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前記事(HP Pavilion 15-ab000 「コバルトブルー」レビュー 明るいブルーカラーが目を惹く15.6型ノートPC)に続き、今回はHP Pavilion 15-ab000(コバルトブルー)の構成や性能面について。

掲載のHP Pavilion 15-ab000は、OSにWindows 8.1、 15.6型のHD非光沢液晶、Core i5-5200U、メモリ4GB、1TB HDD、DVDスーパーマルチドライブという構成内容のモデル。

本シリーズで提供されている構成の一つ、「スタンダードモデル」にあたる内容のモデルです。
今回は、上記構成を持つHP Pavilion 15-ab000(コバルトブルー)の特徴と、実際の性能について触れたいと思います。


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HP Pavilion 15-ab000 コバルトブルー 構成内容とその特徴

まず、掲載しているHP Pavilion 15-ab000 コバルトブルーモデルの構成内容とその特徴について解説します。

【CPU-Z】





【HP Pavilion 15-ab000(15-ab027TU) スタンダードモデル の主な構成】

OS   Windows 8.1 Update 64bit
プロセッサ   Core i5-5200U(2.20GHz/TB時最大2.70GHz)
グラフィックス   HD グラフィックス 5500
メモリ   4GB(4GB×1/DDR3L 1600MHz SO-DIMM/2スロット)
ディスプレイ   15.6型ワイドHD(1366×768)、光沢
ストレージ   1TB HDD(5400rpm/HGST製)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
LAN   内蔵LAN(10/100)
無線機能   IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth v4.0
バッテリ   4セル、駆動時間:約7時間30分(駆動時間の実測値は後の項に掲載)
電源アダプター   45W
サイズ   384×261×24~28(縦置き/幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.29kg
カラー   コバルトブルー
保証   1年間(引き取り修理サービス、パーツ保証)、使い方サポート1年間

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2015年07月16日時点のものです。

Windows 8.1、15.6型ワイドHD光沢液晶、Core i5-5200U、メモリ4GB、1TB HDD、DVDスーパーマルチドライブを搭載する「スタンダードモデル」の構成です。

比較的安価で構成のバランスも良く、程々の性能を持つノートPCが欲しいという方に向いたモデルだと言えるでしょう。構成はほぼ固定となりますが、製品購入時にメモリを4GBから8GBへとアップグレードする事が可能です。

なお、本シリーズでは筐体のカラーによって選択できる構成が固定されており、今回掲載しているコバルトブルーカラーのモデルでは Core i5を搭載する「スタンダードモデル」の他、Core i3を搭載する「エントリーモデル」の構成も選択可能となっています。

ブルーは比較的人気の高いモデルではないかと思いますので、少しでも選択肢に幅があるのは良い事だと思います。


【筺体カラーと選択できる構成の関係】

エントリーモデル(Core i3): ブリザードホワイト、コバルトブルー
スタンダードモデル(Core i5): ブリザードホワイト、コバルトブルー(掲載モデル)ピーチピンク
パフォーマンスモデル(Core i7): ナチュラルシルバー

よりパフォーマンスの高いノートPCが欲しいという方は、Core i7や15.6型フルHD非光沢液晶を搭載するパフォーマンスモデルをご選択ください。

但し、パフォーマンスモデルはナチュラルシルバーカラーのみの提供となります。



搭載されているストレージの内容を確認します。


HDDの詳細


ディスクの内訳

HDDには、Seagate製の「ST1000LM024 HN-M101MBB」という1TB HDD(5400rpm)が搭載されていました。

性能はHDDなりでそれ程高速というわけではありませんが、容量が大きい為、写真や動画などの大きなファイルをPCに保存したいという方には使いやすいと思います。

本製品で選択できるのはこの1TB HDDのみとなりますが、最上位のパフォーマンスモデルには1TBのハイブリッドHDDが搭載されますので、少しでも高速なディスクが良いという方は、上位のモデルをご選択ください。

なお、実際の製品に上記と全く同じHDDが搭載されるかは不明です。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているHP Pavilion 15-ab000(コバルトブルー)のベンチマーク結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.3
メモリ 5.9
グラフィックス 4.6
ゲーム用グラフィックス 5
プライマリ ハードディスク 5.9

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 103.898.97
512K 0.8190.801
4K 105.3103.4
4K QD32 0.4310.760

数値は左がRead、右がWrite/上記はランダムの値


【3DMark】


実行したテストの結果


Fire Strikeの詳細

Ice Storm・・・ 42836
Cloud Gate・・・ 4316
Sky Diver・・・ 2339
Fire Strike・・・ 535


【FINAL FANTASY XIV】

新生エオルゼア キャラクター編

蒼天のイシュガルド DirectX 9で実行

【新生エオルゼア】
1280×720(標準品質/ノートPC) ・・・ SCORE:2555 / 評価:やや快適
1280×720(高品質/ノートPC) ・・・ SCORE:1518 / 評価:設定変更を推奨

【蒼天のイシュガルド(DirectX 9)】
1280×720(標準品質/ノートPC) ・・・ SCORE:2435 / 評価:普通
1280×720(高品質/ノートPC) ・・・ SCORE:1542 / 評価:設定変更を推奨


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

1280×720(低品質) ・・・ スコア:4701 / 評価:普通
1280×720(最高品質) ・・・ スコア:3960 / 評価:普通


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 22.17fps
CPU ・・・ 253cb



Minecraft やや描画設定を下げた方が快適に動作する

それ程重くはない日常的な作業なら快適に行える性能です。
ゲームもかなり軽めのものなら普通にプレイできます。

日常用途のノートとしては、価格も安くバランスのとれた内容のマシンだと思います。



消費電力・温度

HP Pavilion 15-ab000(コバルトブルー) の消費電力を測定。
以下はアイドル時、およびベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6)の消費電力測定結果です。

画面の輝度は50%に設定しています。

アイドル時 ・・・ 6W
ベンチマーク実行時 ・・・ 29W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

15.6型という大画面を搭載するノートPCにしては、かなり消費電力値が低いです。




次に、HP Pavilion 15-ab000(コバルトブルー) のパーツ温度を測定。
以下はアイドル時、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度です。

発熱の大きいパーツは搭載されていないため、全体的に低い数値です。




さらに、高負荷時のHP Pavilion 15-ab000 (コバルトブルー) のキーボードの表面温度を測定してみました。

キーボードの表面温度も全体的に低いです。
環境の異なる場所で測定した場合、また違った数値が出る可能性はありますが、やや負荷をかけた状態であっても快適に入力作業などが行えると思います。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、HP Pavilion 15-ab000 (コバルトブルー)の再起動にかかる時間を測定。
以下は9回の再起動時間と、その平均値です。

1回目 1:26
2回目 1:28
3回目 1:27
4回目 1:27
5回目 2:12
6回目 1:20
7回目 1:18
8回目 1:19
9回目 1:18

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分28秒

HP Pavilion 15-ab000 の再起動にかかる時間は、平均して1分28秒かかるという結果です。
HDD搭載PCの再起動にかかる時間は1分弱~1分半程度という結果が多く、掲載製品の再起動時間はHDD搭載のPCとしてはやや遅い方だと言えそうです。

極端に遅いというわけではないので、普段、HDD搭載のPCを使用している方なら気にならないと思います。



バッテリ駆動時間

HP Pavilion 15-ab000 (コバルトブルー/スタンダードモデル)のバッテリ駆動時間を測定。

測定に利用したソフトウェアはbbench、ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎に、ワイヤレスLAN利用によるネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)は60秒毎に実行されるという内容です。

画面の輝度は50%に設定。




バッテリの電力が100%から7%に減少するまでの時間は29240秒。
約8.1(8.122222…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

15.6型の大画面ノートながら、かなりバッテリの持ちは良いようです。

モバイルノートではないため、バッテリの持ちは気にしないという方も少なくないとは思いますが、バッテリの持ちが良いとコンセントの場所を気にせず利用できるため、部屋を移動してPCを利用するような場合に結構便利です。



プリインストール・ソフトウェア

HP Pavilion 15-ab000 (コバルトブルー/スタンダードモデル)に搭載されているソフトウェアの内容について、簡単に触れたいと思います。

製品の購入時期や、購入時に選択するオプションの内容によっては、掲載内容とは異なる可能性がありますのでご注意ください。




デスクトップ画面


スタート画面(モダンUI)



アプリ一覧画面

ソフトの内容はWindows 8.1標準のソフトウェアに加え、HP製の各種ソフトウェアや、CyberLink製の再生ソフトをはじめとする幾つかのソフトウェア、マカフィーのセキュリティソフト等が搭載されるという内容です。

搭載内容は以前掲載した「ブリザードホワイト」モデルと全く同じであるため、より詳しい内容については、上に掲載している本製品のアプリ一覧画面の内容か、ブリザードホワイトモデルのプリインストール・ソフトウェアの内容をご確認ください。

別途ソフトウェアを購入せずとも、とりあえず一通りの作業を行える内容だと思います。




HP Recovery Manager バックアップ&リカバリツール


Recovery Managerでリカバリメディアを作成する際に必要なメディア(初期時)


B&O Play オーディオユーティリティ


CyberLink MediaSuite 本製品にインストールされているCyberLink製ソフトの機能にアクセスできる



HP Pavilion 15-ab000(コバルトブルー) まとめ

HP Pavilion 15-ab000 コバルトブルーのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・明るく爽やかなコバルトブルーカラーを採用
・15.6型ワイドHD(1366×768)の光沢液晶を搭載
・低価格でそこそこ高い性能を持つなど、バランスの良い構成内容
・標準でDVDスーパーマルチドライブ、ac対応の無線LANを内蔵
・バッテリの持ちがかなり良い

・内蔵LANがギガビット非対応

爽やかなコバルトブルーのカラーを採用する、15.6型サイズのノートPCです。

今回のスタンダードモデルは比較的安価ながら、第5世代のCore i5搭載でそこそこ性能は高く、コストパフォーマンスに優れた内容のモデルだと言えるでしょう。

内蔵LANはギガビット非対応となるものの、DVDスーパーマルチドライブや ac対応の無線LANを標準で搭載しており、使い勝手が良いです。それ程負荷のかかる作業をしないという方なら、このマシン1つあれば日常のPC作業をほぼ全て賄う事ができるでしょう。

モバイルノートではありませんが、バッテリの持ちが良いという点も魅力です。

なお、今回のコバルトブルーカラーのモデルでは Core i5を搭載する「スタンダードモデル」と、Core i3を搭載する「エントリーモデル」が提供されており、軽い作業しかしないという方にはより安価な「エントリーモデル」もおすすめです。

エントリーモデルの性能については、以前掲載したブリザードホワイトのベンチマーク結果を参考にしていただければと思います。

あと、HP Pavilion 15-ab000では現在(2015年7月16日)「HP Color Collection キャンペーン」を実施しており、価格が通常よりもかなりお安くなっていますので、購入するのならキャンペーン中がお得。

製品に興味をお持ちの方は、あわせてキャンペーン情報もチェックしていただければと思います。(キャンペーンは既に終了している可能性があります)