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マウスコンピューターが販売するゲーミングデスクトップPC、NEXTGEAR i650 シリーズのレビューです。

NEXTGEAR i650 シリーズは、Z170チップセットを搭載するG-TuneブランドのゲーミングデスクトップPC。

NEXTGEAR i650と一口に言っても様々な構成のモデルが存在しますが、今回はPascal採用の最上位グラフィックカード、TITAN X(12GB)を搭載するモデルです。

GTX 1070やGTX 1080搭載の構成であってもパフォーマンスは驚くほど高かっただけに、それらのカードよりも確実に高い性能を持つ、TITAN X(12GB)搭載PCのパワーがどの程度なのかが気になるところ。

というわけで以下、製品の特徴をはじめ、実際のパフォーマンスについて詳しく見ていきたいと思います。


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【NEXTGEAR i650 シリーズ(TITAN X(12GB)) レビュー記事目次】

・NEXTGEAR i650 シリーズ 筺体外観や操作性をチェック
筐体外観・内部の構造をチェック

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果他のグラフィックカードとの性能比較消費電力・温度再起動時間

・製品のまとめ
NEXTGEAR i650 シリーズ(TITAN X(12GB)) まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


NEXTGEAR i650 シリーズ 筺体外観・内部の構造。

まず、NEXTGEAR i650 シリーズに採用されている筐体について。
本シリーズの筐体についてはこれまでにも何度もご紹介しているため、詳しくは以前に掲載した「NEXTGEAR i650のケースの外観」をご覧ください。

ここでは、筐体背面と内部構造の様子について解説します。




筐体正面側の様子 中世の鎧の兜を彷彿とさせるような、インパクトのあるオリジナルケースを採用

筐体背面全体の様子です。
オールブラックの塗装が施されており、見た目にクールな印象を受けます。

インターフェースは上の方からUSB3.0×2、PS/2端子(キーボード/マウス)、USB3.0×2、LAN端子、USB2.0×2、オーディオ端子×6(ラインイン、ラインアウト、マイク入力、リアスピーカー、センター・サブウーファー、サイドスピーカー)が並び、中央の拡張スロット付近にはグラフィックカードから提供されているDisplayPort×3、HDMI、DVI-D端子が、最下部には電源コネクターや電源スイッチが並ぶという内容です。

筐体のフロント側や天面には、光学ドライブやSDカードスロット、USB3.0×2、USB2.0×2、オーディオ端子×2基が搭載されるなど、頻繁に利用する端子にアクセスしやすい配置が採用されているため、とても使いやすいです。




続いて、筐体内部の構造をチェックします。

筺体内部の様子。
背面と同じく、内部パーツにもブラック塗装が施されるなど、こだわりが感じられるデザインです。

各パーツは、右上から時計回りに光学ドライブベイ(5インチベイ)×2、3.5インチオープンベイ、3.5インチシャドウベイ×4、電源ユニット、グラフィックカード、CPU、メモリ×4スロットが並ぶという内容です。

光学ドライブとHDDベイの間に空間を設けることで、フロントに取り付けられているファンが取り込んだ空気を後部のパーツに効率よく送ることができるという、冷却性に優れた構造を採用しています。

HDDケージを大幅にカットしている分、拡張性はある程度制限されてしまうのですが、それでも十分な数のベイをそなえているため、一般的な使いかたでベイが足りなくなってしまうようなことはまずないでしょう。



搭載されているグラフィックカード、NVIDIA TITAN X(12GB)です。



CPU周りの様子。
CPUのすぐ右側には4基のメモリスロットが、下部にはM.2スロットが搭載されているのが見えます。



グラフィックカード下部の様子。



フロント側に設置されているベイ。
フロントファンの後部にスペースが設けられており、効率の良いエアフローを実現しています。



上部の5インチオープンベイと、3.5インチオープンベイ。
既にメディアカードリーダーは天面の方へ搭載されているため、オープンベイへはユーザー好みのパーツを搭載できます。



3.5インチベイが4基。
2.5インチベイとしても利用できます。

スクリューレスでHDDマウンタの脱着が行えるなど、メンテナンス性に優れています。



電源ユニット。
掲載モデルには700W(80PLUS BRONZE)電源が標準搭載されています。

もちろん、カスタマイズによるグレードアップが可能です。



先ほどとは反対側のパネルを開いた図。
ケーブルの整理などがしやすいです。



NEXTGEAR i650PA7-SP5 構成内容と特徴について

掲載しているNEXTGEAR i650PA7-SP5の構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】




【GPU-Z】

【NEXTGEAR i650PA7-SP5 の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-6700K(4GHz/TB時最大4.2GHz)
チップセット   Z170 Express
グラフィックス   NVIDIA TITAN X(12GB)
メモリ   32GB(8GB×4/PC4-17000/4スロット/最大64GB)
ストレージ   480GB SSD(SATA3/ADATA製)、3TB HDD(7200rpm/Seagate製)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
拡張ベイ   5.25インチ×2、3.5インチオープン×1、3.5インチシャドウ×4
拡張スロット   PCI Express x16×2、PCI Express x1×4
電源   700W(80PLUS BRONZE)
サイズ   190×543×450(幅×奥行き×高さ/mm/フロントパネル装着時)
重量   約11.3kg
保証   1年間無償保証・24時間×365日電話サポート

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2016年12月25日時点の情報に基付く内容となります。

主にWindows 10 Home、Z170、Core i7-6700K、TITAN X(12GB)、32GBメモリ(DDR4)、480GB SSD&3TB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、700W電源を搭載するという内容のモデルです。

これまでにも、様々なグラフィックカードを搭載するNEXTGEAR i650 シリーズを掲載してきましたが、今回はPascal採用のゲーミング向けGPUで最上位に位置づけられる TITAN X(12GB)を搭載しており、その点がこのモデルの肝だとも言えるでしょう。

通常、ゲーミング向けのNVIDIA GPUには「GeForce」という名称が付きますが、Pascal採用のモデルはシンプルに「TITAN X」と名付けられており、ゲーミングには留まらないと思わせる点が印象的なグラフィックカードです。

搭載PCの価格がぐんと高くなってしまうのが難点ではあるものの、4K環境での快適なゲームプレイを考えるゲーマーなどには、魅力の大きいグラフィックカードであることは否めません。

グラフィックカード以外の構成についても、CPUにはCore i7-6700K、32GBものメモリや、大容量SSDとHDDを搭載するなど、当然ながら足を引っ張るような構成とはなっておらず、基本構成でも十分だと思える内容です。

好みでメモリやストレージ、電源他のカスタマイズを検討するとよいでしょう。



搭載ストレージの詳細です。


SSDの仕様


HDDの仕様


ストレージの内訳

起動ドライブのSSDにはADATA製の「SP550」という480GB SSDが、HDDにはSeagate製の「ST3000DM001-1ER166」という3TB HDDが搭載されていました。

SSDはSATA規格のモデルですが、読み込みに加えて書き込みのスピードも速く、性能の高いモデルです。

480GBもあれば、数多くのゲームをインストールするような場合にも、容量不足で不便を感じるようなことはあまりないでしょう。

HDDの容量も3TBと大きく、ゲームのデータをはじめ、写真や動画などサイズの大きなファイルの保存にも困りません。

もちろん、カスタマイズでは NVMe SSDやさらに大容量のHDDも選択可能です。



ベンチマークテストの結果

以下、NEXTGEAR i650PA7-SP5で実行したベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用 左がSSD、右がHDDのスコア


【3DMark】



Fire Strikeの実行結果



Fire Strike Ultraの実行結果



Time Spyの実行結果


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】


左から1280×720(最高品質)、1920×1080(最高品質)/ウィンドウモードで実行


【ドラゴンズドグマ オンライン】


1980×1080 / 最高品質


【ファンタシースターオンライン2 EP4】


1920×1080(設定3)、1920×1080(設定6)


【FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド】




上から1280×720、1980×1080、3840×2160(DirectX 11/最高品質)


【CINEBENCH R15】


【GTA V】

GTA Vのベンチマークテストを実行しました。

以下、標準画質(デフォルトの画質)、最高画質設定時のベンチマーク結果です。フルHD、4Kの2通りの解像度で実行しています。


【フルHD&標準画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 11.834218 142.500504 119.077286
Pass 1 74.305862 153.354263 131.489792
Pass 2 100.211502 192.877396 137.868393
Pass 3 112.431015 219.607315 165.568298
Pass 4 35.873604 292.072327 138.319519


【フルHD&最高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 5.193328 94.485481 79.429932
Pass 1 36.926849 87.002335 62.501301
Pass 2 17.435192 133.095108 85.253319
Pass 3 58.638496 146.041595 102.213844
Pass 4 42.489647 152.404831 79.140961


【4K&標準画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 13.683272 130.625381 102.267250
Pass 1 57.351368 138.213181 95.996986
Pass 2 63.457504 186.962448 94.235573
Pass 3 69.698502 191.022888 105.054695
Pass 4 51.629848 265.341919 101.757370


【4K&最高画質設定】

Frames Per Second (Higher is better) Min Max Avg
Pass 0 3.687881 53.403629 31.153709
Pass 1 12.455160 62.261337 25.871140
Pass 2 22.319500 125.109772 32.137856
Pass 3 7.897649 144.238602 35.380756
Pass 4 18.169432 107.446442 31.197897

さすがに4Kで最高画質の状態では、快適にプレイができるとはいい難いですが、それでも平均すると30fpsはほぼ超えており、プレイできなくはありません。

4Kでも、標準画質(デフォルトの画質)では快適にプレイできるなど、圧倒的なパフォーマンスです。


【SteamVR Performance Test】


SteamVRのパフォーマンステストでは当然ながら、VRレディという結果。
平均忠実度は11と、VR環境でも快適に利用できるパワーを持ち合わせています。

ゲーム用途ならほぼ、何でもできると考えて良さそうです。



他のグラフィックカードとの性能比較

掲載しているNEXTGEAR i650PA7-SP5 のスコアと、他のグラフィックカードのベンチマークスコアとを比較してみました。

比較しているPCはメモリ容量などが同じではないため、正確な比較ではないのですが、他のグラフィックカードとの性能差の目安にはしていただけると思います。


GTX 1070 GTX 1080 TITAN X (掲載モデル)
3DMark Fire Strike 17582 21486 28912
Fire Strike Ultra 4125 5014 6873
Time Spy 5499 9098
FF XIV
蒼天
1920×1080
最高
16316 18729 20021
3840×2160
最高
5258 6702 8907
GTA V フルHD/最高
Pass0~4の平均
68.354947 69.1274304 81.7078714
4K/最高
Pass0~4の平均
21.332594 24.366149 31.1482716
掲載モデルの主な構成 Core i7-6700K
Z170
16GB
GTX 1070(8GB)
Core i7-6700K
Z170
16GB
GTX 1080(8GB)
Core i7-6700K
Z170
32GB
TITAN X(12GB)

※3DMarkはいずれもグラフィックスコアを掲載

見る限り、ほぼすべてのベンチマークテストで TITAN X(12GB)搭載のモデルが最高スコアという結果です。

4K環境でさえ、群を抜いて高いパフォーマンスが出ており、性能を突き詰めたいという方はもちろんですが、4Kで快適にゲームプレイしたいというユーザーには、TITAN X(12GB)搭載のPCが適していると言えるでしょう。

最上位というだけのことはあるグラフィックカードだと思います。



消費電力・温度

NEXTGEAR i650PA7-SP5のアイドル時、およびベンチマーク実行時(3DMark)の消費電力を測定してみました。

アイドル時 ・・・ 36W
ベンチマーク実行時 ・・・ 271W

※実際の値は若干上下します

さすがに、ベンチマーク実行時の消費電力は高いです。

GTX 1070やGTX 1080など、GTX 1000番台のモデルは総じて旧世代のグラフィックカードよりもかなり低消費電力な傾向がありましたが、今回の TITAN Xにおいてはそれらとは毛色が異なるようで、消費電力が抑えられている感じはありません。

が、それに見合うだけのパワーを持ち合わせていると言えるでしょう。




ベンチマークテスト(3DMarkのFire Strike)を20分以上実行後、筐体内のパーツ温度を測定してみました。

高い負荷がかかる状態が長く続くと、CPUはそれ程でもありませんが、グラフィックカードの温度がやや高めとなるようです。



再起動時間

NEXTGEAR i650PA7-SP5の再起動時間を測定してみました。
以下、PassMark Rebooterの実行結果です。

1回目 0:29
2回目 0:35
3回目 0:34
4回目 0:34
5回目 0:33
6回目 0:34
7回目 0:33
8回目 0:33
9回目 0:34
10回目 0:33

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 33秒

NEXTGEAR i650PA7-SP5の再起動にかかる時間は 約33秒。
SSD搭載の構成であるため、非常に高速です。

ゲームのロード等も速いです。



NEXTGEAR i650 シリーズ(TITAN X(12GB)) まとめ

NEXTGEAR i650PA7-SP5 のレビューは以上となります。

拡張性、冷却性能に優れたNEXTGEAR専用のオリジナルケースに、最上位のグラフィックカード NVIDIA TITAN X(12GB)を搭載する、非常にハイパフォーマンスなモデルです。

Core i7-6700Kや32GBものメモリ、SSD&HDD、700W電源の構成を採用するなど、基本構成でも十分にハイスペックな内容ですが、カスタマイズでは最大64GBのメモリや電源のグレードアップ、大容量ストレージやNVMe SSDの選択も可能となるなど、柔軟に構成を組むことができます。

実際の性能に関しては、VRの利用はもちろん、4K解像度でのゲームプレイも快適に行うことができるなど、最上位を謳うだけのことはあります。

価格の高さがネックにはなり得るものの、特に4K液晶でのゲームプレイをお考えのユーザーには、購入を検討する価値のあるモデルだと言えるでしょう。

あらゆる面で、大きな満足感を得られるゲーミングPCです。