NEXTGEAR-NOTE i780 簡易レビュー GTX770M搭載の15.6型ゲームノート
マウスコンピューターが販売するノートPC、NEXTGEAR-NOTE i780の簡易レビューです。
NEXTGEAR-NOTE i780は15.6型の液晶を搭載する、G-tuneブランドのゲーミングノート。
標準で第4世代のCore i7や NVIDIA GeForce GTX770M(3GB)を搭載する高性能なノートで、NTSC比 95%カバーの非光沢液晶を搭載しています。
基本的にゲーム向けのラインアップであるため、ゲームを綺麗な液晶で楽しみたいという方向けのモデルですが、映像編集など質の良い液晶とパフォーマンスを必要とするような作業にも向いたモデルだと言えます。
今回は、そんなNEXTGEAR-NOTE i780の外観や性能面について簡単に触れてみたいと思います。
外観や操作感
まず外観からチェックします。
NEXTGEAR-NOTE i780の筐体サイズは幅376mm、奥行き256mm、高さ35~43mmで重量は約3.2kg。
ゲーム向けのモデルだけあって重く大きく、携帯などには適しません。
正面全体図。
上にも書いたように、今回の製品には15.6型のフルHD非光沢液晶が採用されています。
NTSC比 95%をカバーする色域の広い液晶で、同社のクリエイター向けの製品などにも採用されるレベルのものです。
実際、一般的な液晶を搭載したモデルと並べて見比べると、色が鮮やかさやコントラストの高さなど、目で見て分かるくらいの差があります。非光沢で映り込みや反射が少ない所も大きなポイントです。
天板は特にロゴや模様等はなく、非常にシンプルなデザインです。
マットな艶消し素材で指紋はついても目立ちません。
筺体側面のインターフェースをチェックします。
左側面にはIEEE1394、LAN、USB3.0×2、eSATAとUSB3.0のコンボポート、SDカードスロットを搭載。IEEE1394を搭載するモデルは、最近では珍しいです。
右側面にはDVDスーパーマルチドライブ、ヘッドフォン出力、マイク入力、SPDIF(オプティカル)、ライン入力、USB2.0、セキュリティスロットが並びます。音にこだわる方の為にS/PDIFが搭載されています。
光学ドライブは、カスタマイズにてブルーレイディスクドライブへアップグレードする事も可能です。
背面にはHDMI、DisplayPort、mini DisplayPort、電源コネクターを搭載。
挿しっぱなしにする事の多い、モニタ出力や電源コネクターが背面にあるのは使い勝手が良いです。
キーボードをチェックします。
キーボード全体
キーボード左半分
キーボード右半分
右側にテンキーを配置した、アイソレーションタイプのキーボードを搭載。Windowsキーは左にありますし、配列に特に変わったところはないようです。
キーは角に丸みがあるために指や爪などが引っかかりにくいです。押し心地は比較的柔らかく、また強く打った際の撓みなどもなく打ちやすいキーボードだと思います。
キートップの形状は完全に平ら。
WASDキーに矢印の印字があります。
FPSゲームなどでキャラクターを移動する際に利用する事の多いキーです。
電源ボタンはキーボードの左上に搭載。
電源ボタンの右側にはステレオスピーカーが配置されています。
タッチパッドは、ボタン分離型。
ボタンはシーソーのような区切りのないタイプです。
パッド面はさらさらとしていて操作しやすいですが、ボタンが少し固めだと感じました。
あと、キーボードを操作する際に、右手がパッド面に触れて誤動作を起こす事がありました。
このサイズのノートではマウスを利用される方も多いと思いますので、マウスを利用する場合は、誤動作を防ぐためにもタッチパッドの機能をオフにしておいた方が良いでしょう。
構成と実際の性能
次に性能面について。
掲載しているNEXTGEAR-NOTE i780の主な構成は、Windows 8、Core i7-4800MQ、GeForce GTX770M(3GB)、8GBメモリ、500GB HDDという内容。
NEXTGEAR-NOTE i780の中では下位構成にあたるブロンズモデルのCPUを、Core i7-4700MQから4800MQにカスタマイズした内容のモデルです。
最大のプラチナモデルなどではCore i7-4900MQや32GBメモリ、256GB×2のmSATA SSDをRAID構成で搭載したモデルなども提供されており、最新のハイエンドなゲームをプレイするには遜色のない内容であると言えます。
なお、OSはWindows 7の選択も可能です。
【Win エクスペリエンス・インデックス】
プロセッサ 8.0
メモリ 8.0
グラフィックス 5.0
ゲーム用グラフィックス 6.8
プライマリ ハードディスク 5.9
Optimusテクノロジーの影響で、上記のグラフィックススコアに関しては内蔵GPUのものとなります。
【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】
1920×1200
1920×1200 ・・・ SCORE:8279 / 非常に快適
性能は選択する構成によって異なりますが、最小構成でも快適にハイエンドなゲームが行える高性能な内容です。
起動などの速度にはこだわらず、単に高性能なゲームができればよいというのであれば今回の構成で十分だと思いますが、体感速度にこだわるのであれば、HDDをSSDに換える事も可能ですし、HDDはそのままにmSATA SSDなどを搭載する事も可能。
なお、提供される構成は今後変化する可能性がありますので、構成についての詳細は公式の製品ページにてご覧ください。
以上となります。
液晶も綺麗でキーボードもそれなりに使いやすく、ゲームノートとしては良い製品だと思います。15.6型サイズでそれ程場所をとらない所も良いです。
コストをできるだけ抑えるのならばデスクトップPC・・とお考えの方もおられると思いますが、デスクトップPCではあわせて液晶を揃える必要があり、選択する液晶の質によってはそれなりにコストがかかります。また、一定の設置場所が必要であるなどの問題もあります。
そういった事を考えると、今回のような製品は手軽で扱いやすいです。
性能面においてもデスクトップPCに比べて遜色なく、デスクトップの代替となるような15.6型のゲームノートをお探しの方に適したモデルだといえるでしょう。