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マウスコンピューターが販売するノートPC、NEXTGEAR-NOTE i5320シリーズのレビューです。

NEXTGEAR-NOTE i5320シリーズは、15.6型フルHDの非光沢パネルを採用するゲーミングノート。

CPUにはインテルの第7世代Core i7-7700HQを、グラフィックスにはGeForce GTX 1050(2GB)を標準搭載する製品で、多くのゲームを快適にプレイできるパワーを持ちながらも、抜群のコストパフォーマンスを実現しています。

性能や機能、価格のバランスが良く、多くの方に使いやすいマシンです。
お手頃なゲーミングノートが欲しい方をはじめ、写真や動画編集に利用できるノートが欲しいという方に向いています。

今回は、2ストレージ構成を採用する「NEXTGEAR-NOTE i5320GA1」というモデルを利用してみましたので、その外観や使用感、実際の性能面について詳しくご紹介いたします。

【NEXTGEAR-NOTE i5320シリーズ レビュー記事目次】

・NEXTGEAR-NOTE i5320シリーズ 筺体外観や操作性をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性液晶の見やすさ重量

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・製品のまとめ
NEXTGEAR-NOTE i5320シリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


NEXTGEAR-NOTE i5320シリーズ 筺体外観・インターフェース

NEXTGEAR-NOTE i5320シリーズの筐体外観をチェックします。

15.6型のゲーミングノートにしては、ほどほどにコンパクトな筐体を持つマシンです。薄型ノートと呼べるほどではないもの、やや薄く、重さも約2.2kgと軽量。

自室からリビングなど、近距離の移動に便利なサイズ感のノートPCだと思います。





カットを施したブラックカラーベースの天板に、G-TuneのロゴやレッドカラーのイルミネーションLEDが配置される、個性的なデザインを採用した天板です。

シンプルですが、どことなく存在感を感じさせるデザインです。
電源オン時には、レッドLEDが光ります。




背面全体の様子


電源オン時の様子 天板のLEDが点灯します


正面側から見た筐体全体の様子

ディスプレイには、15.6型フルHDの非光沢パネルを採用。
非光沢のパネルは、光沢パネルに比べると映り込みや反射が少なく、利用場所を選ばないため便利です。




液晶上部には100万画素のウェブカメラと、その左右にマイクを内蔵しています


G-Tuneブランドですが、液晶下部にはmouseのロゴをプリント




筐体側面のインターフェースをチェックします。

左側面です。
電源コネクター、LAN、Mini DisplayPort×2基、HDMI、USB3.0(Type-C)、USB3.0(Type-A)、マルチカードリーダーが並びます。




右側面にはヘッドフォン出力やマイク入力、USB2.0、USB3.0(Type-A)、セキュリティケーブル用のロックスロットが搭載されています。





正面側には各種のインジケーターランプが、背面には右端の方に排気口があるのみで、端子類は搭載されていません。


光学ドライブはないものの、USB端子はType-AとType-Cの両方を備えており、映像出力は2系統で計3基を備えるなど、環境に合わせた様々な使い方ができるノートPCです。

有線LANがある所も、ゲーム用のノートとしては便利だと思います。




筐体底面です。
写真は上が筐体背面側、下が正面側となります。

バッテリの着脱が可能です。
内部へのアクセスは、底面カバー全体を取り外すような形となるようです。



正面寄りの位置に、スピーカーを2基内蔵。
プリインストールされているSound Blaster Cinema 3を使用すれば、サウンドの細かい調整が行えます。




Sound Blaster Cinema 3

スピーカーのサウンドを調整できることはもちろんですが、外部のスピーカーを接続した場合にも、再生機器に合わせた音響効果や音質の設定を細かく行うことができます。

音にこだわる方には、便利なユーティリティです。



PC本体と、付属していた電源アダプターやケーブルです。




電源アダプターは19.5V、6.15Aで120W。
ゲーミングノートに用いられる電源アダプターとしては、容量は小さめです。



キーボードの操作性

NEXTGEAR-NOTE i5320シリーズに搭載されている、キーボードやその周辺の機能・操作性をチェックします。





アイソレーションタイプの日本語キーボードです。

右側にはテンキーを搭載。
主要なキーのピッチ、キーストローク共に約18mmと、大きさも深さも十分なサイズのキーボードです。

やや背面側が高くなるような底面設計となっているため、キーボード面に緩やかな角度がついてタイピングがしやすいです。

矢印キーやテンキーが詰まった配置である所は、慣れるまでは少し使いづらいかもしれませんが、総合的な操作感は悪くありません。


なお、Windowsキーは左配置ですが、本製品にプリインストールされている Control Centerより、Windowsキーの有効無効設定を行うことができます。

また、FLEXIKEYと呼ばれるユーティリティでは、複数キー入力を特定のキーに割り当てるといった、マクロ機能を利用できます。

いずれもゲームプレイ時には役立つはずです。




Control Center


FLEXIKEY




キートップの様子 完全にフラットな形状


ホワイトカラーのLEDバックライトを内蔵 5段階の明るさ調整が可能

キーボードの上側に電源ボタンを配置しています。



タッチパッドはボタン独立型。
パームレスト部分と同じ、サラサラとしたマットな素材が使用されています。

パッドは狭すぎず、クリックボタンは柔らかすぎず硬すぎもせず、普通に使いやすいタッチパッドだと思いますが、細かい作業はマウスを利用した方がスムーズに行えます。



液晶の見やすさ

NEXTGEAR-NOTE i5320シリーズに搭載されている、液晶の見やすさをチェックします。




15.6型フルHD(1920×1080)の非光沢パネルを搭載。
ゲームには程良い画面サイズ、解像度を持つパネルです。

風景の映り込みや光の反射が起こり難いため、暗いシーンが多いゲームタイトルなどもプレイしやすいです。





視野角がやや狭いため、複数人での閲覧には適しません。



画面を斜めから見るとやや画面の色が白っぽく、また暗く見えてしまいます。
とはいえ、正面から見る分には見え方に問題はなく、ゲームや動画編集などの作業にも影響はないでしょう。



重量

NEXTGEAR-NOTE i5320シリーズの筐体の重さをはかってみました。



筺体の重さは2398g。

仕様に記載されていた約2.2kgという数字よりは重いようですが、2ストレージやゲームも可能なグラフィックカードを搭載したノートPCにしては、軽い方だと思います。

この位のサイズ・重さのノートであれば、部屋の移動にも便利ですし、机の上に置いていてもゲーミングPC特有の圧迫感がありません。



NEXTGEAR-NOTE i5320GA1  構成内容とその特徴について

掲載しているNEXTGEAR-NOTE i5320GA1の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【NEXTGEAR-NOTE i5320GA1 の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-7700HQ(2.80~3.80GHz)
ディスプレイ   15.6型フルHD(1,920×1,080)、非光沢
グラフィックス   GeForce GTX 1050(2GB)、インテル HD グラフィックス 630
メモリ   16GB(8GB×2/PC4-19200 DDR4/最大32GB)
ストレージ   256GB SSD(M.2 SATA3/SanDisk製)+ 1TB HDD(5400rpm/Seagate製)
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth V4.2 + LE
バッテリ   公称の駆動時間:約6.6時間(実測値は後の項に掲載)
サイズ   378×267×31.3(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.2kg
標準保証   1年間無償保証・24時間×365日電話サポート

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2017年05月27日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、15.6型フルHDの非光沢液晶、Core i7-7700HQ、GTX 1050(2GB)、16GBメモリ、256GB SSD&1TB HDDという構成内容のモデルです。

CPUとグラフィックスは完全に固定ですが、メモリやストレージについては比較的柔軟なカスタマイズが行えるようになっています。

今回、2ストレージの構成を利用していますが、SSD、HDDともに、より容量の大きいモデルへとカスタマイズが可能。SSDにおいては、NVMe規格のモデルも選択可能です。



以下、搭載ストレージの詳細です。



SSD&HDDの仕様


ストレージの内訳

起動ドライブであるSSDには、SanDisk製の「SD8SNAT256G1122」という256GB SSDが、HDDにはSeagate製の「ST1000LM048-2E7172」という1TB HDDが搭載されていました。

スピード、容量共に備えた理想的なストレージの構成です。

個人的には、Cドライブの容量が大きい方がゲームのインストールに使い勝手が良いため、もう少しストレージ容量をアップしたい所ですが、この基本構成のままでも不便はないと思います。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているNEXTGEAR-NOTE i5320GA1で実施した、ベンチマークテストの結果です。

Optimus関連の設定については、NVIDIAコントロールパネルより、常に外部CPUがオンになるように設定しています。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用 左がSSD、右がHDDのスコア


【3DMark】




上からFire Strike、Fire Strike Ultra、Time Spyの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720(最高品質)、1920×1080(最高品質)/ウィンドウモードで実行


【ファンタシースターオンライン2 EP4】


1920×1080(設定3)、1920×1080(設定6)


【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】




上から1280×720、1920×1080(高品質(ノートPC))、1920×1080(DirectX 11/最高品質)


【FINAL FANTASY XIV 紅蓮のリベレーター】




上から1280×720、1920×1080(高品質(ノートPC))、1920×1080(最高品質)


【CINEBENCH R15】


【GTA V】

GTA Vのベンチマークテストを実行しました。
解像度はフルHD、以下の2パターンの画質に設定した上でテストを実行しています。

【標準画質】
MSAA オフ、リフレクションMSAA オフ、異方性フィルタリング x16、その他多くが「高、超高」

【やや高画質】
MSAA x4、リフレクションMSAA x4、異方性フィルタリング x16、その他多くが「高、超高」


【フルHD&標準画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 20.848686 95.506615 66.444695
Pass 1 44.504448 96.230560 62.312481
Pass 2 43.466736 125.059784 61.134701
Pass 3 46.249615 141.087982 66.869736
Pass 4 32.793423 121.999649 68.356346


【フルHD&やや高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 18.008354 63.989029 38.231411
Pass 1 18.796644 91.976456 38.368431
Pass 2 24.070522 129.482773 37.737801
Pass 3 28.668362 128.187454 42.048805
Pass 4 23.922270 111.231331 42.628555


フルHDで標準画質設定なら、普通にプレイはできる感じですが、場面によってはフレームレートが60fps以下に落ち込むことがありました。

常に快適にプレイしたいのなら、画質を若干落とした方が良いかもしれません。



【SteamVR Performance Test】

SteamVR Performance Testは、VR可能という結果。
可能とはあるものの、平均忠実度は1.1と低く、VRの利用には向かないと思います。



消費電力・温度

NEXTGEAR-NOTE i5320GA1のアイドル時、およびベンチマーク実行時(3DMark)消費電力を測定。

画面の輝度は50%に、バックライトキーボードはオフに設定し、Optimus関連の設定については、NVIDIAコントロールパネルより「自動選択(内蔵GPU、外部GPUが切り替わる状態)」に設定しています。(以降、全てのテストでこの設定を適用)

アイドル時 ・・・ 8W
ベンチマーク実行時 ・・・ 99W

※実際の値は若干上下します

アイドル時の消費電力は、外部GPUを搭載しない一般的なPC並に低いです。
ベンチマーク実行時には消費電力はやや高くなるものの、ゲーミングPCにしては低消費電力です。




アイドル時、高負荷時(3DMarkのFire Strikeを20分以上実行)のパーツ温度を測定してみました。

外部GPUの温度がやや高めになりますが、ゲーミングノートPCのパーツ温度としては、やや低い~普通程度です。




さらに、高負荷時のキーボード表面温度を測定。

高負荷な状態が続くと、キーボードの中央がやや熱くなりやすいようです。
タイピング時、指先がやや温かく感じられます。

WASDキー付近の温度はそれほど高くはないため、ゲームの操作にキーボードを使用している場合であっても、特に気にはなりませんでした。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

NEXTGEAR-NOTE i5320GA1の再起動時間を測定。
以下、PassMark Rebooterの実行結果です。

1回目 0:38
2回目 0:37
3回目 0:35
4回目 0:34
5回目 0:39
6回目 0:35
7回目 0:37
8回目 0:36
9回目 0:38

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 36秒

再起動にかかる時間は およそ36秒。
SSDを搭載しているため、非常に高速です。

NEXTGEAR-NOTE i5320シリーズでは、一部モデルで起動ドライブにHDDを搭載した構成を選べるようですが、特に理由がない限りはSSD搭載のモデルを選んだ方が、使い勝手の面でメリットが大きいです。



バッテリ駆動時間

NEXTGEAR-NOTE i5320GA1のバッテリ駆動時間を測定してみました。

駆動時間の測定には bbenchを使用、設定はストロークの実行が10秒毎に、無線LANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は35007秒。
約9.7(9.72416666…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

軽い作業のみを行った場合に限ってではありますが、ゲーミングノートPCにしてはバッテリの持ちが良いです。

バッテリの持ちが良いと、電源のない場所でもある程度のボリュームの作業が行えるため、なにかと便利だと思います。



NEXTGEAR-NOTE i5320シリーズ まとめ

NEXTGEAR-NOTE i5320シリーズのレビューは以上となります。

GeForce GTX 1050(2GB)という構成は、多くのゲーミングノートPCの中では決して高性能な部類ではありませんが、フルHDの解像度で画質を調整すれば、大抵のゲームを快適にプレイできるパワーがあります。

画質に徹底的にこだわりたい方や、VRを利用したいという方、また光学ドライブ搭載が良いという方には向きませんが、そうでなければ性能の割に価格も安く、特に気になる欠点もなく十分な満足感を得られる製品です。

低価格ゲーミングノートながら、筺体にはレッドLEDによるイルミネーション機能が搭載されるなど、ゲーミングPCらしい要素もしっかりと持ちあわせていますし、最新のUSB端子や計3基の映像出力の搭載など、インターフェースが充実している点も魅力。

性能、価格、機能のバランスが良い、お手頃なゲーミングノートをお探しの方には、うってつけのマシンだといえるでしょう。