m-Tab iCE1000WN-BG の簡易レビュー(Bluetoothキーボード付属のCeleron N2807搭載 10.1型Windowsタブレット)
m-Tab iCE1000WN-BGは、マウスコンピューターが販売する10.1型のWindowsタブレット。
Bluetoothキーボードが標準で付属するという、タブレットを2 in 1ノートPCのように利用したいユーザーに適した製品です。
主な構成はWindows 8.1 with Bing、Celeron N2807、メモリ2GB、ストレージには64GB eMMCを標準搭載するという内容で、Office Home and Business 2013を標準搭載。性能は、Atom系のタブレットのような感じだと考えればよいでしょう。
価格はキーボード・Office付きで59,800円(税別/送料込み/2014年11月10日時点)。高価格帯のタブレットに比べると、当然メモリ容量など惜しい点はありますが、内容の割に安価なタブレットです。
なお、本製品の詳しい解説については過去の記事(m-Tab iCE1000WN-BG の製品解説)にも掲載していますので、そちらもあわせてご覧いただければと思います。
今回は実機の写真と、製品の簡単な使用感について触れます。
m-Tab iCE1000WN-BGを正面から見た図
写真は、タブレットを付属のBluetoothキーボードにセットした場合のスタイルです。
こうやって見ると、単なるノートPCのように見えます。
ちなみにセットする・・といっても、よくある2 in 1ノートのように端子同士を接続するわけではなく、
Bluetoothキーボード側のスタンドにタブレットを立てかけるといった簡易的なものなので、ノートPCのように膝に設置して作業を行うのは難しいです。
Bluetoothキーボードにタブレットを設置時 横から見た図
Bluetoothキーボードとタブレットを分離
このBluetoothキーボード、背側にスタンドが付いており、他のタブレットでも利用しやすいのではないかと思います。
ただ、実際に試したわけではないので、各キーが正常に動作するかは不明。
スタンドを広げた図 タブレットカバー付きキーボードのようです
スタンドの設置は折り目に合わせて折るだけと簡単
スタンドが勝手に開いてタブレットが倒れてしまうのでは・・とお思いになる方もおられるかもしれませんが、
スタンド面にはマグネットが入っており、簡単に開いてしまったりはしません。
安定した置き心地で、タブレット画面のタッチ操作も安心して行えます。
キーボード左側には充電用のMicroUSB端子と、Bluetoothのオンオフ(ペアリング)スイッチを搭載
キーボード面全体の様子
マウスコンピューターのノートPCでよく見かける配列を採用したキーボードです。
市販のBluetoothキーボードというと、配列や使い心地がイマイチなものが多いですが、
本キーボードはキーピッチが約17.4mm、キーストロークが約1.5mmとBluetoothキーボードにしてはやや余裕があります
ノートPC程ではありませんが、ノートでの文字入力と大きくは変わらない操作性を実現しています。
タッチパッドはボタン一体型
パームレストよりも一段低い位置にタッチパッドが設置されています。
小さいのでやや使い難いですが、ボタンなどは柔らかく押しやすいです。
とはいえ、タッチ操作が可能なタブレットでの使用ですから、それ程タッチパッドの操作性云々を気にする必要はないと思います。
タブレット前面の様子 見た目は普通の10.1型タブレット
解像度は1280×800となります。
また、100万画素の前面カメラを搭載。
タブレット背面の様子
やや光沢感のあるブラックに近いグレーカラーを採用しています。
光沢感といっても指紋が付くような光沢ではなく、全体的に艶感はあるけれどもマットな質感です。
背面側のカメラは約500万画素、また写真左下付近にスピーカーを搭載しています。
タブレット上側(横置き利用時)には電源ボタン
タブレット右側面の様子
右側面にはボリュームコントロールボタン、オーディオ端子、microUSB2.0、microHDMI、microSDカードリーダーを搭載。
標準的な内容だと思います。
充電とUSB機器の接続を同時には行えないので、USBハブ等があった方が使い勝手は良さそうです。
タブレット左側面や下部には何もありません。
タブレットの主な構成
構成は固定でカスタマイズは不可。
デバイスマネージャで確認したところでは、ストレージにはHynix HCG8eが搭載されていました。
Celeron N2806搭載の構成は、やや負荷の高い作業を行う場合だと重くストレスを感じそうですが、
簡単な入力や文書の編集、ウェブの閲覧等であれば難なく行えると思います。
欠点は、バッテリ駆動時間が約4.5時間とタブレットにしてはやや短めであること、
また付属のキーボードとタブレットを合わせると、1kgをほんの少しだけ超えてしまうという点でしょうか。
ただ、携帯時はタブレットのみで、自宅での作業はキーボードを接続して行うという方が多いのではと思いますので、
そういった使い方をされる方には大きな問題ではないと思います。
上にも書いた通り、内容の割に安価なので、そういった点に魅力を感じる方向けのタブレットだと言えるでしょう。
MT-iCE1000WN-BGについては以上となります。
製品のより詳しい仕様や価格については、マウスコンピューターの製品ページにてご確認ください。