NEXTGEAR-MICRO im500BA5 レビュー 冷却重視の筐体外観や内部構造を確認
マウスコンピュータのゲーミングPC「NEXTGEAR-MICRO im500」シリーズのレビューです。
(前→ G-Tuneの人気モデル「NEXTGEAR-MICRO im500シリーズ」レビュー マウスの人気モデルです)
この「NEXTGEAR-MICRO im500」シリーズとは、
マウスコンピュータが販売するゲーミングPCブランド「G-Tune」の製品。
今回掲載するマシンは、その「NEXTGEAR-MICRO im500」シリーズのim500BA5に当たるモデルで、
ゲームブランドでありながらも非常に高いコストパフォーマンスを実現しています。
前の記事でも簡単に触れましたが、なんと下は5万円台からという激安ぶりで、
処理性能を必要とするゲームをするにはやや力不足ではあるものの、
価格からは考えられないパフォーマンスを発揮します。
このモデルの特徴には、勿論そのような価格性能比の高さもあげられるのですが、
それ以上にシリーズに共通して採用されている冷却性を重視した筐体はかなり魅力的。
やや小さめながらも、高いパフォーマンスと効率的なエアフローを実現しており、
ゲームブランドとしての拘りを様々な部分に感じます。
というわけで以下、NEXTGEAR-MICRO im500の外観の様子です。
デザインやインターフェースの内容、そして筐体内部の構造などを写真と共に確認してみました。
NEXTGEAR-MICRO im500シリーズ筐体全体図。
フロント上部に光学ドライブやカードリーダー、
中央から下にかけては全面メッシュ状のパネルに覆われています。
上は光学ドライブ、そのすぐ下にはマルチカードリーダーを搭載。
カードリーダーの下にはスピーカー出力、マイク入力、USB2.0×2、USB3.0×1。
USB端子の下には、電源ボタンやアクセスランプ、リセットボタン。
右端のUSB端子は、この裏から背面まで続くケーブルを背面のUSB端子に接続する事で使えるようになります。
↑背面まで続くケーブル
筐体前面の中央から下にかけて、メッシュ状のパネルで覆われています。
メッシュ状のパネルの中央には、G-Tuneのロゴに「PUSH」という文字。
この部分を押すと・・
メッシュ状のパネルが開きます。
中には吸気ファンが搭載されています。
そして下部の2つのパネル。
こちらの内部にも、小さな吸気ファンが搭載されています。
前面に搭載された2つのファンにより吸気し、
背面や上部に搭載された排気ファンによって筐体内の熱を逃がします。
背面ファンの写真は、下の方に掲載しています。
筐体の上部にも、ファンと排気口が設けられています。
排気口のすぐ手前には、IN WINのロゴ。
前の記事でも述べましたが、このNEXTGEAR-MICRO im500シリーズに使用されている筐体は、
IN WINのBR665というケースをマウス仕様にカスタマイズしたもののようです。
筐体の左側面。
側面のパネルには、メッシュ状の大きなパネルが取り付けられています。
右側面。
背面。
USBケーブルが飛び出しています。
これは・・
ケーブルの片側を背面のUSB端子へ接続し・・
筐体背面に設けられた穴を通り
背面から前面のUSB端子に繋がっています。
先程も述べましたが、このケーブルを背面のUSB3.0に接続する事で、
前面のUSB3.0が使えるようになります。
NEXTGEAR-MICRO im500シリーズの筐体、背面中央部のインターフェース。
左側にはUSB2.0×4、USB3.0×2、PS/2、使用しない映像出力端子、LAN、オーディオ端子。
(マイク入力、ライン出力、ライン入力、サイドスピーカー出力、センタースピーカー出力、リアスピーカー出力)
右側には排気ファンを搭載しています。
背面中央には拡張スロット。
上2つはグラフィックカードです。
この NEXTGEAR-MICRO im500BA5 には、GeForce GTX550Ti が搭載されています。
出力端子はMini HDMI、DVI-I×2。
製品に変換コネクタが付属しています。
背面下部には電源。
次に、NEXTGEAR-MICRO im500の筐体内部を見てみます。
背面のネジを外し、左側面のパネルを取り外します。
筐体内部の様子です。
一番上の5.25インチベイには光学ドライブを搭載しています。
その下の3.5インチベイにはカードリーダー。
さらに下には2.5インチベイ。
上下に2つの排気ファンを搭載しています。
前面から送られてきた空気を、熱と共に逃がします。
CPUとメモリです。
メモリスロットは2つ。
4GB×2で最大8GBまでの搭載となります。
ただこのメモリ、固定のラッチが下部にあるグラフィックカードのせいで完全に開きません。
グラフィックカードを外さなければ取り外しや追加が出来なかったりするので、
取り外すのが面倒臭い・自信が無い方は、カスタマイズで最初から8GBへアップグレードしておいた方が良いかもしれません。(8GBに増設しようと考えている場合)
グラフィックカード。
上にも記載しましたが、今回のモデルにはGTX550Tiが標準で搭載されています。
ちなみにこのカード右側の空間には、前面のファン以外に何もありません。
なので、前面から取り入れた空気をそのまま背面や上部の排気ファンに送る事が可能となり、
グラフィックカードやその他のパーツを効率よく冷却する事が可能となっています。
グラフィックカードの下の様子。
PCI Express x1が2つ空いています。
拡張スロットのブラケットカバーは、一度取り外すと空いたままになるタイプです。
電源ユニット。
500Wの電源を搭載しています。
前面下部には、HDDを2台内蔵できる3.5インチベイ、最下部に2.5インチベイ。
HDDベイのロックは左にねじると簡単に外れます。
HDDの増設等は、HDDケースごと取り出して行ないます。
製品には、写真のようなHDDマウンタが2台分付属していました。
NEXTGEAR-MICRO im500BA5 の外観や筐体内部の内容については以上となります。
冒頭でも述べましたがこの NEXTGEAR-MICRO im500シリーズ、
小さめの筐体ながら中の構造は非常によく考えられており、
また冷却性能に優れている事などからサイズ以上の構成・性能を実現可能となっています。
今回掲載している実機は「im500BA5 」という、若干ライトな構成ですが、
上位のパーツを搭載したim500シリーズでは、よりこの筐体の長所(冷却性能)を生かす事ができると思います。
というわけで、レビューは続きます。
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