更新日: 2018/05/07
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少し遅くなってしまったのですが、先日のイベント「Intel Technology Day in AKIBA 2013」で感じた、新しいCPU(Haswell)の印象を簡単にまとめておきたいと思います。

イベントではCPUの性能比較やオーバークロック比較、また実機の展示など新しい第4世代のCore プロセッサを用いたデモンストレーションが多く行われていました。

私は時間の都合で一部しか見る事ができていないのですが、実際に触れた感触やベンチなどの結果を見ていると、内蔵グラフィックスは若干性能が向上しているという感じですが、全体的な性能に関しては旧世代のCPU搭載製品と殆ど違いが判りませんでした。

また、内蔵グラフィックスの性能が若干向上しているといっても、今出ているHDグラフィクス4600に関しては、HDグラフィクス4000と比べるとそれ程変わっていないのではと思われる程度の性能差。

作業内容などにもよるでしょうが、体感的にはあまり変化ないという感じです。(QuickSyncVideo による動画のエンコード等ではまた違ってくるのかもしれません)

第2世代のCPU(sandyBridge)と比較して性能向上・・は当たり前だと思うので、そういった比較をしている時点でガッカリしたというのが本音ではあるのですが(デモは第2世代と今回の第4世代の比較だった)、数世代前のプラットフォームを採用したPCからは格段に性能が向上していますので、久しぶりに新PCの購入を検討されているような方には魅力はあると思います。





当日のデモンストレーションスケジュール。比較といっても、HaswellとIvyBridgeとの比較ではなく、SandyBridgeとの比較。

HDグラフィックス4600でフルHDの3画面出力を実現するデモ。さすがにスムーズにとはいきませんが、それなりに動きます。



なお、現時点(2013年6月6日)では新CPUはまだ全てがリリースされてはいませんが、会場に未発表の機器(PC)が展示されており、
その機器にIris(アイリス)と呼ばれるグラフィックスを内蔵する、まだ登場していない第4世代Coreプロセッサが搭載されていました。


4K(3,840×2,160)の液晶を用いた、Haswell搭載PCのデモ。PCはマウスコンピューターの未発表製品。

CPUを確認すると、まだ未発表のCPU「Core i7-4750HQ」の文字。

グラフィックスはIris Pro Graphics 5200。

展示機器に搭載されていたプロセッサの内蔵GPUは、
Iris Pro Graphics 5200と呼ばれるグラフィックスで GT3、GT3eなどと分類されています。

デスクトップ向けでは語尾にRのつく型番のプロセッサ、
ノートではHシリーズに分類される一部のプロセッサに内蔵されると言われているグラフィックスです。

中でもGT3eにはGPU用のメモリが搭載されているため、今回登場したCPUの内蔵グラフィックスの中では
期待できる性能を持っていると言われており、今後それらを搭載して登場してくるであろう
製品(ノートや液晶一体型など)がどのような感じの性能であるのかが気になります。


あと、NUCもIvy BridgeのCore i5やmHaswellのCore i5搭載のモデルが出るそうですが、
新モデルはともかく、ラインアップが充実していく事で価格が下がる事を少し期待しています。

NUCはサイズの割に高い性能が魅力ですが、価格がそれ程安くはない所が微妙。

内容的にメインではなくサブマシンといった感触なので、一般的なユーザーにとって必要がない製品ともいえるのですが、
性能が上がる事でメインPCとして利用できると考える方もいるでしょうし、ラインアップが充実する事で価格が下がれば気軽に導入できます。

非常に安価になったら、ちょっと欲しいと思う製品の一つです。



とりあえず、以上となります。

Haswellは期待するほどではないという印象ですが、
しばらく新PCを購入していないという方には魅力はあります。

ただ新CPUの製品を購入したいという場合は、製品が出そろうまで待った方が良いのではと自分は思います。
(Ivyでも十分に性能は高いため、新CPUに拘らない場合は安くなったIvy搭載モデル・・も良いかもしれない)

なお、記事に記載の内容は第一印象なので、後日また意見が変わる事はあるかもしれません。
機会があれば、実機などを用いて実際の性能をじっくり試してみたいです。