更新日: 2018/05/07
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ThinkPad Tablet 2は、レノボが販売する10.1型(1366×768)のタブレット。

液晶面には「ドラゴントレイル」という強化ガラスを用いたIPS液晶を採用し、5点のマルチタッチに対応、1024段階の筆圧感知に対応しています。

前モデルであるThinkPad TabletにはAndroidが搭載されていましたが、今回、Windows 8が採用された事でさらに魅力的な製品となったのではないかと思います。

重量も最小で約570g~と、前モデルに比べるとかなり軽量化されており、モバイルには最適。とても使い勝手の良い製品です。



簡単に製品の特徴をあげると・・

・Windows 8搭載(CPUはAtom Z2760)
・液晶はIPS、5点のマルチタッチに対応
・タブレット・ペン対応モデルも選択可(ペンは1024段階の筆圧感知に対応)
・豊富なオプション(キーボードやドック他)
・バッテリ駆動時間が長い

OSがWindows 8であるという部分が、特徴としては大きいです。OSが異なるだけで使い方がかなり変わると思います。

構成はAtom Z2760や2GBメモリ、64GB MMC・・と普通な感じですが、
日常的な作業を行うには十分で、それ程処理負荷の高くないアプリであれば快適に動作します。

軽く、バッテリ駆動時間も長い為、外出時にも楽々携帯できるでしょう。

なお、ThinkPad Tablet 2は液晶の操作にタブレット・ペンを利用する事ができますが、
ペンでの操作が行えるのはタブレット・ペンに対応したモデルのみ。

非対応モデルの液晶にはデジタイザが搭載されないため、
ペンを利用した入力を行いたい方は対応モデルを購入する必要があります。

間違えて購入しないようにご注意ください。

【構成の一例】

ThinkPad Tablet2 タブレット・ペン対応 バリューパッケージ

Windows 8 (32bit)
Atom Z2760
2GBメモリ
10.1型HD、IPS、5点マルチタッチ、ドラゴントレイル、タブレットペン対応
Intel GMA(内蔵グラフィックス)
64GB MMC
IEEE802.11a/b/g/n+Bluetooth4.0
駆動時間:実測で約12時間(bbenchで測定)

¥78,960 (税込)~
価格・構成内容は2013年4月17日時点

上記はタブレット・ペンに対応したモデルの構成です。ペンは標準で付属します。
参考までにタブレット・ペンを搭載しないモデルの価格は¥74,970~(2013年4月17日時点)。上記モデルとは、ペン代程度の価格差です。


以下、少し長めとなりますが、製品の写真と簡単な解説です。
肝心のペンの描き心地や使い勝手についても、以下で述べています。


前から。前面には200万画素のカメラを搭載。

背面。800画素のカメラを搭載。そこそこ綺麗な写真が撮れます。(タブレットにしては)

タブレット左側面。Micro USBは電源コネクターとして利用します。

通常サイズのUSB端子が搭載されており、結構便利です。



タブレット下側面にある、端子類。

タブレット右側面。

タブレット上側面。

SIMカードスロットは、日本では対応オプションが提供されていないため、使用しません。



光沢はやや目立つ。


実際のパフォーマンスは・・


エクスペリエンス・インデックス

CrystalDiskMark

Core iなどを搭載するPCと比べると大した事のないスコアですが、
以前多く出回っていたネットブックよりもやや上だと思われる性能です。

負荷の高いソフト等を利用すると動作が重くなりますが、
日常的な作業に使っていてストレスを感じるようなことは殆どありません。



bbenchの結果

バッテリのベンチマーク結果は、約12時間。
使用環境によって多少駆動時間は前後しますが、かなり長い駆動時間を実現しています。

一日使っても、まだ使えるくらいのバッテリの持ちです。
使っているうちにバッテリは劣化しますので、この位の持ちだと後々も安心です。



タブレット・ペンを装着した状態の本体の重量(556g)

専用のキーボードを装着した状態の本体の重量(920g)

重量は専用のBluetoothキーボードを装着しても1kgに満たないくらい。

ただ、専用のケースがしっかりした作りであるために若干重く、
本体、キーボード、ケースを合わせると1.2~3kg位の重さになります。

※専用のキーボード、ケースは別売りです。



付属のタブレット・ペン。側面にボタンがついています。

筆圧に対応したソフトでペン入力を行うと、このような感じに書けます。

筆圧による入力を行うには、対応のソフトを利用する必要があります。
数は多くありませんが、フリーソフトでも筆圧に対応したものが幾つか出回っているので、そういったソフトを利用されると良いと思います。

※ここではIllustStudioの体験版を使用。



1024段階の筆圧検知に対応している為、絵も描けます。
細かな描写も余裕です。


下書き

完成図(時間の都合で籠が適当になりましたが・・)

ThinkPad Tablet 2はプロ向けとして販売されているペンタブレット並みの描写が可能となっており、絵を描く方にもおすすめ。
液晶表面にマットシートを張れば、描き心地もペンタブレットと変わらないです。

私自身も絵を描くため、それ用にThinkPad Tablet 2が欲しくなったのですが、
それならちゃんとしたタブレットを・・と思い、ワコムのIntuosという製品の購入を検討しています。

ただ、Intuosは直接絵を描くタイプのタブレットではなく、モニタが必要になります。
なので、本当はThinkPad Tablet 2のように画面に直接描ける「Cintiq」というモデルが良かったのですが、
少々高価なため(9万から大きなサイズは20万、30万)、絵関係の仕事を請けていない今はちょっと手が伸びません。

そう思うと、ThinkPad Tablet 2はタブレットにもなり絵も描ける・・など、
ちょっと描きたい人には最適なタブレットだと言えます。



専用のBluetoothキーボード。本体とは別売り。ThinkPadならではの要素が盛り込まれたキーボードです。

タブレットを装着。といってもマグネットなどで固定してしまうものではなく、溝にはめ込んでいるだけ。

使い勝手はThinkPadノートには負けますが、携帯用のBluetoothキーボードにしては使い勝手は良いです。
キーの配列や機能もPCのそれと似ているので、ThinkPadキーボードになじみがある方には使いやすいと思います。

ただ、タブレットをキーボードに固定してしまうものではないため、電車などで膝の上に置いて文字入力などを行うのは難しいと思います。


ちなみに少し前に秋葉原へ行った際に、旧モデル(ThinkPad Tablet)用のBluetoothキーボードが安く売られているのを見つけ、
購入しようか迷ったのですが結局買いませんでした。

買っておけばよかったと後日確認しましたが、残念ながらすでになく・・
ThinkPad Tablet専用とはいっても所詮はBluetoothキーボードなので、下のような感じで他のデバイスでも使えます。


iPhoneに接続して使用

一部使えないキーなどがありますが、打ち心地は悪くないです。
秋葉で見かけたものはかなり安かったので、買っておけばよかったです。



以上となります。

Windows 8搭載でビジネス仕様のモデルであるため、タブレットとしては少々高めかもしれませんが、
個人的にかなりおすすめできる使い心地の製品だと思います。

より詳細な製品の外観や性能については、ThinkPad Tablet 2のレビュー記事に掲載していますので、
興味をお持ちの方はそちらもご覧ください。

また、詳しい製品構成や価格については、公式サイトの製品ページをご参照ください。

【掲載製品の情報】
ThinkPad Tablet 2 の製品詳細