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前記事(Diginnos DG-D09IW レビュー 8.9型1920×1200ドットの液晶を搭載する低価格Windowsタブレット)に続き、今回はDiginnos DG-D09IW の構成や性能面について。

今回掲載しているのはOSにWindows 8.1 with Bing 32bit、CPUにはAtom Z3735F、メモリ2GB、32GB eMMCという構成内容を持つモデル。

ストレージの容量がやや小さくはあるものの、Atom Z3735F、メモリ2GBと性能は比較的高いと思われる構成内容で、簡単な用途向けのタブレットが欲しいという方には無駄のないタブレットだと言えます。

今回は、上記構成を持つタブレットの特徴や実際の性能面について触れてみたいと思います。


【Diginnos DG-D09IW レビュー記事目次】

・Diginnos DG-D09IW タブレットの外観をチェック
外観液晶の見やすさ付属品

・構成特徴と実際のパフォーマンスをチェック
構成と特徴ベンチマーク結果温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・標準搭載されているソフトウェアの内容について
プリインストール・ソフトウェアの内容

・製品のまとめ
Diginnos DG-D09IW まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


Diginnos DG-D09IW 構成とその特徴について

まず、Diginnos DG-D09IWの構成内容と特徴について解説します。
以下、CPU-Zの実行結果と掲載モデルの構成内容です。

【CPU-Z】





【Diginnos DG-D09IW の主な構成】

OS   Windows 8.1 with Bing 32bit
プロセッサ   Atom Z3735F (1.33GHz/TB時最大1.83GHz)
グラフィックス   インテル HD グラフィックス
メモリ   2GB(2GB×1)
ディスプレイ   8.9型(1920×1200)、光沢、10点タッチ対応
ストレージ   32GB eMMC(Toshiba製)
無線機能   IEEE802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0 + HS
センサー   加速度センサー、GPS
バッテリ   駆動時間:約6.1時間(JEITA2.0/実測値は後の項に掲載)
電源アダプター   10W
サイズ   234×156×9.4(縦置きの状態/幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約480g
保証   1年間 持込修理保証

※掲載の価格や仕様・解説等は、記事を作成した2015年03月25日時点の内容です。

Windows 8.1 with Bing、Atom Z3735F、メモリ2GB、32GB eMMCという構成内容のモデルです。

Diginnos DG-D09IWで提供されているパーツの構成は上記のみで、ここに周辺機器やソフトなどのオプションをカスタマイズで追加できるようになっています。

安価なタブレットではメモリが1GBという製品なども存在しますが、正直に言ってメモリ1GBは用途によっては結構きついです。その点、本製品は2GBのメモリを標準搭載しており、タブレットで行いたい大抵の作業を快適に行う事ができるものと思われます。


なお、Diginnos DG-D09IWではタブレットのみの構成の他、キーボード一体型保護ケースや、Office Home and Business 2013がセットになったモデルが提供されています。

タブレットのみの場合だと 27,760円(税抜)となりますが、キーボード一体型保護ケースがセットになったモデルだと32,740円(税抜)、Office Home and Business 2013をセットにしたモデルだと35,760円(税抜)といずれも安価。

ちなみに現在、通常価格よりもさらに安くなっているようで、キーボード付きのモデルは32,740円→32,480円、Office付きのモデルにおいては35,760円→32,390円で購入する事ができるなど、非常に安価です。

価格は2015年3月25日時点、税抜き価格です

【2015年3月25日時点でのDiginnos DG-D09IWのラインアップ】

・Diginnos DG-D09IW with Bing
・Diginnos DG-D09IW with Bing キーボード一体型保護ケースセット
・Diginnos DG-D09IW with Bing Office Home and Business 2013セット
・Diginnos DG-D09IW with Bing Office Home and Business 2013 + キーボード一体型保護ケースセット



搭載されているストレージの内容を詳しく見てみます。


搭載されているストレージ


ディスクの内訳


Cドライブの残容量

ストレージには、Toshiba製の32GB eMMCが搭載されていました。
ディスクの管理で内訳を確認したところ、Cドライブには25GB弱もの容量が割り当てられており、そのうちユーザーが利用できる容量は初期状態で21.5GBと、結構余裕があります。

システムの容量が極端に小さい事より、多分WIMブートを利用しているのだと思います。

今後のシステムアップデートによってCドライブの容量が減少してしまう心配はありますが、数多くのソフトウェアをインストールするというのでなければ、それ程困る事はないのではと思います。

もう少し容量に余裕が欲しいというのであれば、microSDカードに仮想HDDを作成してHDDのように利用するといった方法もあります。

設定方法については、ドスパラの公式サイトでわかりやすく解説されていますので、興味をお持ちの方は製品の詳細とあわせてご覧になってみてはと思います。



ベンチマークテストの結果

以下、Diginnos DG-D09IWで行ったベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 5.9
メモリ 5.5
グラフィックス 3.9
ゲーム用グラフィックス 4.1
プライマリ ハードディスク 7.05

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 110.947.55
512K 86.9239.95
4K 10.1310.83
4K QD32 22.8114.88

いずれも数値は左がRead、右がWrite、テストデータはランダム


【3DMark】


3DMark 各テストの実行結果

Ice Storm・・・ 13754
Cloud Gate・・・ 1155
Sky Diver・・・ 442
Fire Strike・・・ 0


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1360×768

1360×768 ・・・ 725~730

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア キャラクター編】

1360×768 (標準品質(ノートPC))

1360×768(高品質(ノートPC)) ・・・ SCORE:965 / 評価:動作困難


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

1280×720(標準品質)

1280×720(標準品質) ・・・ スコア:1098 / 評価:重い


軽い作業を快適に行う事ができる性能を持ち合わせています。
タブを多数開いてインターネットを閲覧するような使い方でも、比較的サクサクとした使用感です。

ゲームは軽いものであれば、そこそこ快適に遊べるのではと思います。



温度

Diginnos DG-D09IWのパーツ温度や表面温度を測定してみました。
高負荷時の温度は3DMarkを実行した直後の温度です。



内部パーツの温度はCPUが60度半ばと、標準的な温度です。



タブレット背面側の温度は大体30度前後。
場所によって若干の温度差はありますが、それ程高くはならないようです。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、Diginnos DG-D09IWの再起動にかかる時間を測定。
以下は10回の再起動時間とその平均値です。

1回目 0:51
2回目 0:49
3回目 0:51
4回目 0:48
5回目 0:52
6回目 0:52
7回目 0:49
8回目 0:47
9回目 0:59
10回目 0:48

再起動の平均時間 ・・・ 50秒

Diginnos DG-D09IWの再起動時間は約50秒。
SSD搭載PCよりもやや遅く、HDDを搭載するPCよりも早いという結果です。

体感ではそこそこ速いという感じですが、使用感は快適です。



バッテリ駆動時間

Diginnos DG-D09IWのバッテリ駆動時間を測定。
測定に利用したソフトはbbench、ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、ネットへのアクセス(ブラウザで新規ページを開く)が60秒毎。

画面の輝度は50%に設定しています。


バッテリの残量が100%から5%になるまでの時間は30152秒。
約8.4(8.375555…)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

ネット閲覧など、軽い作業では結構長く持つようです。
ゲームなどではもう少しバッテリの持ちは短くなると思われます。



プリインストール・ソフトウェアの内容

標準搭載されているソフトウェアの内容を簡単にご紹介します。
製品購入時に選択するオプションなどによっては、以下とは内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。




デスクトップ画面


スタート画面(モダンUI)



アプリ一覧画面

Windows標準のソフト以外では、セキュリティソフトの「マカフィーリブセーフ」や「Yahoo天気・災害」といったアプリが搭載されるのみで、余計なものは殆ど入っていませんでした。

マカフィー リブセーフは標準で12か月版がプリインストールされているようです。

メーカー製のタブレットだと、メーカー独自のツールがインストールされていたりしますが、本製品のような容量の小さい製品では、出来るだけ容量を確保したいというユーザーも少なくはないと思います。

そういったユーザーにも使いやすい、ソフトウェアの内容だと言えるでしょう。



Diginnos DG-D09IW まとめ

Diginnos DG-D09IWのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・8.9型1920×1200ドットの高解像度液晶を採用
・Atom Z3735F、メモリ2GBで快適なパフォーマンスを実現
・マカフィーリブセーフ12か月版を標準搭載
・リーズナブルな価格
・キーボードやOfficeのセットモデルも安い

8.9型1920×1200ドットという、高解像度な液晶を搭載するWindowsタブレットです。

高解像度液晶や、快適なパフォーマンスを備えながらも27,760 円(税抜/2015年3月25日時点)と低価格であり、さらにはキーボードやOfficeのセットモデルもとても安価。

安いから仕方がない・・というような、安かろう悪かろうの製品ではない所が良いです。

サイズは小さすぎず、かといって大きすぎもしない持ち運びのしやすいサイズ感であり、使いやすさと性能を備えつつも、できるだけ価格の安いタブレットが欲しいというユーザーには魅力の大きいタブレットです。