも向く高い性能を持ちあわせたマシンです。

液晶の解像度はフルHDに加え、Adobe RGBのカバー率100%という美しい4Kタッチパネルも選択可能となるなど、単純に XPS13などの大画面版というだけではなく、高級機にふさわしい内容となっています。

今回は、4K液晶を搭載する上位モデルを使用してみましたので、その外観や使用感、性能面などについて詳しくご紹介いたします。


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【XPS 15(9550) レビュー記事目次】

・XPS 15(9550) 筺体外観・操作性をチェック
外観・インターフェースキーボード周りの操作性液晶の見やすさ

・構成特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・製品のまとめ
XPS 15(9550) まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


XPS 15(9550) 外観・インターフェース

まず、XPS 15(9550)の外観をチェックします。

下位のシリーズと同じで、筐体にはアルミ削り出しの素材を用いた高級感あるシルバーカラーのデザインを採用しています。ボディ表面はサラサラとした質感で指紋汚れなども目立ち難く、見た目にとても綺麗です。




天板の中央にはDELLのロゴ。
質感がとても美しいです。






液晶のベゼル幅が5.7mmと非常に薄いです。
本製品は15.6型サイズのパネルを搭載していますが、ベゼルが薄い分一般的な15.6型ノートよりもコンパクトなサイズとなっています。

具体的には幅357mm、奥行き235mm、厚みが11~17mmと薄く、重量はタッチなしのモデルだと約1.78kg、今回掲載しているタッチ有りのモデルの場合は約2kgという重さです。

サイズだけではなく、重量も一般的な15.6型ノートに比べるとやや軽いです。



Webカメラは液晶の下部に搭載されています。



液晶の最大開閉角度は約140度。
画面角度を調整しやすいです。




筺体側面のインターフェースをチェックします。

左側面には電源アダプター、USB3.0、HDMI、USB 3.1(Type-C)機能を搭載するThunderbolt 3、ヘッドフォン出力とマイク入力のコンボポートが並びます。



右側面にはSDカードスロット、USB3.0、バッテリのステータスボタンとランプ、セキュリティケーブル用のスロットが搭載されています。

USB3.0は左右いずれの端子も、電源オフ時の充電が可能なPowerShareに対応しています。




筐体正面側、背面側には何も搭載されていません。

薄型の製品であるためLAN端子はありませんが、将来性の高いUSB 3.1の搭載や、残りのUSB3.0もPowerShare対応となるなど、利用しやすい仕様となっています。



PC本体と付属の電源アダプター&ケーブルです。




電源アダプターの仕様は19.5V、6.67Aで130W、プラグの形状はミッキー型。
外部GPUを搭載しているため、電源アダプターの容量が大きめです。



筺体底面の様子。
写真は上側が筺体正面、下側が背面側となります。

開く事ができるような構造ではありません。バッテリも完全に内蔵されており、着脱は不可。



正面寄りの位置にスピーカーを2基搭載しています。




XPSのロゴが配置された底面中央のパネル内部には、製品固有のサービスタグやエクスプレスサービスコード、仕様等が記載されたシールが張られています。

こういったシールが見えない位置に配置されているのは、デザインへの配慮だと思われます。



キーボード周りの操作性をチェック

次に、XPS 15(9550)に搭載されているキーボード周りの外観や操作性をチェックします。





アイソレーションタイプのキーボードを搭載しています。
本製品は15.6型サイズのサイズが大きめのモデルですが、テンキーは搭載していません。そのため、キーボードの左右に結構なスペースが空いています。

使用感については、右側のBackspaceやEnterキーは幅が極端に狭く少し扱い辛いものの、キーを打った時の撓みなどもなく使いやすいです。



キートップはフラットな形状。
ややザラッとした感触を持つマットな素材が用いられているため、指紋痕などが付きにくいです。



白色のキーボードバックライトを搭載。



タッチパッドはボタン一体型。
ボタンは適度に柔らかく、またパッド部分の面積が大きく操作しやすいです。

本製品ではマウスを使う方が多いのではと思われますが、タッチパッドでもまずまず快適な操作感です。



液晶の見やすさ

XPS 15(9550)に搭載されている液晶を簡単にチェックします。
本製品にはフルHDの非光沢パネルと、4Kのタッチ光沢パネルが提供されており、今回のモデルに搭載されているのは4Kのパネルとなります。




15.6型で3840×2160ドットという超高解像度な液晶パネルを搭載しています。
画面のスケーリング設定はデフォルトで200%に設定されており、その設定ではアイコンや文字のサイズはかなり大きめでした。

4Kなどの高解像度液晶は、用途によってはマシンを使い辛くしてしまう可能性もあるのですが、高解像度な写真やゲーム映像の表示などは圧倒的に美しいです。

加えて、本製品の4KパネルはAdobe RGBカバー率 100%に対応しているため、例えばAdobe RGBに設定して撮影した写真などを、正確な色で閲覧する事が可能です。





視野角は広いです。
画面を斜めから見た場合でも、表示内容をはっきりと読み取ることができます。

また色も鮮やかで、特に赤と緑の発色がとても良いです。
使用場所によっては光沢感がやや目立ちやすいですが、美しい液晶が好みの方には、非常に魅力の大きいパネルだと思います。




なお、本製品には Dell PremierColorと呼ばれる色補正用のソフトウェアが標準搭載されています。


Dell PremierColorの基本画面。
色域の変更が行えます。

マシンの用途や作業内容によっては、AdobeRGBの色域だと色々やり辛い場合もあり、色域を簡単に変更できるのは便利です。



Dell PremierColorの詳細画面。

色域変更の他、スライダーを使って明度やコントラスト、色温度などを細かく調整し、プロファイルとして設定しておくことができます。



XPS 15(9550)の構成内容とその特徴について

掲載しているXPS 15(9550)の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【XPS 15(9550)プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-6700HQ (2.6GHz/TB時最大3.5GHz)
グラフィックス   GeForce GTX 960M(2GB)/ インテル HD グラフィックス 530
メモリ   16GB(8GB×2/DDR4 2133MHz)
ストレージ   512GB PCIe SSD
ディスプレイ   15.6型 4K Ultra HD(3840×2160)、タッチ、光沢
無線機能   DW1830 802.11ac + BT4.1 (2.4/5GHz、3×3)
バッテリ   84WHr(実測値は後の項に掲載)
電源アダプター   130W
サイズ   357×235×11~17(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2kg(タッチ対応モデル)
ソフトウェア   マカフィー リブセーフ (12ケ月間更新サービス)
保証   1年間引き取り修理サービス

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2016年02月03日時点の情報に基づくものです。

掲載しているのはWindows 10、15.6型4Kのタッチパネル、Core i7-6700HQ、GTX 960M(2GB)、16GBのDDR4メモリ、512GB SSD(PCIe)を搭載する「XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」というモデル。

XPS 15(9550)では上位にあたるモデルで、4Kのタッチ液晶やGTX 960M、DDR4規格のメモリ、PCIe接続の大容量SSDの搭載他、非常にハイスペックな内容となっています。

一方で下位モデルの構成は、15.6型フルHDの非光沢液晶、Core i5-6300HQ、8GBのDDR4メモリ、GTX 960M、1TB HDDといった具合に、やや控えめな構成にはなるものの、こちらも性能はかなり高いです。

両モデルとも様々な使い道が考えられますが、ゲーム用途のマシンとしても適しているかもしれません。



搭載されているストレージの内容を確認します。


搭載されているSSD


ディスクの内訳

ストレージには、Samsung製のPM951シリーズと呼ばれる512GB SSDが搭載されていました。

PCIe接続の非常に高速なSSDです。
性能については申分ないと言えるでしょう。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているXPS 15(9550)で行ったベンチマークテストの結果です。

NVIDIAコントロールパネルにある「3D設定の管理」より、グラフィックスの設定を外部GPU(GTX960M)に固定した上で、各ベンチマークを実行しています。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用



【3DMark】


各テストの結果


Fire Strikeの詳細



【BIOHAZARD 6】


1280×720 / 1980×1080 / 3840×2160



【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】




上から1280×720、1980×1080、3840×2160 / DirectX 11、高品質(ノートPC)で実行



【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


1280×720、1980×1080 / 最高品質、Windowsモードで実行



【CINEBENCH】


4Kの解像度だと高画質設定でのゲームプレイは少し難しいですが、多くのゲームを高い画質設定でプレイできる性能を持ちあわせています。

これだけの性能があれば写真や動画編集用のマシンにも向いている事はもちろんですが、ゲーム用途にも最適でしょう。4Kで高精細、かつ色域も非常に広く、写真や映像の美しさを存分に楽しめるはずです。



消費電力・温度

XPS 15(9550)の消費電力を測定。
以下はアイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6)の消費電力値です。

画面の輝度は50%に、グラフィックスの3D設定については、NVIDIAコントロールパネルの3D設定の管理より「自動選択」に設定しています。



アイドル時 ・・・ 16W
ベンチマーク実行時 ・・・ 109W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

GTX960Mを搭載しているため、ベンチマーク実行時はやや高い消費電力です。
低負荷時は構成の割に低消費電力です。




続いて、XPS 15(9550)のパーツ温度を測定。
以下はアイドル時、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度です。

高負荷な状態が続くと、ややCPUの温度が高めとなるようです。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。

キーボード中央がやや熱くなりやすいようです。
とはいえ、常時手を置いている場所ではないため、キーボードを操作をして熱くなっているなとは感じるものの、それ程気にはなりませんでした。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、XPS 15(9550)の再起動にかかる時間を測定。
以下は8回の再起動時間と、その平均値です。

1回目 0:45
2回目 0:44
3回目 0:45
4回目 0:43
5回目 0:46
6回目 0:46
7回目 0:44
8回目 0:44

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 44秒

XPS 15(9550)の再起動にかかる時間は約44秒。
HDDを搭載したPCの再起動時間に比べると、かなり高速です。



バッテリ駆動時間

XPS 15(9550)のバッテリ駆動時間を測定。

測定用のソフトウェアにはbbenchを使用、設定内容はストロークの実行が10秒毎に、無線LANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)は60秒毎に実行されるという内容です。

画面の輝度は50%に、グラフィックスは「自動選択」に設定した上で測定を行っています。




バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は24136秒。
約6.7(6.7044444…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

高性能な構成を持つ15.6型のノートPCにしては、バッテリは持つ方だと思います。

用途によっては大幅にバッテリの持ちが短くなる可能性はありますが、頻繁に携帯する様なマシンではありませんので、問題はないでしょう。



XPS 15(9550) まとめ

XPS 15(9550)のレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・15.6型フルHD非光沢、もしくは4Kのタッチパネル(Adobe RGBカバー率 100%)を選択できる
・15.6型ながらコンパクト、かつ液晶がフレームレスの洗練されたデザイン
・GTX960M(2GB)を標準搭載しており、ゲームプレイも可能な性能をもちあわせている
・第6世代のCore i5やi7、DDR4規格のメモリを採用
・上位モデルは PCIe接続の超高速なSSDを搭載

フレームレスの15.6型液晶を搭載するコンパクト、かつデザイン性に優れたノートPCです。

液晶パネルはフルHDの他、Adobe RGBカバー率 100%の4Kタッチパネルなども選択できるなど、好みに合わせた選択が可能となっています。

構成に関しては、CPUには第6世代のCoreプロセッサを、加えてDDR4メモリの搭載や、グラフィックスにはGTX 960M(2GB)を搭載するなど思いのほか高性能な内容となっており、写真や動画の編集はもちろんゲーム用途にも最適。

内容が内容なだけに価格が少々高いのですが、剛性に優れる筐体や高品質な液晶、高いパフォーマンスに美しいデザインの採用など、価格相応の満足感を得られる製品だと言っても過言ではないでしょう。

15.6型のノートにしてはやや軽量である為、毎日でないけれどたまにマシンを携帯する事がある・・というようなユーザーのメインPCとしてもお勧めです。