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HPが販売するデスクトップPC、HP Pavilion Wave 600-a100jpのレビューです。

HP Pavilion Wave 600-a100jpは、第7世代Coreプロセッサを搭載するコンパクトデスクトップPC。

インテリアのような美しいビジュアルが目を惹く製品で、下はCore i3から上はCore i7まで、メモリは最大16GB、Radeon R9 m470 グラフィックスの搭載や、ストレージはHDD単体の構成のほか、SSD&HDDの2ドライブ構成も選べるなど、PCには見えない外観でありがらもフルサイズのデスクトップPC並の性能を備えたマシンです。

今回、 Core i7-7700Tや Radeon R9 m470 グラフィックスを搭載する「HP Pavilion Wave 600-a172jp」という上位モデルを使用してみましたので、その使用感や性能面について詳しくご紹介いたします。

【HP Pavilion Wave 600-a100jp レビュー記事目次】

・HP Pavilion Wave 600-a172jp 筺体外観や操作性をチェック
外観・インターフェース付属のキーボード&マウス

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間

・製品のまとめ
HP Pavilion Wave 600-a172jp まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


HP Pavilion Wave 600-a100jp 筺体外観・インターフェース

HP Pavilion Wave 600-a100jpの筐体外観をチェックします。

本製品は昨年登場したHP Pavilion Wave 600シリーズの新製品ですが、旧モデルとの違いについては構成が若干変化したのみで、机の上にも余裕で設置できるコンパクトサイズや美しいデザインはそのまま。

ファブリック素材を用いたデザインなど、どうみてもPCには見えない姿に惹かれる方も多いのではないでしょうか。



パッと見、スピーカーのような外観です。



表面に、ファブリックを用いたユニークなデザインを採用しています。
これまでのPCのイメージを覆す外観です。



筺体正面の下部付近には、ヘッドフォン出力やマイク入力のコンボポート、USB3.0端子が並びます。




背面全体


背面、端子部を拡大

背面の様子です。
背面のやや窪んだ部分に、幾つかの端子類を配置。

上から電源ボタン、メディアカードスロット、USB Type-CUSB3.0×2、LAN、Displayport、HDMI、電源コネクター、セキュリティロックケーブル用のスロットが並びます。



天面の様子。
3角形のパラボリックリフレクターと呼ばれる天板の中央には、鏡面仕上げのhpロゴが配置されています。

天板がパラボリックリフレクターと呼ばれる理由については、本製品は筐体の中心部にスピーカーを内蔵しており、そのスピーカーから発せられたサウンドが天板に反射して、筐体の設置場所から360度全方向へサウンドが広がっていくような仕組みとなっているため。

通常、スピーカーは聴く位置によって音が変わりますが、本製品から発せられるサウンドにおいては一般的なスピーカーとは異なり、部屋のどこにいても同じように楽しむことができます。

別途スピーカーを置く必要がないため、特に音楽や映画などのコンテンツを利用することが多い方には便利な製品だと思います。




パラボリックリフレクターの下部からサウンドが発せられる この部分は排気口の役割も


プリインストールされている「B&O Play」を使用し、サウンドのカスタマイズが行える



付属の電源アダプター、ケーブル。
本モデルはRadeon R9 m470hグラフィックスを搭載しているため、180Wの電源アダプターが付属していました。

外部GPUを搭載しない下位モデルには、150Wの電源アダプターが付属します。



付属のキーボード&マウス

標準付属のキーボード&マウスをご紹介します。
今回のモデルには、旧モデルに付属していたものとはデザインが異なる、新しいワイヤレスキーボード&マウスが付属するようです。

HP製品のプレミアムシリーズに採用されている、hpのスラッシュロゴを使用したワイヤレスキーボード&マウスです。




新しいワイヤレスキーボード&マウス



パンタグラフ式のキーを採用する、アイソレーションタイプのワイヤレスキーボードです。

主要なキーのピッチは約18.7mm、キーストロークは約1.5mmと、デスクトップ向けのデバイスとしてはコンパクト。

どちらかというと、ノートPCのキーボードのような使い勝手です。




キートップの形状は平ら

キーボード背面部分に、キーボード充電用のコネクターを配置。
充電すれば利用できるため、電池交換は不要です。

USBケーブルをPCに接続すれば、USBキーボードとしても利用できます。




キーボード底面全体


キーボード底面にプリントされているhpのスラッシュロゴ

チルト機能はありませんが、デフォルトでキーボード面が傾斜しているためキーを打ちやすいです。



ワイヤレスマウス。
クリックボタン一体型のマウスです。

キーボードと同じく、hpのスラッシュロゴをプリント。




手になじみやすい薄型サイズ


マウス上部のパネルを取り外して、電池の出し入れを行います。
単4電池2個が必要です。

なお、ワイヤレスキーボードもマウスもUSBレシーバーを用いてPCと接続しますが、USBレシーバーは工場出荷の時点でPC本体に内蔵されているため、キーボードやマウスの箱にUSBレシーバーは同梱されていません。



HP Pavilion Wave 600-a172jp 構成内容とその特徴について

掲載しているHP Pavilion Wave 600-a172jpの構成内容と、その特徴を解説します。

【CPU-Z】




【GPU-Z】

【HP Pavilion Wave 600-a172jp の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-7700T(2.9GHz~3.80GHz)
チップセット   インテル H170 チップセット
グラフィックス   AMD Radeon R9 m470 グラフィックス(2GB)
メモリ   8GB(8GB×1/PC4-17000、DDR4-2133MHz)
ストレージ   128GB SSD(PCIe Gen3x4 NVMe/Samsung製)+ 1TB HDD (7200rpm/東芝製)
ネットワークコントローラー   10/100/1000 Mbps
無線機能   IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.2
サイズ   174×169×259(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約3.0kg
電源   180W(電源アダプター)
キーボード&マウス   ワイヤレスキーボード&マウス
付属   速効!HPパソコンナビ特別版
標準保証   1年間(引き取り修理サービス、パーツ保証、使い方サポート)

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2017年05月15日時点の情報に基付く内容となります。

Windows 10 Home、Core i7-7700T、Radeon R9 m470 グラフィックス、メモリ8GB、128GB SSD(NVMe)&1TB HDD、無線LANを搭載する構成のモデルです。

本シリーズで提供されているモデルの中では最上位にあたる、「パフォーマンス(グラフィックス/SSD搭載)モデル」と呼ばれる構成のマシンで、さらにメモリを16GBまでアップグレードすることができます。

小型のパソコンにしては、パフォーマンスの高い構成内容です。

ゲーム用途に向くとまではいえませんが、掲載モデルくらいの構成内容であれば、軽いゲームならプレイできるくらいのパワーはあります。ちょっとした写真や動画編集用途にもおすすめです。

ただ、ネットや動画の閲覧などライトな用途にしかPCを使わないのなら、この上位モデルはややオーバースペックでしょうか。下位モデルでも十分です。



以下、2017年5月15日時点で本製品で提供されている、カスタマイズ可能なパーツの一覧です。

自由にパーツを組み合わせられるというものではなく、モデルによって選べるパーツが決まっているため、詳細については製品ページをご参照ください。

CPU Core i3-7100T
Core i5-7400T
Core i7-7700T
メモリ 4GB(4GB×1)
8GB(8GB×1)
16GB(8GB×2)
グラフィックス インテル HD グラフィックス 630
AMD Radeon R9 m470 グラフィックス(2GB)
ストレージ 1TB HDD(SATA/7200rpm)
2TB HDD(SATA/7200rpm)
128GB M.2 SSD(NVMe)+ 1TB HDD(SATA/7200rpm)
128GB M.2 SSD(NVMe)+ 2TB HDD(SATA/7200rpm)



以下、搭載ストレージの詳細です。



SSD&HDDの仕様


ストレージの内訳

SSDにはSamsung製の「MZVPW128HEGM-000H1(SM961)」という128GB SSD(NVMe)が、HDDには東芝製の「DT01ACA200」という2TB HDDが搭載されていました。

SSDは容量こそ小さいもののNVMe規格のモデルであるため、非常に高速。Readに比べるとややWriteのスピードが遅い印象はありますが、本SSDほどの性能があれば不満はないと思います。

加えて、SSDの容量の小ささを補うために2TB HDDを搭載するなど、利用には便利なストレージ構成を採用しています。

本製品にはHDDのみの構成も提供されていますが、使い勝手を考えるのなら、SSD&HDDの2ドライブ構成がおすすめです。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているHP Pavilion Wave 600-a172jpで実施した、ベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用 左がSSD、右がHDDのスコア


【3DMark】




上からSky Diver、Fire Strike、Time Spyの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720(標準品質)、1920×1080(標準品質)/ウィンドウモードで実行


【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】



上から1280×720、1920×1080(DirectX 9/標準品質(デスクトップPC))


【CINEBENCH R15】


今回のモデルには Radeon R9 m470(2GB)が搭載されているため、CPU内蔵グラフィックスオンリーのモデルに比べるとグラフィック性能はやや高め。

ベンチマークテストのスコアも、ゲームに向くといえるほどの数値ではないものの、解像度や画質を落とせば軽いゲームタイトルをプレイできるくらいの性能は持ちあわせているようです。

軽めのゲームプレイや写真・動画編集など、PCを様々な用途に利用したい方には、今回のRadeon搭載のモデルがおすすめです。



消費電力・温度

HP Pavilion Wave 600-a172jpのアイドル時、およびベンチマーク実行時(3DMark)の消費電力を測定してみました。

アイドル時 ・・・ 15W
ベンチマーク実行時 ・・・ 123W

※実際の値は若干上下します

アイドル時は低消費電力ですが、ベンチマーク実行の消費電力はやや高め。
高負荷時、ファンの排気音がややうるさく感じられるかもしれません。




アイドル時、高負荷時(3DMarkのFire Strikeを20分以上実行)のパーツ温度を測定してみました。

高負荷な状態が続いた場合、CPU、グラフィックス共に80度前後まで温度上昇するよう。

やや高めな印象はあるものの、そもそも本製品でゲームのベンチマークテストのような負荷の高いソフトウェアを動かすこと自体、あまりないかもしれません。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

HP Pavilion Wave 600-a172jpの再起動時間を測定。
以下、PassMark Rebooterの実行結果です。

1回目 0:33
2回目 0:37
3回目 0:35
4回目 0:36
5回目 0:35
6回目 0:36
7回目 0:36
8回目 0:36
9回目 0:36
10回目 0:35

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 35秒

再起動時間は およそ35秒。
起動ドライブがSSDであるため、非常に高速です。

常時快適に利用したいのなら、SSDの構成を選んておきたいですね。



HP Pavilion Wave 600-a172jp まとめ

HP Pavilion Wave 600-a172jpのレビューは以上となります。
PCにはまず見えない美しいデザインを採用した、コンパクトサイズのデスクトップPCです。

どの方向から見ても同じような姿にみえること、また排気ファンが見えない構造を採用するなど、機器らしさを隠す工夫が随所に取り入れられているため、特にインテリアとの調和を重視するような方に最適。

デスクトップPCでありながら、音質の高いスピーカーが内蔵されている点もポイントが高いです。

筐体が小さいながらもフルサイズのデスクトップPCに匹敵するパワーを持ち合わせているため、仕事用やメインパソコンとしてはもちろん、ゲームやショッピング、ストリーミングサービスの利用など、多彩な用途に利用できます。比較的、価格がリーズナブルな所も魅力が大きいですね。

デザイン・性能どちらにも妥協できない方、またどこに設置しても雑多な印象にならないインテリアになじむパソコンが欲しい、という方に特におすすめの製品だといえるでしょう。

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