更新日: 2018/05/07
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CES 2014で発表された「The New ThinkPad X1 Carbon」が、日本でも発売される事になりました。日本では「新しいThinkPad X1 Carbon」と呼ぶそう。

この新しいThinkPad X1 Carbonは、14型ワイドQHD(2,560×1,440)のタッチ対応液晶を搭載するUltrabook。

2012年に登場したThinkPad X1 Carbonの後継となるモデルで、CPUは第4世代Coreプロセッサを搭載、筺体のデザインが変更され、ファンクションキーの代わりに「Adaptiveキーボード」と呼ばれるタッチ式のソフトウェアキーボードが採用されました。

CESの発表では、液晶は従来の1,600×900ドットに加えて2,560×1,440ドットも選択可・・だったと思いますが、日本で販売される製品は2,560×1,440ドットとしかアナウンスされておらず、今の所は高解像度液晶のみのラインアップと思われます。

重量は構成によって異なりますが、最小構成時では約1.28kgと、14型の液晶を搭載するUltrabookとしては世界最軽量(発表時)。

約1.28kgというと、X240s並の軽さではないかと思います。様々な意味で注目の製品です。


【主な特徴】

・14型ワイドQHD(2560×1440)の10点タッチ対応 IPS非光沢液晶を搭載(後にタッチ非対応のものも追加予定)
・ファンクションキーに「Adaptiveキーボード」と呼ばれるタッチ式のキーを採用
・第4世代Coreプロセッサ搭載
・OSはWindows 8.1 Pro
・Lenovo OneLinkを搭載(ドッキングステーション用の端子)
・サイズは幅331mm、奥行き227.1mm、高さ13.9~18.16mmで、重量は最小構成時で約1.28kg

斬新だと思われる要素を多数持ち合わせた製品ですが、
もっとも気になるのは「Adaptiveキーボード」と呼ばれるソフトウェアキーボードでしょう。

このキーボードは作業内容やディスプレイの角度など、場面に応じてキーの機能が切り替わる可変キーボード。

例えばVoIPの操作時は、Adaptiveキーボードにボリューム調整などの機能が割り当てられるなど、
起動したアプリケーションの内容によってキーの機能がフレキシブルに変更されます。

キーの割り当てなどはユーザーが設定変更する事が可能らしく、
特定のソフトウェアを頻繁に利用するような方には便利な機能だと思います。

ただ、これまで文字の変換や全角/半角の切り替えなどをファンクションキーを利用して行っていた場合、
このAdaptiveキーボードに慣れるまでは使い難さを感じるかもしれません。

しかし、変換などの操作をファンクションキーではなく「Ctrl+I」や「Ctrl+O」といった、
Ctrlキーとの組み合わせで行っているユーザーも増えているらしく、そういった事が判明した為、このような仕様を取り入れたのだとか。


なお、変わったのはファンクションキーだけではなく、残りの5列のキーボードの配列も若干変化しています。

これまで最上段にあったDeleteやEscといったキーが一段下に下がっており、HomeやEndといったキーは最下段に移動。
半角/全角キーはShiftのすぐ上・・従来ではCapsLockキーがあった位置に移動しています。

海外で販売される製品のキーボードと、日本向けの製品のキーボードは配列が若干異なっており、
海外向けのものに比べると日本のキーボードはまだなじみやすい配列のように思えますが、
果して使い勝手がどのようなものなのか、Adaptiveキーボードも含めて非常に気になるところです。


【構成の一例】

(新しい)ThinkPad X1 Carbon(20A70047JP)

Windows 8.1 Pro (64bit)
Core i7-4600U
8GB (8GB×1)
14.0型ワイドQHD(2560×1440)、10点のマルチタッチ、非光沢
HDグラフィックス 4400
256GB SSD
インテル Wireless-N 7260 a/b/g/n+Bluetooth4.0
駆動時間:約11.1時間(内蔵8セル/構成によって変化します)
保証:3年

正確な価格は不明、アナウンスされているのは直販234,150円~
価格・構成内容は2014年1月28日時点

Core i5-4200U搭載のモデルと、Core i7-4600Uを搭載する2種のベースモデルが用意されるようです。
法人向けは2014年1月28日から、レノボ・ショッピングでは29日に発売予定となっています。


以下、新しいThinkPad X1 Carbonのイメージ画像です。
キーボードなど海外向けの製品の写真となりますので、日本製品とは一部外観が異なります。


キーボード拡大。

上画像のキーボードは海外向けのものですが、CapsLockの位置にHomeやEndが配置されているなど変わっています。
日本ではCapsLockの位置に半角/全角のキーが配置されるよう。



新しいThinkPad X1 Carbonについては以上となります。
製品の詳しい機能や仕様・価格等については、公式の製品ページにてご確認下さい。