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前記事(NEXTGEAR-NOTE i5310 シリーズレビュー GTX 950Mを搭載する低価格15.6型ゲーミングノート)に続き、今回はNEXTGEAR-NOTE i5310シリーズの構成と性能面について。

掲載しているのはWindows 10、 Core i7-6700HQ、16GBメモリ、GTX 950M(2GB)、256GB M.2 SSD&1TB HDDを搭載する「NEXTGEAR-NOTE i5310PA1」というモデル。

NEXTGEAR-NOTE i5310シリーズでは最上位のプラチナモデルに位置づけられる製品で(2015年12月8日時点)、上位のCPUや16GBメモリの搭載に加え、ストレージがかなり豪華な内容となっています。

今回は、上記構成のNEXTGEAR-NOTE i5310の構成内容や性能面について詳しく触れてみました。


【NEXTGEAR-NOTE i5310 シリーズ レビュー記事目次】

・NEXTGEAR-NOTE i5310 シリーズ 筺体外観・インターフェース・操作性をチェック
外観・インターフェースキーボード周りの操作性液晶の見やすさ主な付属品

・構成内容と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動時間バッテリ駆動時間

・ソフトウェアについて
主なプリインストール・ソフトウェア

・製品レビューのまとめ
NEXTGEAR-NOTE i5310 シリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


NEXTGEAR-NOTE i5310 シリーズ 構成内容とその特徴について

まず、掲載しているNEXTGEAR-NOTE i5310PA1の主な構成内容と、その特徴について解説します。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【NEXTGEAR-NOTE i5310シリーズ(NEXTGEAR-NOTE i5310PA1)の主な構成】

OS   Windows 10 Home 64bit
プロセッサ   Core i7-6700HQ(2.60GHz/TB時最大3.50GHz)
ディスプレイ   15.6型 フルHD(1,920×1,080)、非光沢
グラフィックス   NVIDIA GeForce GTX950M(2GB)/HD グラフィックス 530
メモリ   16GB(8GB×2/PC3-12800 DDR3L SODIMM/最大16GB)
ストレージ   256GB SSD(M.2/PCI Express x4/Samsung製)+ 1TB HDD (SerialATAII接続/ 5400rpm/TOSHIBA製)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
無線機能   IEEE 802.11 b/g/n、Bluetooth v4.0 + LE
バッテリ   公称の駆動時間:約5.2時間
サイズ   374×249.5×32.8(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.5kg

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2015年12月08日時点のものです。

Windows 10、Core i7-6700HQGeForce GTX950M(2GB)、メモリ16GB、256GB SSD& 1TB HDD、DVDスーパーマルチドライブを搭載する製品です。

本製品はGTX950Mというやや性能を抑えたグラフィックスを採用しているため、ゲームをプレイする製品としては性能は低い方なのですが、その分価格がかなり抑えられています。

掲載モデルに関しては、Core i7-6700HQやメモリ16GB搭載とGPU以外のスペックはかなり高めですが、価格は149,800円(税別/2015年12月8日確認)~と内容の割にリーズナブル。下位モデルではCore i3を搭載したモデルも提供されるなど、できるだけ低価格なゲームノートが欲しいという方に向いています。

GTX950M搭載といっても、画質を調整すれば多くのゲームを快適にプレイ可能ですし、この製品位価格が安ければゲーム目的ではなく、性能の高いノートPCが欲しいという方にもおすすめできます。

ノングレアパネルで作業がしやすく、また光学ドライブも標準搭載されるなど、様々な用途に使いやすい15.6型ノートです。



搭載されているストレージの内容を詳しく確認します。


SSDの詳細


HDDの詳細


ディスクの内訳

起動ドライブには、Samsung製の「MZHPV256HDGL-00000」という256GB M.2 SSDを搭載、またデータドライブにはTOSHIBA製の「MQ01ABD100」という1TB HDDを搭載しています。

M.2 SSDはPCI Express x4で接続されており、文句なしに速いです。

ただこのM.2 SSD、常時温度がやや高めであるところが少し気になります。
接続場所がMBに近く、他のパーツの発熱の影響を受けやすいのかとも思っていましたが、このカード自体の発熱が大きいようで、長時間のゲームプレイなどで高温が続くゲームPCではパーツの劣化が気になります。

実際、温度を測ってみたところでは、高負荷時の最高温度は60度の少し手前くらいと高温ではあるものの、故障を気にする程ではないと思うのですが、もし温度が気になるというのであれば、本製品ではM.2規格でないSSDも選択できますのでそちらを選択されると良いでしょう。

その代りHDDを搭載できなくなりますが、大容量SSDであってもかなり安く選択できますので、HDDがなくても容量に困る事はないと思います。

なお、同じNEXTGEAR-NOTE i5310シリーズであっても、モデルによってSATA接続のSSDを選択できるものとできないものがありますので、選択の際はご注意ください。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているNEXTGEAR-NOTE i5310PA1で実行したベンチマークテストの結果です。
Optimus関連の設定は、常に外部グラフィックスがオンになるように設定しています。


【CrystalDiskMark】


Ver.5を使用



【3DMark】


3DMark 各テストのスコア


Fire Strikeのスコア詳細


Fire Strike Ultraのスコア詳細



【BIOHAZARD 6】



【FINAL FANTASY XIV】



蒼天のイシュガルド DirectX 11で実行



【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】



【Tomb Raider】


左:NORMAL / 中央:HIGH / 右:ULTRA (全て1920×1080の解像度)



【CINEBENCH】


負荷の高いゲームだと画質を下げる必要が出てきますが、ドラクエX位だと最高画質でも余裕なパフォーマンスです。

基本、軽いゲームしかしない方に向く構成の製品だと言えますが、高負荷なゲームをプレイする場合であっても多少なら画質調整で対応できますので、画質を落としても良いという方なら本製品でも全然OKだと思います。

この位価格の安いゲームノートなら、性能高めのノートPCが欲しいという方にも良さそうです。高速なSSDを搭載していますので、ゲーム以外の作業も非常に快適に行えるでしょう。



消費電力・温度

NEXTGEAR-NOTE i5310シリーズの消費電力を測定してみました。
以下はアイドル時、ベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力測定値です。

Optimus関連の設定は「自動選択」に、画面の輝度は50%に設定した上で測定しています。

アイドル時 ・・・ 16W
ベンチマーク実行時 ・・・ 65W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

GTX950M搭載なので、ゲームノートにしては高負荷時の消費電力は低めです。




次に、NEXTGEAR-NOTE i5310シリーズの筐体内にあるパーツ温度を測定してみました。
以下はアイドル時、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度です。

ゲームノートにしては、全体的にやや低めの温度だと思います。




さらに、NEXTGEAR-NOTE i5310 シリーズの高負荷時のキーボード表面温度を測定してみました。

全体的に低い温度です。
局所的にあたたかい場所はあるものの、それ程気にせず利用できると思います。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、NEXTGEAR-NOTE i5310 シリーズの再起動にかかる時間を測定。
以下は8回の再起動時間と、その平均値です。

1回目 0:46
2回目 0:47
3回目 0:46
4回目 0:45
5回目 0:46
6回目 0:46
7回目 0:46
8回目 0:47

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 46秒

NEXTGEAR-NOTE i5310シリーズの再起動にかかる時間はおよそ46秒。
HDDを搭載するPCなどに比べるとかなり高速です。

実際、利用するたびに起動・シャットダウンを行う方は少数だと思いますが、今回のモデルのストレージ速度なら、そのような使い方をしてもストレスを感じるような事はないでしょう。



バッテリ駆動時間

NEXTGEAR-NOTE i5310 シリーズのバッテリ駆動時間を測定。
駆動時間の測定にはbbenchを利用、設定はストロークの実行が10秒毎に、ワイヤレスLAN利用によるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)は60秒毎という内容です。

Optimus関連の機能は「自動選択」に、画面の輝度は50%に設定した状態で測定しています。


バッテリの電力が100%から5%になるまでの時間は11487秒。
約3.2(3.19083333)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

バッテリの持ちはかなり短めですが、本製品の用途で不便を感じる事は余りないと思います。


主なソフトウェア

NEXTGEAR-NOTE i5310 シリーズの主なソフトウェアをご紹介いたします。
販売されている製品とは内容が異なる可能性がありますので、参考情報としてご覧ください。



Windows 10搭載モデルのデスクトップ画面

ソフトウェアはWindows 10標準のソフトに加えて、CyberLink製のソフトウェアやControl Center、Flexikey、Sound Blaster Cinema 2、マカフィー・リブセーフなどが搭載されるという内容です。

シンプルですが、必要なものは搭載されているという便利な内容です。

ゲームをプレイする場合には、システム設定の一括変更、およびWindows ボタンの有効・無効を設定できる「Control Center」や、プログラマブルキ-の設定などを行える「Flexikey」が役に立つと思います。


Control Centerの各設定画面


Flexikeyの各設定画面



NEXTGEAR-NOTE i5310 シリーズ まとめ

NEXTGEAR-NOTE i5310 シリーズのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・インテルの第6世代Coreプロセッサや GeForce GTX950M(2GB)を搭載
・非光沢の15.6型液晶や光学ドライブの搭載など、15.6型ノートとして使いやすい内容
・CPUはCore i3から選択できる(2015年12月8日時点)
・価格が安い

インテルの第6世代Coreプロセッサや、GeForce GTX950M(2GB)を標準搭載する15.6型フルHDのゲーミングノートです。

基本、軽めのゲームをプレイされる方に向く構成であり、最新の高負荷なゲームをバリバリこなすような方は選ばないと思うのですが、さすがゲーム向けのモデルだけあって、ノングレア液晶の採用やゲームに役立つソフトウェアの搭載など、ゲームプレイしやすい環境が整えられていると感じます。

CPUをCore i3から選択できるなど、ゲームノートとしては価格がかなり安い点も大きな魅力。この製品くらいの価格帯なら、ゲーム目的ではなく高性能なノートPCが欲しいという方にも気軽に手を伸ばせそうです。

15.6型のノートとしても使いやすい構成のモデルだと思いますので、ゲーム用途以外にもおすすめです。