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前記事(Inspiron 17 5000(5758)シリーズレビュー Adobe Elementsソフトを標準搭載する 17.3型ノートPC)に続き、今回はInspiron 17 5000(5758)シリーズの構成と性能について。

今回掲載しているのはWindows 8.1、17.3型フルHD液晶、Core i7-5500U、メモリ8GB、GeForce 920M(4GB)、1TB HDD、DVDスーパーマルチドライブを搭載する「Inspiron 17 5000シリーズ プラチナ」モデル。

本製品の中では上位の構成にあたるマシンで、価格は100,980円(税抜・配送料込/2015年7月23日時点)から。Core i5を搭載する下位モデルだと、もう少し安価に購入する事ができます。

Adobe製の動画・写真編集ソフト付きでこの価格ですから、これから写真や動画編集を始めようというような方にはなかなかお手頃で魅力の大きい製品です。

今回は、そんなInspiron 17 5000(5758)の構成特徴や性能面について詳しく触れたいと思います。


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【Inspiron 17 5000(5758) レビュー記事目次】

・Inspiron 17 5000(5758) 筺体外観や液晶・操作性などについて
外観・インターフェースキーボードの操作性筺体底面と内部構造液晶の品質

・構成特徴とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容
プリインストール・ソフトウェアの内容

・製品レビューのまとめ
Inspiron 17 5000(5758)シリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Inspiron 17 5000(5758)シリーズ 構成内容とその特徴について

まず、掲載しているInspiron 17 5000(5758)の構成内容と特徴について解説します。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【Inspiron 17 5000(5758)プラチナ の主な構成】

OS   Windows 8.1 64bit
プロセッサ   Core i7-5500U (2.4 GHz/TB時最大3GHz)
グラフィックス   GeForce 920M(4GB)、インテル HD グラフィックス 5500
メモリ   8GB(4GB×2/DDR3L)
ストレージ   1TB HDD(5400rpm/Western Digital製)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
ディスプレイ   17.3型フルHD(1920×1080)、非光沢
無線機能   Intel Centrino ワイヤレス-AC 3160、Bluetooth 4.1
バッテリ   4セル(40WHr/実測値は後の項に掲載)
電源アダプター   65W
ソフトウェア   Adobe Photoshop Elements & Premiere Elements 13,、マカフィーリブセーフ12か月版他
保証   1年間引き取り修理サービス

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2015年07月23日時点のものです。

Windows 8.1、Core i7-5500U、GeForce 920M(4GB)、17.3型フルHD液晶、メモリ8GB、1TB HDD、DVDスーパーマルチドライブを搭載する上位のプラチナモデルの構成です。

上記の構成の他、下位モデルではCore i5-5200Uを搭載する構成が、またCore i7-5500Uを搭載する上位モデルではGeForce 920Mを搭載する構成の他、内蔵グラフィックスを利用する構成もラインアップ。

液晶には17.3型HD+と、フルHDの非光沢液晶の選択肢が提供されています。

カスタマイズ性は高くはありませんが、手頃なクリエイティブ向けのノートとしてはニーズの高そうな構成を提供していると思います。

Adobe Photoshop Elements & Premiere Elements 13の標準搭載も、これから写真や動画編集を始めようという方には魅力が大きいです。



搭載されているストレージの内容を詳しく見てみます。


HDDの詳細


ディスクの内訳

HDDには、Western Digital製の「WD10JPVX-75JC3T0」という1TB HDD(5400rpm/9.5mm厚)が搭載されていました。

性能はHDDなりで速くも遅くもない普通のディスクですが、容量が1TBと大きく、写真や動画編集などをされる方には扱いやすいと思います。

本製品で提供されているストレージは、今の所この1TB HDDのみとなりますが、底面からHDDベイへ容易にアクセスできる構造となっていますので、もし提供されているストレージの構成が気に入らないとしても、後から何とでもできそうです。

なお、販売製品に上記と全く同じHDDが搭載されるとは限りませんので、ご注意ください。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載のInspiron 17 5000(5758)で実施したベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.5
メモリ 7.5
グラフィックス 5.8
ゲーム用グラフィックス 5.8
プライマリ ハードディスク 5.9

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 111.8111.2
512K 1.4081.341
4K 112.4112.6
4K QD32 0.5521.385

数値は左がRead、右がWrite/上記はランダムの値


【3DMark】


実行したテストの結果


Fire Strikeの詳細

Ice Storm・・・ 36777
Cloud Gate・・・ 5569
Sky Diver・・・ 3985
Fire Strike・・・ 1053


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

1280×720(描画設定3) ・・・ 3774
1920×1080(描画設定3) ・・・ 1322

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

1280×720 ・・・ SCORE:2979 / RANK:C
1920×1080 ・・・ SCORE:1712 / RANK:C


【FINAL FANTASY XIV】

新生エオルゼア キャラクター編

【蒼天のイシュガルド(DirectX 9)】

【新生エオルゼア】
1280×720(高品質/ノートPC) ・・・ SCORE:3437 / 評価:やや快適
1920×1080(高品質/ノートPC) ・・・ SCORE:1784 / 評価:設定変更を推奨

【蒼天のイシュガルド(DirectX 9)】
1280×720(高品質/ノートPC) ・・・ SCORE:3350 / 評価:やや快適
1920×1080(高品質/ノートPC) ・・・ SCORE:1840 / 評価:設定変更を推奨


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

1280×720(標準品質) ・・・ スコア:5481 / 評価:快適
1920×1080(標準品質) ・・・ スコア:3047 / 評価:普通


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 44.96fps
CPU ・・・ 268cb



Minecraftくらいのゲームならデフォルト~やや高めの描画設定でも快適に動作する

外部GPUを搭載しているといってもローエンドのモデルであるため、負荷のかかるPCゲームができるほどの性能は持ち合わせていませんが、内蔵グラフィックスを利用するノートPCよりも明らかに性能は高いです。

軽い3D系のゲームなら描画設定を調整すればプレイできない事はない、というくらいの性能です。写真や動画編集は編集するコンテンツにもよりますが、普通にできます。

内蔵グラフィックスでは少し心許ないという方に向く構成だと言えるでしょう。


消費電力・温度

Inspiron 17 5000(5758) の消費電力を測定。
以下はアイドル時、およびベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6)の消費電力測定結果です。

画面の輝度は50%程度に、Optimus関連の機能は「自動選択」に設定しています。

アイドル時 ・・・ 9W
ベンチマーク実行時 ・・・ 38W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

GPUの消費電力がそれ程大きくはない為か、全体的に消費電力は低いです。




続いて、Inspiron 17 5000(5758) の筐体内パーツの温度を測定。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度測定結果です。

想定範囲内ですが、高負荷な状態が続くとCPUの温度が若干高めとなります。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。

キーボード左側の温度がやや高くなりやすいです。
ただ温度が高くなる範囲が狭い為か、キーボード入力時、熱さが気になるような事は殆どありませんでした。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、Inspiron 17 5000(5758)の再起動にかかる時間を測定。
以下は9回の測定時間とその平均値です。

1回目 1:18
2回目 1:07
3回目 1:07
4回目 1:06
5回目 1:06
6回目 1:38
7回目 1:39
8回目 1:37
9回目 1:39

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分21秒

Inspiron 17 5000(5758)の再起動にかかる平均時間は約1分21秒。
これまで、HDDを搭載するPCの再起動時間は1分~1分半という結果が多く出ており、Inspiron 17 5000(5758)の再起動時間は、HDDを搭載するPCとしては標準的かやや遅めだと言えます。

普段からHDDを搭載するPCを利用しているのなら、快適に利用できる速度だと思います。



バッテリ駆動時間

Inspiron 17 5000(5758)のバッテリ駆動時間をbbenchで測定。
ソフトウェアの設定はストロークの実行が10秒毎に、無線LANによるインターネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)は60秒毎に実行されるという内容です。

画面の輝度は50%程度に、Optimus関連の機能は「自動選択」に設定した上で測定しています。




バッテリの電力残量が100%から5%になるまでの時間は19426秒。
約5.4時間(5.39611111..)のバッテリ駆動が可能という結果です。

それ程長いとは言えませんが、製品の性格上特に問題はないと思います。

なお、上記結果はあくまでも軽い作業時のバッテリ駆動時間であり、負荷のかかる作業では大幅に短くなる可能性があります。



プリインストール・ソフトウェアの内容

Inspiron 17 5000(5758) に標準搭載されているソフトウェアの内容をご紹介します。

製品購入の時期や、購入時に選択するオプションの内容によっては以下の内容とは異なる可能性がありますので、一例としてご覧ください。




デスクトップ画面


スタート画面


アプリ一覧画面

標準でインストールされているソフトウェアは上記の通り。
ソフトウェアの多くはデル製の管理系ツールです。

詳しくは上画像の「アプリ一覧画面」の内容を見ていただくとして、特徴的なものを簡単にあげると、PCの総合管理を行える「My Dell」やバックアップ&リカバリーツールの「Dell Backup and Recovery」、システムを最新に保つ「Dell Update」、電源管理を行う「Dell Power Manager Lite」、オーディオユーティリティの「Dell Audio」、購入したソフトウェアをクラウドで管理できる「Dell Digital Delivery」等が搭載されていました。

加えて上記の「Dell Digital Delivery」を使用し、写真や動画の編集ソフト「Adobe Photoshop Elements & Adobe Premiere Elements 13」と、顔認証を管理する「FastAccess Facial Recognition」をクラウド上からダウンロード・インストールする事が可能です。

その他、CyberLink製のソフトウェアも複数搭載。
CyberLinkのソフトウェアには、再生ソフトやライティングソフトなども含まれており、一通りの作業をプリインストールソフトで行う事ができると思います。




Dell Digital Delivery クラウド上でソフトウェアを管理


My Dell PCの総合的な管理を行える


Dell Power Manager Lite バッテリや電源管理を行える


CyberLink Media Suite Essentials CyberLink製のソフトを複数搭載している



Inspiron 17 5000(5758)シリーズ まとめ

Inspiron 17 5000(5758)シリーズのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・17.3型HD+、もしくはフルHDの非光沢液晶を搭載しており、作業がしやすい
・GeForce 920M を搭載(内蔵グラフィックスの構成もあり)
・Adobe Photoshop Elements & Adobe Premiere Elements 13を標準搭載
・内容の割に価格が比較的安い

17.3型HD+、フルHDの非光沢液晶を搭載するノートPCです。

CPUには第5世代のCore i5やCore i7を、グラフィックスにはGeForce 920Mを搭載しており、やや負荷のかかる作業も快適に行える性能を持ち合わせています。

Adobe Photoshop Elements & Adobe Premiere Elements 13を標準搭載しているため、製品購入後、すぐに写真や動画の編集が行えるという所が便利なノートPCです。

内容の割にお手頃な価格も魅力。

なお、搭載されているGeForce 920MはGPUの中ではローエンドに位置づけられるモデルであり、それ程パワーがあるわけではありません。

本製品は高性能なノートを求めるユーザー向けというよりは、内蔵グラフィックスを利用する構成ではやや心許ないという方におすすめできる製品だと言えるでしょう。

一部、内蔵グラフィックスの構成も用意されているため、単に大画面のノートPCが欲しいという方にも向いています。

画面が大きくみやすい為、写真・動画編集作業はもとより、ビジネス系ソフトでの作業やネット、動画の閲覧、映画観賞他、あらゆる作業が行いやすいです。