更新日: 2018/05/07
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2014年7月28日追記:7月29日より個人向け製品も順次発売開始。

2014年5月に米Lenovoより発表された「ThinkPad 10」が、日本でも発表されました。2014年7月8日時点、法人向けのモデルのみが発売され、個人向け製品の提供時期は未定です。

ThinkPad 10は、10.1型WUXGA(1,920×1,200)の液晶を搭載するWindows8.1タブレット。

ThinkPadのタブレットというと、既に8型の「ThinkPad 8」が販売されていますが、デザインをはじめ、液晶の解像度やGorilla Glassを採用する所など、「ThinkPad 10」と似た部分が多数あります。

ただプロセッサには、ThinkPad 8に搭載されていたAtom Z3770よりもベースクロックが高い Atom Z3795を搭載。

その他の主な構成については、OSがWindows 8.1 with Bing 32bit版 もしくはWindows 8.1 Pro Update 64bit版、メモリは2GB/4GB、ストレージは64GB/128GBを搭載。

複数のモデルが提供されており少しややこしいのですが、下位モデルのみOffice Home and Business 2013が付属、上位モデルではデジタイザペンを搭載したモデルや、指紋センサー搭載モデルも提供されています。

本体のサイズは横置きの状態で幅256.5mm、奥行き177mm、高さ8.95mm(指紋センサー搭載モデルは16.95mm)、重量はペン無しモデルが約590g、ペン付属モデルが約598g、ペンと指紋センサーを搭載したモデルにおいては約648gの重さとなります。

その他、2014年9月中旬以降に、ソフトバンクの通信サービスである「SoftBank 4G LTE」と「SoftBank 4G」に対応した「ThinkPad 10 for SoftBank」販売開始する予定との事です。



【製品の主な特徴】

・10.1型WUXGA(1920×1200)のIPS液晶を搭載(10点マルチタッチ&ゴリラガラス)
・CPUはAtom Z3795、メモリは2GB/4GB、ストレージは64GB/128GB
・OSはWindows 8.1 with Bing 32bit/Windows 8.1 Pro Update 64bit
・2GBメモリ、Windows 8.1 with Bing 32bit搭載の最下位モデルのみ、Office Home and Business 2013が付属
・フルサイズのUSB 2.0、Micro HDMI出力、microSDカードスロット等を搭載
・カメラは前面200万画素、背面は800万画素
・無線機能はIEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0
・加速度センサー、近接センサー、デジタルコンパス、光センサー、GPS、ジャイロセンサー搭載
・駆動時間はWiFi使用で約10.2時間

最下位のWindows 8.1 with Bing 32bit搭載モデルのみ Officeがバンドルされているのは、
MicrosoftがOEMメーカーに提供している「Smaller Screen Program」の適用によるもののようです(メディアの情報では)。
価格が一つ上のモデルよりも1万円近く安価であるにも関わらず、Office搭載はお得感がありますが、メモリが2GBである所は残念。

あと、デジタイザペンが使えるのはペン付属モデルのみであるため、ペンを使うのであれば最初からペン付属のモデルを購入する必要があります。
後にペンだけ買い足しても、使用できないので注意。

各モデルの価格や重さは以下の通りとなります。
上位モデルは内容が充実しているだけあり、結構高価です。

Windows 8.1 with Bing 32bit / メモリ2GBの最下位モデル 66,000円 (約590g)
Windows 8.1 Pro Update 64bit / メモリ4GB 75,000円 (約590g)
Windows 8.1 Pro Update 64bit / メモリ4GB / ペン付属 79,000円 (約598g)
Windows 8.1 Pro Update 64bit / メモリ4GB / ペン付属 / 指紋センサー / スマートカードリーダ 81,000円 (約648g)

その他オプションとして、タッチパッド付きのキーボードを搭載したキーボードカバー「ThinkPad 10 ウルトラブックキーボード」や、
ThinkPad 10全体をキーボードとカバーが一体化したケースで保護する「ThinkPad 10 タッチケース」、3層シリコン構造でベルト付きのプロテクターにタブレットを装着する「ThinkPad 10 プロテクター」、プライバシーフィルターや光沢無しの保護フィルム、予備のThinkPad Tabletペン等が用意されるなど、ビジネス向けのモデルだけあってオプションはかなり充実しています。


【構成の一例】

ThinkPad 10(20C10023JP)

Windows 8.1 Pro Update(64bit)
Atom Z3795
4GB(4GB×1)
10.1型 WUXGA(1920×1200)、IPS、10点のマルチタッチ、ゴリラガラス
64GB SSD
IEEE802.11a/b/g/n+Bluetooth4.0
加速度センサー、近接センサー、デジタルコンパス、光センサー、GPS、ジャイロセンサー
スマートカード・リーダー
ThinkPad Tablet ペン
サイズ:幅256.5mm、奥行き177mm、高さ16.95mm / 重さ:約648g
駆動時間:約10.2時間(WiFi使用時/公称値)

¥81,000 (税別)
価格・構成内容は2014年7月8日時点


上記は指紋センサーを搭載する最上位モデルの構成です。
指紋センサー搭載モデルには、スマートカード・リーダーも標準で搭載されます。

ちなみに指紋センサーを搭載しないモデルに比べると、かなり厚みが増しており(指紋センサーなしのモデルは厚み8.95mm)、
最初は記述間違いではないかと思いましたが、多分指紋センサー部分のみ出っ張っているためにこのような数字になっているのではないかと思われます。

冒頭にも記載しましたが、現時点で販売されているのは法人モデルのみ。
個人向けモデルの提供開始時期は今の所不明です。

2014年7月28日追記:7月29日より個人向け製品も順次発売開始されます。
29日より販売されるのが固定仕様のモデルで、8月上旬よりBTO対応モデルを発売予定との事。詳しい構成などについては製品ページにてご確認ください。



以下、ThinkPad 10のイメージ画像です。
実際の製品とは異なる可能性がありますので、参考程度にご覧ください。


ThinkPad 10クイックショット・カバーを装着したThinkPad 10

ThinkPad 8向けのクイックショット・カバーと同じようにカメラ部分を折り返す事ができる

カラーはブラックのみ

ThinkPad TabletドックにThinkPad 10を接続した図 ドックはUSB3.0×3、HDMI、LANを搭載

ペンは1024段階の筆圧感知に対応するそうです


ThinkPad 10については以上となります。
より詳しい仕様や製品の外観等は、公式サイトの製品ページにてご確認ください。