HTC Viveを体験! ドスパラのVR体験スペース「VRパラダイス」へ行ってきました
先日実施されたドスパラの製品展示会にて、VRヘッドマウントディスプレイ「HTC Vive」を体験してきました。
HTC Viveは2016年7月7日より、ドスパラをはじめとする幾つかのメーカーから販売が開始されており、加えて秋葉原にある ドスパラ秋葉原本店の5Fでは、VR専用の体験スペースである「VRパラダイス」がオープン。
HTC Viveを無料で体験できるようになっています。
今回、そのVRパラダイスにて「HTC Vive」を体験させていただきましたので、その概要や利用した感想などを簡単にまとめたいと思います。
VR体験ができる! ドスパラ VRパラダイス
VR体験スペース「VRパラダイス」はドスパラ秋葉原本店の5Fにあります。
店舗右側の通路奥にあるエレベーターより、VRパラダイスがあるビルの5Fヘ上がる事ができます。
なお、VRの体験を行うには予め予約が必要となっていますので、予約をしてから訪問してください。専用のウェブサイトより1週間先まで予約ができるようになっています。
当日予約のみなら店頭でも行えるようですが、その日聞いた話によると数日後まで埋まっているとの事でしたので、サイトから予約をしていった方が確実だと思います。
試遊出来る時間は1人(グループ)あたり30分です。
■店舗所在地
ドスパラ秋葉原本店5階
〒101-0021 東京都千代田区外神田3-11-2 ロック2ビル5階
■営業時間
平日13:00~20:00 休祝日12:00~19:00 / 定休日なし
■VR体験予約サイト
https://www.vivedemo.jp/
順次、全国のドスパラでも体験できるようになるとの事で、既にドスパラ秋葉原本店以外でも体験できる店舗があるようです。
VRパラダイスの体験スペースの様子
VR体験スペース。
フロアには幾つかの体験スペースが用意されているのですが、隣のスペースとは暗幕で仕切られているため、隣に丸見えなんて事にはなりません。
暗幕が張られているのはセンサー同士の干渉を避けるための対策ですが、ヘッドセットを付けて動き回る姿は、はた目から見るとちょっと面白い感じなので、見えないのは有難いです。
一人で訪れる場合などだと、余計にそう思うのではないでしょうか。
ちなみに椅子から天井へ続いているケーブルは、HTC Viveに接続されたケーブルです。そのままだと邪魔になってしま為、天井から吊り下げる様なスタイルを採用しています。
こういう場だからともかく、自宅で利用する場合だと結構邪魔になりそうですね。
自宅で行う場合にもう一つ大変だなと思うのが、ユーザーの動きを感知するためのセンサーの設置場所です。
写真のようなセンサーを高い位置に2か所設置しなくてはならず(離れた位置に)、常時設置できる場所を考えるのが少し大変だなと思いますが、これを買う人にとっては大した問題ではないのかもしれません。
VR体験で利用するHTC Vive本体とコントローラー2基、そしてヘッドフォンです。
HTC Vive本体。
結構ゴツイです。
写真などでHTC Viveを見るたびに「テントウムシ」を連想してしまっていたのですが、本物もやはりテントウムシっぽい感じのデザインでした。
装着すると、以下のような感じになります。
まずHTC Viveを装着し、さらにサウンドを聴くためにヘッドフォンを接続して装着する必要があります。
重くないという方もおられるようですが、私自身には少し重く感じられました。
とはいえ、実際のゲームプレイでは重さなどすっかり忘れてしまっていたので、慣れれば全く気にならなくなりそうです。
なお、多くの方が装着するとだんだんと汚れていくのでは?・・なんて所が気になる方もおられるかもしれませんが、HTC Viveを装着する前に、「NINJA MASK」と呼ばれる目のマスクのようなものを装着するようになっているため、その点は心配ないと思われます。
コントローラー。
銃を撃ったり絵を描いたり物を持ったり・・・といった操作を行うためのセンサーです。
コントローラーは上写真のように左右の手で持ち、様々な操作を行います。
一応、操作方法が書かれた用紙を事前に頂きましたが、実際に使うまでは覚えられませんでした。
当然ゲームによって操作方法が異なるのですが、一度教えてもらったら後は直感的に操作を行う事ができると思います。
VRパラダイスで体験できるVRコンテンツ
VRパラダイスで体験できるコンテンツは4種。
・・と聞きましたが、調べてみると実際は6種類用意されているようです。
この日用意されていたのは、ゾンビゲームの「The Brookhaven Experiment」、海中の世界を体感できる「theBlu」、3Dの仮想空間にお絵かきができる「Tilt Brush」、ミニゲーム集の「The Lab」の4種でした。
通常はこの4種が提供されており、何も言わなければこの4種で遊ぶことになるのですが、実は隠しコンテンツとして「Muv-Luv」と「ピナのVRフォトセッション」が提供されており、希望者のみプレイできるのだとか。
「Muv-Luv」は、事前に訪れたドスパラの製品展示会場で既に体験していたのですが、デモという事もあってちゃんとプレイできなかった為、機会があればまた体験してみたいと思ったりします。
お絵かきVRアプリ「Tilt Brush」をプレイ
この日は時間の都合上、体験できるゲームは1種のみという事でしたので、迷った挙句、Googleが開発したお絵かきVRアプリ「Tilt Brush」を選択しました。
実際の利用では、1グループあたり30分の時間が設けられており、その時間内であれば複数のゲームをプレイ可能です。
「Tilt Brush」を選んだ理由ですが、ゾンビゲームは嫌だったのと海の世界は刺激がなさそうだった事、ミニゲーム集の「The Lab」はその時点ではどういうゲームなのかがよくわからなかったので、わかりやすいお絵描きアプリを選んだというわけです。
パソコン画面では上写真のようなつまらない状態ですが、HTC Viveを装着した状態では、3Dの仮想空間一杯にツールを使ってお絵かきする事ができます。
ヘッドマウントディスプレイ越しに見える空間をお見せ出来ないのが残念なのですが、自分の描いたものが自分の周りにたくさん散らばっているという不思議な状態です。消さなければだんだんと書くところがなくなっていくという・・
こちらは他の方がプレイしていたゾンビゲーム。
左右前後から襲ってくるゾンビを撃ち倒すというゲームです。
映像が結構リアルなだけに、ヘッドマウントディスプレイ越しだと非常に迫力があると思われます。
HTC Vive の利用に適したゲーミングPCは?
最後に、HTC Viveの利用に適したドスパラのゲーミングデスクトップPCを簡単にご紹介いたします。
Oculus Rift等と同じく、HTC Viveの推奨スペックはCPUがCore i5-4590やAMD FX8350と同等かそれ以上、グラフィックスに関してはGTX 970やRadeon R9 290と同等かそれ以上とされており、スペック要求は高め。
といっても、GTX 970くらいのPCならそれ程高額ではないわけですが(HTC Viveにかかるコストを省き)、今VR用のPCを買うのなら、最新のGTX 1070や GTX 1080を選んだ方がこの先も長く楽しめるように思いますし、そう考えて購入される方が多いのではないでしょうか。
以下は、ドスパラが販売する「GALLERIA HTC Vive VR READY 推奨モデル」です。
HTC Viveを同時購入できるオプションの選択肢が用意されているため、これからHTC Viveを買おうという人にもおすすめです。
HTC Vive単独での購入も可能です。
Windows 10 Home
Core i7-6700
GeForce GTX1080
Windows 10 Home
Core i7-6700
GeForce GTX1070
Windows 10 Home
Core i7-6700
GeForce GTX1080
なお、「GTX 1080や GTX 1070を搭載! GALLERIAゲーミングデスクトップPCの展示機レビュー」でも書いた通り、GTX 1070やGTX 1080には Core i7-6700Kの組み合わせがお勧めです。
下位のCPUを組み合わせる事がボトルネックとなり、GTX 1070やGTX 1080の高いパフォーマンスの足かせとなってしまう可能性があるため、最高の性能を発揮させたいのならCore i7-6700Kとの組み合わせがベストだと言えます。
あとVRマシンを自作したいという方には、「パーツの犬 ゲーミングモデル VR-001」もおすすめ。
こちらGTX 1080が搭載されており、HTC Viveの利用には全く問題のないスペックとなっています。
参考にしていただけますと幸いです。