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前記事(GALLERIA ST レビュー 省スペースとハイエンドを両立するゲーミングデスクトップPC)に続き、今回はGALLERIA STの構成と性能面について。

掲載している GALLERIA STの構成は主に、Windows 8.1、Core i7-4790、メモリ8GB、GeForce GTX960(2GB)、120GB SSD&2TB HDDという内容。

基本構成スペックに、ストレージのみ120GB SSDを追加するという構成内容のモデルです。

今回は、上記構成を持つ GALLERIA STの実際の性能について詳しく触れてみました。


【GALLERIA ST レビュー記事目次】

・GALLERIA ST ケース外観・内部構造をチェック
スリムな「KTCケース」を採用ケース外観ケース内部の様子

・構成特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動にかかる時間

・標準搭載されているソフトウェア
プリインストール・ソフトウェアの内容

・製品レビューのまとめ
GALLERIA ST まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


GALLERIA ST 構成内容とその特徴について

まず、掲載しているGALLERIA STの主な構成とその特徴について解説します。


【CPU-Z】





【GPU-Z】

【GALLERIA ST の主な構成】

OS   Windows 8.1 Enterprise 64bit
プロセッサ   Core i7-4790(3.60GHz/TB時最大4.00GHz)
チップセット   H97 Express
グラフィックス   NVIDIA Geforce GTX 960(2GB)
メモリ   8GB(4GB×2/PC3-12800/2スロット/最大16GB)
ストレージ   120GB SSD(ADATA製)+ 2TB HDD(TOSHIBA製/7200rpm)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
無線機能   IEEE802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.0 + HS
拡張ベイ   5インチシャドウ×1、3.5インチシャドウ×2
拡張スロット   PCI Express x16×1
電源   SILVERSTONE SST-SX600-G(SFX 600W 静音電源 / 80PLUS GOLD)
ケース   ガレリア専用 KTCケース ブラック
サイズ   105×350×382(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約7.2kg
保証   1年間 持込修理保証

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2015年05月29日時点のものです。
※実際の製品でWindows 8.1 Enterpriseは選択できません。

Windows 8.1、Core i7-4790、メモリ8GB、Geforce GTX 960(2GB)、120GB SSD&2TB HDDという構成内容のモデルです。

もちろん構成はカスタマイズが可能で、CPUはCore i7の他、Core i3やCore i5も選択可能。
またメモリは最大16GBまで、ストレージも基本は大容量HDDのみですが、SSDへの変更やSSD&HDDといった構成も選択できるようになっています。

さらに、グラフィックカードは通常のGTX 960(2GB)の他、CPUの温度が60度以下になるとファンが停止する「0-dB TECH」仕様のGTX 960「Super JetStream」モデルを選択する事が可能です。

その他、CPUグリスの変更や通気口用の専用ダストフィルターの選択など、非常に細かい所までカスタマイズを行う事が可能。

コンパクトなPCだからといって構成に大幅な制限があるわけではなく、スペースの都合でサイズの大きなPCを設置出来ないという方であっても、納得のいく内容のゲーミングデスクトップPCの購入が可能です。



搭載されているストレージの内容を詳しくチェックします。
同じ構成を選択したとしても、全く同じHDDやSSDが搭載されるとは限りませんので、一例としてご覧ください。


SSDの仕様


HDDの仕様


ディスクの内訳

SSDにはADATA製の「SP600」という120GB SSDが、HDDにはTOSHIBA製の「DT01ACA200」という2TB HDD(7200rpm)が搭載されていました。

搭載されているSSDは、ベンチマークの結果ではReadのスコアは高いものの、Writeの速度はそれ程でもないという性能を持つモデルですが、それでも単体HDDのみの構成に比べると高速。

体感でも速く、サクサクと快適に作業が行えます。

マシンの速度を重視されるのなら、今回の様なSSD&HDDの構成か、もしくはHDD→SSDへのカスタマイズがおすすめです。カスタマイズでは様々な容量・メーカーのストレージから、好みのモデルを選択する事が可能です。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載している GALLERIA STのベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 8.3
メモリ 8.3
グラフィックス 8.3
ゲーム用グラフィックス 8.3
プライマリ ハードディスク 8

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 508.0127.9
512K 22.23127.4
4K 242.8128.1
4K QD32 28.90111.8

数値は左がRead、右がWrite、テストデータはランダム


【3DMark】


行った全てのテストの結果


Fire Strikeの詳細

Ice Storm・・・ 152062
Cloud Gate・・・ 21587
Sky Diver・・・ 19533
Fire Strike・・・ 6443


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1280×720 ・・・ 28929~28992
1920×1080 ・・・ 14870~14902


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

1920×1080(描画設定3) ・・・ 81298
1920×1080(描画設定5) ・・・ 43076

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

1280×720 ・・・ SCORE:17225 / RANK:S
1920×1080 ・・・ SCORE:10892 / RANK:S


【FINAL FANTASY XIV】

新生エオルゼア キャラクター編


【蒼天のイシュガルド(DirectX 11)】


【新生エオルゼア】
1920×1080(高品質/デスクトップPC) ・・・ SCORE:9634 / 評価:非常に快適
1920×1080(最高品質) ・・・ SCORE:9380 / 評価:非常に快適
3840×2160(最高品質) ・・・ SCORE:2848 / 評価:やや快適

【蒼天のイシュガルド(DirectX 11)】
1920×1080(高品質/デスクトップPC) ・・・ SCORE:7900 / 評価:非常に快適
1920×1080(最高品質) ・・・ SCORE:6915 / 評価:とても快適
3840×2160(最高品質) ・・・ SCORE:1759 / 評価:設定変更を推奨


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

1920×1080(標準品質) ・・・ スコア:18341 / 評価:すごく快適
1920×1080(最高品質) ・・・ スコア:17795 / 評価:すごく快適


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 139.45fps
CPU ・・・ 770cb


多くのゲームを高解像度・高画質な設定で快適にプレイできる性能です。

4K環境・・などだとゲームの種類や画質設定によっては厳しいものもあると思いますが、フルHDなどの環境では十分に高い性能を発揮できると考えて良いでしょう。

コンパクトなボディからは想像できない、快適なパフォーマンスです。



消費電力・温度

GALLERIA STの消費電力を測定してみました。
以下はアイドル時、ベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力測定値です。

アイドル時 ・・・ 39W
ベンチマーク実行時 ・・・ 180W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

高負荷になるとそれなりに消費電力は高くなります。




次に、GALLERIA STの筐体内のパーツ温度を測定。
以下はアイドル時、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度です。

高負荷な状態が続くとグラフィックカードはそれなりに温度が上がりますが、CPU温度は低めであるなど、一般的なサイズのゲーミングPCとあまり変わらないようです。

ケースがコンパクトであるため、熱を気にされる方は少なからずおられるのでは思いますが、冷却性能は高いです。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、GALLERIA STの再起動にかかる時間を測定してみました。
以下は10回の再起動時間と、その平均値です。



1回目 0:34
2回目 0:37
3回目 0:33
4回目 0:35
5回目 0:34
6回目 0:34
7回目 0:35
8回目 0:33
9回目 0:34
10回目 0:35

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 34秒

GALLERIA STの再起動にかかる時間はおよそ34秒。

SSDを搭載するPCの再起動時間は約30~40秒であり、掲載製品の再起動にかかる時間は、SSDを搭載するPCとしては平均的だと言えます。

速度を重視するのならSSDの選択がお勧めです。
なお、選択するストレージの内容によっては、結果が変わってきますのでご注意ください。



プリインストール・ソフトウェアの内容

GALLERIA STに搭載されているソフトウェアの内容をチェックします。
製品の購入時期や、選択するオプションの内容によっては、以下とは異なる可能性がありますので、参考程度にご覧ください。




デスクトップ画面


スタート画面(モダンUI)


アプリ一覧画面

本製品にプリインストールされているソフトウェアは、Windows 8.1標準のソフトに加え、再生ソフトの「CyberLink PowerDVD」やパソコン診断ソフト「PC-Doctor」、NVIDIA GeForce ExperienceなどのNVIDIA系のツール、「Realtek HD オーディオマネージャ」、「Kingsoft Office 2013 体験版」、「ATOK for Windows 無償試用版」など、ほぼ余分なソフトが入らない内容です。

掲載モデルはストレージの容量にかなり余裕がある構成ですが、ストレージの容量にかかわらず、プリインストールソフトが数多く入る事を好まないユーザーは少なくはありませんので、そういった方にはシンプルで扱いやすい内容です。

なお、製品購入時のカスタマイズにて、予めSteamをインストールする構成を選択する事が可能です。
Steamを利用される方は選択しておくと良いでしょう。



GALLERIA ST まとめ

GALLERIA STのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・幅10cm、容積14リットルというスリムなKTCケースを採用
・GeForce GTX 960M(2GB)を標準搭載
・冷却性能が高い
・縦置き・横置きに対応

ゲーミングデスクトップPCでありながら、非常にスリムでコンパクトなKTCケースを採用した製品です。

そのような小型のケースを採用しながらも、高性能なグラフィックカード GTX 960M(2GB)を搭載するなど、見た目からは想像できない高いパフォーマンスを持ち合わせています。

同様のケースを採用した製品の中には、なんと GTX970やGTX980を搭載したモデルなども販売されており、より高い性能を追求したいという方にも十分対応可能です。

冷却性能も高く、一般的なサイズのゲーミングPCと同じように、負荷の高いゲームのプレイを存分に楽しむことができるでしょう。

価格も比較的リーズナブルです。