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夏に、NEXTGEAR-MICRO im500シリーズのレビューを載せたのですが、
載せたと思っていたベンチ結果などの記事がサイトのどこにも見当たらないので、載せなおします。
(記事を作成した記憶はあるのですが、それも見当たらないので書き直しました・・)

前記事はこちら→ NEXTGEAR-MICRO im500BA5 レビュー 冷却重視の筐体外観や内部構造を確認

簡単におさらいをすると、この製品はマウスコンピューターのゲームブランド G-Tuneのラインアップの1つで、
GTX550Tiを搭載しながら下は5万円台という価格を実現する、コストパフォーマンス抜群のゲーミングPC。

マイクロATX対応のミニタワーでありながら大型のGPUを2基搭載可能、
また冷却性にも非常に優れるなど、高い機能性を持ちます。
(IN WINのケースをベースにしています。詳しくは前記事を参照してください)

今回掲載しているのは、CPUにCore i3、ストレージには500GBのHDDを搭載した下位モデルで、
GTX550Tiを搭載しながら価格は59,850 円(2011年12月20日確認)と安価。

H61チップセット採用な為、メモリスロットが2つしかないなどある程度拡張性は制限されますが、
高い処理能力を必要とするゲームをプレイするのでなければ十分な内容ですし、
その他にも Core i7-2600やGTX570 搭載のモデルや、H67を搭載する水冷のim510シリーズ等も提供されています。


そういうわけで、今回は最も安価な NEXTGEAR-MICRO im500 シリーズの性能がどの程度のものなのか、
構成の詳細やベンチマーク結果などを掲載してみました。

なお別記事になりますが、X79を搭載した NEXTGEAR-MICRO im820 についてもまた後程触れたいと思います。






まずは、掲載の NEXTGEAR-MICRO im500 の構成です。

【NEXTGEAR-MICRO im500BA5の主な構成】

OS Windows 7 Home Premium SP1 64bit
プロセッサ Core i3-2100(3.10GHz)
チップセット H61 Express
グラフィックス GeForce GTX550Ti(1GB)
メモリ 4GB(4GB×1/PC3-10600 DDR3/最大8GB)
ストレージ 500GB HDD(7200rpm)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
拡張スロット PCI Express x16×1、PCI Express x1×3
拡張ベイ 2.5×1、3.5×3、5.25×1
電源 最大500W
サイズ 196×430×417(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約10.3kg
ケース MicroATX

上記構成は、NEXTGEAR-MICRO im500BA5というモデルの内容で、
現在(2011年12月20日)直販で販売されているのはim500BA8というモデル。

微妙に型番が異なりますが、im500BA5 と im500BA8 では殆ど違いはなく、
現在のモデルではプロセッサが若干グレードアップ (Core i3-2100(3.10GHz)→Core i3-2120(3.30GHz)) するなど、
僅かにパフォーマンスが向上していると思われる内容となっています。

価格は前も現在も変わらず、最も下位のモデルは59,850円(税込)と非常に安価。

なお、今回のモデルはCPUはCore i3ですが、クロックが3.1GHzとそこそこ性能はよく、
またグラフィックスにも標準でGTX550Tiを搭載しています

この価格でゲームも可能な外部GPUを搭載しているという事、
また筺体も非常に冷却性能に優れたIN WINのケースをカスタマイズしたものを利用するなど、
ただ安いだけのモデルではありません。


ちなみにCore i7-2600やGTX570、8GBメモリ、1TBのHDDを搭載した上位モデルでも
99,750円(税込)と10万を切る価格でラインアップされており、
ハイエンドな構成のモデルでも安価に購入する事ができます。

H61を採用している為、メモリは最大で8GBまでしか搭載できないのですが、
オプションでは最大300GBのSSDや2台目のストレージ、ブルーレイディスクドライブ、
TVチューナー他様々なパーツも提供されています。

メモリを沢山載せたいという方には、H67やX58、そして最新のX79を搭載した
NEXTGEAR-MICROシリーズ等も用意されており、価格はH61搭載のものよりも若干高めですが、
内容を考えるとH61搭載のモデルと同じようにコストパフォーマンスは高いです。




以下、上記構成の NEXTGEAR-MICRO im500 のベンチマーク結果です。

【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.1
メモリ 7.3
グラフィックス 7.3
ゲーム用グラフィックス 7.3
プライマリ ハードディスク 5.9

プライマリ ハードディスク以外のスコアは7以上。
Core i3ですが、クロックが3.10GHzの性能高めなプロセッサなのでスコアも高めです。

このスコアで6万円を切る価格だと考えると、やはり安価です。


【CrystalDiskMark】

Seq 129.9128.7
512K 43.2463.51
4K 0.6071.184
4K QD32 1.1311.243

左がRead、右がWrite

今回のモデルは7200rpmの500GB HDDを搭載しており、
HDDにしてはスコアはやや高いです。

なお、カスタマイズでは最大で300GBのSSD等も選択可能です。


【CrystalMark 2004R3】

Mark ・・・ 201206
ALU ・・・ 44793
FPU ・・・ 46305
MEM ・・・ 25668
HDD ・・・ 14630
GDI ・・・ 16161
D2D ・・・ 17284
OGL ・・・ 36365


【3DMark06】

3DMark score ・・・ 16301
SM 2.0 Score ・・・ 7361
SM 3.0 Score ・・・ 7633
CPU Score ・・・ 3751


【3DMark11】

3DMark score ・・・ P2497
Graphics Score ・・・ 2343
Physics Score ・・・ 3638
Combined Score ・・・ 2562


【モンスターハンターフロンティア 絆】

1280×720 ・・・ 9454~9470

こちら1280×720のスコアです。
1920×1080は上記の大体半分位のスコアになります。


【デビル メイ クライ 4】

平均fps ・・・ 145.59~260.29
RANK ・・・ S

こちらも1280×720のスコア。
1920×1080だとfps値は1280×720の半分位(大まかですが)、ランクはSかA。

スコア云々はともかく、実際の映像はとてもスムーズに流れています。


【FINAL FANTASY XIV】

LOW

HIGH

LOW ・・・ 3571
HIGH ・・・ 2350

FF14のベンチスコアの指標によると、低解像度ではやや快適、高解像度ではやや重いとなります。

ハイエンドなPCゲームを快適にプレイするには難しい構成かもしれませんが、
そこまで負荷の高くないものであれば、6万円を切る最小構成モデルでも普通にプレイできそうです。

なお、今回のモデルに関しては消費電力は計測していません。





NEXTGEAR-MICRO im500BA5 のベンチ結果は以上となります。
結果より、比較的高い性能を発揮する事が出来るモデルだという事がわかりました。

ただもう少し性能を上げたいという場合、
ゲームにはCPUの性能をあげるよりもGPUをグレードアップしたほうが
効率よくパフォーマンスを向上させる事ができ(ゲームのプレイには)、かつコストを抑えられます。

今回のモデルはゲームをするにはコストパフォーマンスの高い構成内容だといえますが、
予算に余裕があるのであればより上位のGPUの選択、また現在搭載しているCore i3はデュアルコアで
TBに対応していませんが、Core i5やCore i7になるとクアッドコア&TB対応となりますので、
そちらをアップグレードさせるのも良いでしょう。

いずれにせよ、NEXTGEAR-MICRO im500 はG-Tuneでもかなり安価、
それでいて内容は充実したゲーミングPCですので、できるだけコストを抑えたいという方には最適な製品だと思います。

今回のモデル以外にも様々な構成が用意されていますので、
ゲーム用のPCの購入を検討中の方はチェックしてみて下さい。


NEXTGEAR-MICRO im500 の記事はもう少しだけ続きます。