Diginnos DG-D09IW レビュー 8.9型1920×1200ドットの液晶を搭載する低価格Windowsタブレット
ドスパラが販売するタブレット、Diginnos DG-D09IWのレビューです。
Diginnos DG-D09IWは、8.9型WUXGA(1920×1200)の高解像度液晶を搭載するタブレット。
Windows 8.1 with Bingや Atom Z3735F、2GBのメモリを搭載しており、軽い作業であればサクサクと快適に使えるパフォーマンスを持ち合わせています。
高解像度液晶を搭載するタブレットは比較的高価な製品が多いように思いますが、本製品は27,760円(税抜/2015年3月25日時点)とリーズナブルな価格を実現。
ストレージの容量が32GBと小さい為、数多くのソフトをインストールするような使い方には向きませんが、Webの閲覧やちょっとしたゲームなど、簡単な用途に利用するタブレットとしては魅力の大きい製品だと言えるでしょう。
今回は、そんなDiginnos DG-D09IWの外観や使い勝手、性能について詳しく触れてみたいと思います。
【Diginnos DG-D09IW レビュー記事目次】
・Diginnos DG-D09IW タブレットの外観をチェック
(外観 / 液晶の見やすさ / 付属品)
・構成特徴と実際のパフォーマンスをチェック
(構成と特徴 / ベンチマーク結果 / 温度 / 再起動にかかる時間 / バッテリ駆動時間)
・標準搭載されているソフトウェアの内容について
(プリインストール・ソフトウェアの内容)
・製品のまとめ
(Diginnos DG-D09IW まとめ)
※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。
Diginnos DG-D09IW 外観・インターフェースの内容をチェック
まず、Diginnos DG-D09IWの外観やインターフェースの内容を確認します。
サイズは縦持ちの状態で 幅約234mm、縦の長さが156mm、厚みが9.4mmで、重量は約480g。
小型とまではいかないものの、9型近いサイズのWindowsタブレットとしては分厚くも重いという事もなく、モバイル用のタブレットとしても十分利用できるサイズだと思います。
液晶面の様子
液晶上部には約200万画素の前面カメラが内蔵されている
液晶下部にはタッチ式のWindowsボタン
背面全体の様子 中央には小さくDiginnosのロゴ
背面カバーのカラーはブラック。
上下にシルバーのラインが入るシンプルなデザインを採用しています。
指紋痕はやや残りやすいように思いますが、落ち着いた雰囲気で悪くないです。
背面には約500万画素のWebカメラを搭載
タブレットのカメラなので画質はあまり良くはありませんが、撮影した写真をSNSへアップロードするなど、簡単な用途になら十分利用できるレベルです。
タブレット側面のインターフェースの内容を確認します。
タブレット左側面(横置きの状態)の様子。
スピーカーを内蔵しています。
右側面にはmicroSDカードスロット、ヘッドフォン出力、microUSB、miniHDMI、USB2.0が並びます。
タブレット上部には電源ボタンやボリュームコントロールボタン。
タブレットの下部には何もありません。
一般的なタブレットに搭載される事の多い端子に加え、フルサイズのUSB2.0端子やminiHDMI端子を搭載している点などが魅力だと思います。
特にminiHDMI端子は、タブレットの画面をサイズの大きな液晶モニタに映し出して作業を行ったり、動画や写真などを大画面TVで閲覧する等、タブレットを様々な用途に利用する事ができて便利です。
HDMI変換アダプターを使用し外部モニタへ接続(アダプタは別売り)
外部モニタへ出力
大きな液晶モニタに映し出して利用すれば、普通のPCで作業を行っているのと変わらない感覚でDiginnos DG-D09IWを利用できます。
液晶の見やすさをチェック
Diginnos DG-D09IWに搭載されている液晶画面の見やすさをチェックします。
全ての製品に同じ液晶パネルが採用されるとは限りませんので、参考情報としてご覧ください。
8.9型WUXGA(1,920×1,200ドット)の光沢液晶を搭載
初期状態での画面内容の表示サイズは150%に設定されていた
8.9型で1,920×1,200ドットと、非常に高解像度な液晶です。
しかし初期時の画面表示サイズは150%に設定されており、アイコンや文字が小さくて見辛いというような事はありませんでした。
光沢パネルであるため、明るい場所では反射等が気になる事がありますが、それ以外では見やすい液晶です。
画面の視野角をチェックします。
画面を真正面から見たところ
画面を上から見たところ
画面を右側面から見たところ
視野角は広いです。
斜めから見た場合の色変化も小さく、内容をはっきりと読み取ることができます。
次に、色域を確認します。
以降、Spyder 4 Eliteによる測定結果と検証結果を掲載しています。
sRGBカバー率は72%、AdobeRGBカバー率は54%という結果です。
色域はあまり広くはありませんが、低価格帯のタブレットの液晶としては普通です。
ガンマカーブを確認します。
左:ガンマ応答カーブとガンマ2.2のカーブ / 右:ガンマ補正カーブ
ガンマ応答カーブには若干のずれが見られるものの、概ね綺麗なカーブを描いています。
補正も緑が僅かに抑えられる程度と、色のずれは小さいです。
殆どの場合、液晶は価格なりの品質であり、本製品の液晶も価格相応ではありますが、色が極端におかしいという事もなく、価格の割に見やすく扱いやすい液晶であると思います。
付属品
Diginnos DG-D09IWの付属品を簡単にご紹介いたします。
実際の製品とは異なる可能性がありますので、一例としてご覧ください。
電源アダプターとmicroUSB(オス)-USB(オス)変換ケーブル
電源アダプターの出力は5V、2Aで10W
その他、カスタマイズではSDカードやキーボード、タッチペンなど様々な周辺機器の追加が可能です。
Diginnos DG-D09IWの外観や付属品などについては以上となります。
次記事では、製品の構成特徴や性能面について触れたいと思います。
次: Diginnos DG-D09IW の性能チェック Atom Z3735Fやメモリ2GBを搭載