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デルが販売するゲーミングノート、ALIENWARE 17(R4) のレビューです。

ALIENWARE 17は、17.3型の非光沢パネルを搭載するゲーミングノートPC。
CPUには第6世代(Skylake)、第7世代(KabyLake)のCore i7を、グラフィックスには GTX 1000番台のモデルを搭載する、2016年9月に登場した ALIENWARE 17(R4)と呼ばれるマシンです。

2016年1月15日時点では、GTX 1060(6GB)、GTX 1070(8GB)を選べます。
また液晶はフルHDに加えて、4KのIPS非光沢パネルを選択可能。加えて、Tobiiのアイトラッキングシステム(視線追跡機能)搭載の構成も選択できます。

ALIENWAREならではのイルミネーション機能や、使いやすいキーボード、KillerワイヤレスLANの搭載、拡張性に優れたインターフェースなど、ゲーミングノートとしては高機能、かつハイパフォーマンスな製品です。

今回は、Core i7-6820HKや GTX 1070(8GB)を搭載する「ALIENWARE 17 プラチナ」を利用してみましたので、その使用感や機能、実際の性能について詳しくご紹介いたします。


【ALIENWARE 17(R4) レビュー記事目次】

・製品の特長
ALIENWARE 17(R4)の主な特長

・ALIENWARE 17 筺体外観や操作性をチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性液晶の見やすさイルミネーション機能

・Tobii アイトラッキングについて
Tobii社のアイトラッキングシステムを搭載

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴外部GPUに固定可能ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・ソフトウェア
Alienwareコマンドセンターを搭載

・製品のまとめ
ALIENWARE 17 まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


ALIENWARE 17の主な特長

以下、ALIENWARE 17の主な特長です。
時期により、構成などは変化する可能性があるため、参考程度にご覧ください。

・液晶はフルHD(1920×1080)、UHD(3840×2160)の解像度を選べる
・CPUは第6世代、第7世代のCore i7、GPUはGTX 1060(6GB)、GTX 1070(8GB)
・プログラマブルキー搭載のキーボードを採用
・Killer 無線LANを搭載
・Tobiiのアイトラッキングシステムを搭載可能
・Alienware Graphics Amplifierに対応
・イルミネーション機能を搭載
・Alienwareコマンドセンターをプリインストール

ハイパフォーマンスであることに加え、非常に高機能なモデルです。

液晶パネルの解像度の選択肢に加え、プログラマブルキー搭載のキーボード、イルミネーション機能の搭載、Tobii社のアイトラッキングシステムの選択肢、Alienware Graphics Amplifierに対応する点など、ゲーミングノートとしては盛り沢山な内容のマシンです。

液晶パネルに関しては、製品ページの説明によるとG-Sync対応のQHDパネル(120Hz)も選択できるとあるのですが、2016年1月15日時点ではフルHD、およびUHDパネルしか選べないようです。


なお、Tobiiのアイトラッキングシステムとは、視線でアプリケーションやゲームの操作が可能になる視線追跡技術を用いたもので、実際にこのシステムを利用してゲームの操作が行えます。

といっても対応ゲームのみですが、Windowsの操作やアプリケーションなどでも利用可能です。
私が使ってみた限りでは、正直デスクトップ上の操作はまともにできる感じではなかったのですが、視線のトラッキング自体は非常に正確であり、対応ゲームなら楽しめると思います。


あと、Alienware Graphics Amplifierは、デスクトップ向けのグラフィックカードを ALIENWAREに外付けできるボックス形状のデバイスで、今回のモデルはそのデバイスに対応しています。

グラフィックカードを収めたAlienware Graphics AmplifierをノートPCに接続する事で、グラフィックスのパフォーマンスアップが可能となります。

もちろんAlienware Graphics Amplifier自体は別売りであり、導入するとなるとグラフィックカードも用意する必要があるため、コストが半端ない感はありますが、パワーアップさせる事でノートを長く利用できるという点では、逆にコストを抑えることにもなるのかなと思います。

GTX 1060、GTX 1070を搭載可能な本製品では、当面はパワー不足を感じる場面などはないと思われますが、パワーが必要になった時・・例えば4K環境でゲームをプレイしたくなった場合などに、Alienware Graphics Amplifierのような拡張デバイスがあるのは心強いですね。



ALIENWARE 17 筺体外観・インターフェースの内容をチェック

ALIENWARE 17の筐体外観をチェックします。





マグネシウム合金を使用した、エピックシルバーカラーの天板です。
堅牢性が高いことはもちろんですが、さらっとして触り心地が良く、見た目にも特別な印象を感じさせるデザインです。

中心から3方向に延びるライン上に、おなじみエイリアンのモチーフが施されています。
エイリアンモチーフは、電源オンで点灯する仕様です。



背面付近の様子。
背面からヒンジ付近にかけて大きな排気口が配置されているように見えますが、上部はデザインで、口が開いているのは背面側のみです。




背面、正面側からみた筐体の様子。

ディスプレイには、17.3型フルHDの非光沢液晶が搭載されています。
IPS方式のパネルです。

光の反射などが気になりにくく画面に集中しやすいのはもちろん、明るく見やすいです。




液晶上部には HD解像度のWebカメラとマイクを内蔵


液晶下部にはALIENWAREの文字 電源を入れると光ります



ディスプレイを最大限開いた時の様子。
最大開閉角度は約135度と、標準的な角度です。




筐体側面のインターフェースを確認します。

左側面です。
左からセキュリティスロット、排気口、USB3.0 Type-C、マイク入力、ヘッドセットポートが並びます。




右側面には、USB3.0端子と排気口が配置されています。




正面側には、スピーカーが左右に搭載されています。



なお、サウンドの設定はAlienware Sound Centerというユーティリティより行えます。


Alienware Sound Center





背面側の様子。

左からLAN、Mini Display Port 1.2、HDMI2.0、Thunderbolt 3、Alienware Graphics Amplifier用の接続端子、電源コネクターが並びます。

ケーブルを繋ぎっぱなしにすることが多い、映像出力やLAN、電源などの端子が背面に集中して配置されているため、PCの左右がケーブルで散らからず使い勝手が良いです。


なお、17インチの大きな筐体を持つ本製品ですが、光学ドライブはありません。
メディアカードスロットも搭載されていないようです。




筐体底面全体の様子。
写真は上が背面側、下が正面側です。

バッテリは内蔵タイプ、背面寄りの位置にメッシュ状のパネルが配置されているのが見えます。



メッシュパネルの内部には左右に1基ずつ、計2基の冷却ファンを搭載。
このメッシュパネルから吸気し、筐体背面や左右にある排熱口から排気するような空気の流れになります。




底面隅の方にはサブウーファー


PC本体と付属の電源アダプター&ケーブル

電源アダプターは19.5V、12.3Aで240W。



キーボードの操作性

ALIENWARE 17(R4)に搭載されているキーボードの操作性をチェックします。





Alienware TactX機能を導入した、Nキーロールオーバー対応の日本語キーボードです。カスタマイズで英語キーボードも選択できます。

キーボードの右側にテンキーを搭載するほか、キーボードの左側とテンキーの上部に、9個のプログラマブル・キーを搭載しています。

Alienware TactXとは、ALIENWAREで提供されるゲーミングデバイスのブランド名で、ソフトウェア「Alienware TactX」を利用して様々なゲーム向けの設定を行えるようになっています。

本キーボードもプリインストールソフトウェア「Alienware TactX」や「AlienFX」を利用し、プログラマブル・キーやイルミネーション機能のカスタマイズが可能です。

ゲーミング専用デバイス並の機能がノートPCで利用できるというのは、ゲーミングノートPCユーザーにとっては魅力だと思います。

キーボード自体の操作感については、キーボードの底にスチール製のプレートが用いられているため、タイピング時のたわみなどが全く感じられず打ちやすいです。

キーの形状もよく、ゲームプレイ時はもちろん普段の作業にも使いやすいキーボードです。





9個のプログラマブル・キーを搭載 Alienware TactXよりマクロや機能の割り当てが可能


キートップは緩やかに湾曲する形状 タイピングがとてもしやすいです


キーボードの上部にはエイリアンモチーフの電源ボタン

タッチパッドはボタン独立タイプ。
本製品では、タッチパッドではなくマウスを利用する方が殆どではと思われますが、ボタンは程よい柔らかさで、使いやすいタッチパッドです。



タッチパッドの主な設定については、デスクトップ右下のタスクトレイからアクセス可能な「ポインティングデバイス」より行えます。


ポインティングデバイス

タッチパッドを利用しないのなら、オフにしてしまうと良いでしょう。



液晶の見やすさ

ALIENWARE 17(R4)に搭載されている液晶の見やすさをチェックします。
全ての製品に同じ液晶が搭載されるとは限らないため、参考程度にお読みください。




IPS方式を採用する、フルHD(1920×1080)の非光沢パネルを搭載しています。
初期時、画面のスケーリングは100%に設定されている状態でした。

ものすごくきれいだというわけではないように思いますが、明るく鮮やかで見やすい液晶パネルです。

2016年1月15日現在、ALIENWARE 17(R4)ではフルHD(1920×1080)、UHD(3840×2160)の解像度を持つ液晶を選択できるようになっています。

製品ページの説明にはG-Sync対応のQHDパネル(120Hz)も選択できるとありますが、現時点では選択できないようです。





IPSパネルであるため、視野角は広いです。
正面からの閲覧でなくても色変化が小さく、内容をはっきりと読み取ることができます。



AlienFXによるイルミネーション機能

ALIENWARE 17(R4)の筐体には、各所にイルミネーション機能用のLEDが内蔵されており、電源オン時、幻想的なイルミネーションを楽しめます。

AlienFXというソフトウェアを利用し、カラーや点灯パターンのカスタマイズが行えます。





背面、正面側から見た筐体


背面のエイリアンモチーフ


側面側のライン


液晶下部にある ALIENWAREの文字と電源ボタン




キーボードとタッチパッド


AlienFX イルミネーションのカラーカスタマイズが行える

本製品にプリインストールされているAlienFXを利用し、イルミネーションのカラーカスタマイズの他、点灯パターンなども設定できます。

キーボードのカラーについては、4つのゾーン毎に異なるカラーを設定したり、部分的に消灯させたりといった設定が可能です。



Tobii社のアイトラッキングシステムを搭載

ALIENWARE 17(R4)では、オプションにて Tobii アイトラッキング(視線追跡機能)の搭載を選べます。

その名の通り、ユーザーの視線の動きを追跡する機能で、Tobii アイトラッキングに対応するゲームでの操作や、PCの前にいるユーザーの存在を検知し、ディスプレイの明るさを自動調整したりといった機能を持ちます。




ディスプレイの最下部にアイトラッキングシステムが搭載されている


まず最初に、ユーザーの視線に最適化させる作業を行う

めがねや、コンタクトレンスをかけた状態でも利用できます。




デモとして、ミニゲームも用意されている

実際の利用では、かなり正確に視線を追跡してくれると感じます。
Windowsの一般的な操作も行えますが、私が利用した限りでは、まともに操作できる感じではありませんでした。

対応ゲームなどでなら快適に活用できると思います。



ALIENWARE 17(R4) 構成内容とその特徴について

ALIENWARE 17(R4)の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【ALIENWARE 17(R4)プラチナ の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-6820HK(2.70GHz/TB時最大3.60GHz、ダイナミックOC時最大4.1GHz)
ディスプレイ   17.3型ワイドフルHD(1,920×1,080)、非光沢、IPS
グラフィックス   NVIDIA GeForce GTX 1070(8GB)、HD グラフィックス 530
メモリ   16GB(8GB×2/DDR4 2400MHz/最大32GB)
ストレージ   512GB SSD(PCIe/Toshiba製)+ 1TB HDD (7200rpm/HGST製)
無線機能   Killer 1535 802.11ac 2×2 WiFi + Bluetooth 4.1
バッテリ   99Wh、公称の最大駆動時間:約10時間
サイズ   424×332×29.9(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約4.42kg
標準保証   1年間 引き取り修理サービス

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2017年01月15日時点の情報に基付く内容となります。

主にWindows 10 Home、17.3型フルHD液晶、Core i7-6820HK、GTX 1070(8GB)、16GBメモリ(DDR4 2400MHz)、512GB SSD&1TB HDD、Killer ワイヤレスLANが搭載されるという内容のモデルです。

ALIENWARE 17(R4)ではプラチナに分類されるモデルで、CPUにはK付きのCore i7-6820HKを、グラフィックスにはGTX 1070(8GB)、起動ドライブにはPCIe規格のSSDを搭載するなど、よりパフォーマンスを重視した内容となっています。

ゲーマー向けのKiller ワイヤレスLANを採用している点も、ゲーミングPCらしい特徴です。





ゲーミング向けのワイヤレスLAN Killer Wireless-AC 1535を標準搭載


専用のユーティリティ Killer NetWork Manager

ネットワークの利用を監視し、各トラフィックの帯域幅や優先度を設定できるユーティリティ。オンラインゲームのパフォーマンスを安定させる役割を担います。



掲載モデルも含め、本シリーズでは、主に以下の構成を選択できます。

あくまでも、提供されている構成の選択肢であり、全てのモデルで以下のパーツを自由に組み合わせられるわけではないため、詳しくは製品ページにてご確認ください。

OS Windows 10 Home 64bit 日本語
Windows 10 Home 64bit 英語
Windows 10 Pro 64bit 日本語
Windows 10 Pro 64-bit 英語
液晶 17.3 FHD (1920 x 1080) IPS 非光沢 300-nits (Tobii IR Eye-tracking付)
17.3 FHD (1920 x 1080) IPS 非光沢 300-nits
17.3 UHD (3840 x 2160) IPS 非光沢 300-nits (Tobii IR Eye-tracking付)
CPU Core i7-6700HQ(最大3.5GHz)
Core i7-6820HK(ダイナミックOC 最大4.1GHz)
Core i7-7700HQ(最大3.8GHz)
メモリ 8GB DDR4 at 2400MHz (1x8GB)
8GB DDR4 at 2667MHz (1x8GB)
16GB DDR4 at 2400MHz (2x8GB)
16GB DDR4 at 2667MHz (2x8GB)
32GB DDR4 at 2400MHz (2x16GB)
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 1060(6GB GDDR5)
NVIDIA GeForce GTX 1070(8GB GDDR5)
ストレージ 180GB M.2 SATA SSD
1TB 7200RPM
128GB M.2 SATA SSD + 1TB 7200rpm
180GB M.2 SATA SSD + 1TB 7200rpm
256GB PCIe SSD + 1TB 7200rpm
512GB PCIe SSD + 1TB 7200rpm
1TB PCIe SSD + 1TB 7200rpm



以下、搭載ストレージの詳細です。


搭載されているストレージ/span>


ストレージの内訳

起動ドライブであるSSDには東芝製の「THNSN5512GPUK NV」という512GB SSDが、データストレージにはHGST製の「HTS721010A9E630」という1TB HDD(7200rpm)が搭載されていました。

PCIe規格のSSDが搭載されているだけあり、読み書きともに圧倒的な速度です。ゲームはもちろん普段の作業など、様々な場面でその速度が活きてくるでしょう。

先にも書いた通り、本製品はストレージの選択肢が比較的幅広く、用途にあったストレージ構成を選べます。



利用するグラフィックスを外部GPUに固定可能

ALIENWARE 17(R4)は、デフォルトの設定ではマシンにかかる負荷に応じて、GTX 1070(8GB)とHD グラフィックス 530の利用が切り替わる Optimus機能に対応していますが、外部GPUに固定して利用することもできます。


外部GPUに固定するには・・

Fn + F7 の組み合わせを押すと、ファンクションキー「F7」のサブ機能として搭載されているGPU切り替え機能が動作します。



Fn + F7で表示されるダイアログに従い、Restart Nowを選択。
再起動後、外部GPUに固定された状態になっているはずです。

最後同じ操作を繰り返せば、Optimus機能が有効になった状態へ戻せます。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているALIENWARE 17(R4)で実施したベンチマークテストの結果です。
CPUはOCなし、グラフィックスは外部グラフィックスに固定したうえで、実行しています。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用 左がSSD、右がHDDのスコア


【3DMark】



Fire Strikeの実行結果



Fire Strike Ultraの実行結果



Time Spyの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720(最高品質)、1920×1080(最高品質)/ウィンドウモードで実行


【ファンタシースターオンライン2 EP4】


1920×1080(設定3)、1920×1080(設定6)


【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】




上から1280×720、1980×1080、3840×2160(DirectX 11/最高品質)


【CINEBENCH R15】


【GTA V】

GTA Vのベンチマークテストを実行してみました。
画質は、デフォルトの設定、最高画質の2パターンで、フルHDの解像度で実行しています。

デフォルト MSAA x4、リフレクションMSAA x4、異方性フィルタリング x16、他は多くが「高」
最高画質 グラフィック、高度なグラフィック設定ともに、出来うる限り上限の設定


【フルHD&標準画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 24.629063 106.645615 86.790108
Pass 1 54.766167 129.780807 97.434135
Pass 2 60.557854 149.073349 100.900742
Pass 3 58.743195 161.401489 120.286781
Pass 4 32.241787 160.346130 100.919792


【フルHD&最高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 15.012283 83.893600 52.487457
Pass 1 24.110676 58.410236 41.394775
Pass 2 31.417555 91.005325 55.849899
Pass 3 38.983723 98.316025 64.612785
Pass 4 22.449898 131.357849 53.867950

フルHDの解像度&デフォルト設定では、余裕のパフォーマンスで遊べると思いますが、最高画質では60fpsを下回ることが多く、快適にプレイできるとは言い難いです。

幾つかの設定を下げた状態でプレイすると良いでしょう。


【SteamVR Performance Test】

SteamVRのパフォーマンステストはVRレディという結果。
平均忠実度は10.7ととても高く、VRの利用も余裕の性能だと言えるでしょう。



消費電力・温度

ALIENWARE 17(R4)のアイドル時、高負荷時(3DMark実行時)の消費電力を測定してみました。

画面の輝度は50%に設定、バックライトキーボードはオフ、グラフィックはマシンにかかる負荷に応じて切り替わる設定(Optimusが有効)にした上で、測定を行っています。(以降、全てこの設定)

アイドル時 ・・・ 16W
ベンチマーク実行時 ・・・ 166W

※実際の値は若干上下します

アイドル時の消費電力はとても低いです。
一方でベンチマーク実行時の消費電力は大きめです。




次に、高負荷時(3DMarkのFire Strikeを20分以上実行)のパーツ温度を測定。

CPU温度が結構高めになるようです。
一方でグラフィックスの温度は、他のゲーミングノートと比較して低温です。




さらに、高負荷時のキーボード表面温度を測定してみました。

キーボード中央部が若干温かくなるものの、全体的に低温であり、文字入力やゲームの操作は快適に行えます。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

ALIENWARE 17(R4)の再起動時間を測定。
以下、PassMark Rebooterの実行結果です。

1回目 0:50
2回目 0:47
3回目 0:47
4回目 0:46
5回目 0:48
6回目 0:45
7回目 0:48
8回目 0:46
9回目 0:47
10回目 0:46

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 47秒

ALIENWARE 17(R4)の再起動にかかる時間は およそ47秒。
起動ドライブがSSDであるため、起動もシャットダウンも高速です。

ゲームのロードも速く、ゲーム時も待たされることなく快適に遊べます。



バッテリ駆動時間

ALIENWARE 17(R4)のバッテリ駆動時間を測定。

駆動時間の測定には bbenchを使用、設定はストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLANによるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎に実行されるという内容です。




バッテリの電力が100%から5%に減少するまでの時間は28574秒。
約7.9(7.937222…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

上記はあくまでも、文字入力やネット閲覧といった簡単な作業時のバッテリ駆動時間ではありますが、ゲーミングPCにしては結構持つという印象です。



Alienwareコマンドセンターを搭載

ALIENWARE 17(R4)には、ALIENWARE独自のソフトウェア「Alienwareコマンドセンター」がプリインストールされています。

Alienwareコマンドセンターは、イルミネーション機能の設定を行える「AlienFX」、電源管理の「AlienFusion」、ゲームごとの環境設定プロファイルを作成したり、パフォーマンスの監視を行える「AlienAdrenaline」、マクロキーの設定を行える「Alienware TactX」の総称で、ゲームに役立つ様々な機能を利用できます。




イルミネーション機能の詳細な設定が行える「AlienFX」


電源の詳細な管理が行える「AlienFusion」


マクロキーの設定を行える「Alienware TactX」


ゲームごとの環境設定プロファイルの作成や、パフォーマンスの監視を行える「AlienAdrenaline」


AlienAdrenalineでは、パフォーマンスのリアルタイム監視のほか、記録も行える



ALIENWARE 17(R4) まとめ

ALIENWARE 17(R4)のレビューは以上となります。

第6世代、第7世代のCore i7やGTX 1060(6GB)、GTX 1070(8GB)を搭載するなど、どの構成を選んでもハイパフォーマンスであることに加え、ゲームに役立つ機能を多数搭載するなど、一般のノートPCと比較して非常に高機能なモデルです。

幻想的なイルミネーション機能や、ゲームプレイでは重宝するプログラマブルキー、ゲーマー向けのワイヤレスLAN、ALIENWAREならではのソフトウェアの搭載など、まさにゲームをプレイするためのゲーミングノートといえる製品です。

Alienware Graphics Amplifierに対応している点も、将来的にパワーアップの可能性があるというところで、本製品を利用するメリットの1つだといえます。

Tobii社のアイトラッキングシステムの搭載もユニーク。
対応のゲームをお持ちの方、またプレイしたいという方には魅力ある機能でしょう。

光学ドライブや、メディアカードスロットはありませんが、有利な環境でゲームをプレイしたいというユーザーにはおすすめのゲーミングノートです。

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