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2014年10月28日に ASUSより、5型サイズのSIMロックフリースマートフォン「ZenFone 5」が日本向けに販売される事が発表されました。

発売は11月8日ですが、事前に開催された新製品先行体験会にて実機に触れてきましたので、簡単にご紹介したいと思います。

ZenFone 5 は、2万円台~という価格でありながらLTE通信に対応、また5型のIPS液晶やゴリラガラス、豊富なカメラ機能、ASUS独自のUI「ZenUI」を採用するなど、上位のモデルに劣らない使用感や機能を持つSIMフリースマートフォン。

既に海外では販売され人気となっている製品ですが、今回日本で発売予定となっているZenFone 5は、日本ユーザーが利用しやすいよう若干のカスタマイズが加えられており、格安SIMを使用するためのスマートフォンとして日本でも人気が出るのではないかと思われます。

店頭予想価格は16GBモデルが¥26,800(税別)、32GBモデルが¥29,800(税別)とされており、4色のカラーバリエーションを提供。

デザイン・質感も良く、機能や価格だけでなく外観に拘るユーザーにも魅力の製品だと言えるでしょう。


※記事に掲載している製品の情報や価格は、2014年10月28日に確認したものとなります。


ASUS独自のカメラ技術「PixelMaster」テクノロジーを採用

ZenFone 5にはASUS独自のカメラ技術「PixelMaster」が採用されており、あらゆるシチュエーションでプロのような写真を簡単に撮る事ができるようになっています。

カメラのスペックは背面800万画素、前面200万画素で、Sony製 F値2.0の5層レンズを採用。
カメラアプリは独自のもので、様々な状況下で撮影できる18種類のモードを用意。まるでデジタルカメラを使用して撮影したような写真を撮る事が可能です。

例えば単焦点モードでは、デジカメの単焦点レンズで撮影したような写真や、夜景モードでは、ネオンなどが強い看板などでもくっきりと鮮やかな写真を撮影する事ができます。

また自分撮りモードでは、顔認識によって背面カメラで自分の顔を綺麗に撮影する事ができたり、ローライトモードでは、1lux以下の真っ暗な状況でも動画や写真撮影が可能。

その他、決定的瞬間を逃さないタイムシフト撮影や、逆光がある場所でも、白飛びや黒つぶれを抑えて暗くなった箇所のディティールを際立たせる事が出来るなど、非常に機能が豊富です。




カメラの仕様 明るく撮影できるレンズを搭載



カメラアプリとして標準で提供されている18の撮影モード




実際に単焦点モードや夜景モードを利用して撮影したという写真


会場の一角に設けられたカメラ撮影コーナーで、単焦点モードを実際に試してみる

単焦点モードを利用すると、デジタルカメラの単焦点レンズで撮影したような写真が撮影できます。

複数の写真を合成する事で効果を実現しているとの事で、実際に撮影してみましたが、確かに単焦点レンズを使用したような、ボケの効いた綺麗な写真を撮る事ができるようです。






真っ暗な場所でも撮影する事ができるというローライトモード

会場にはローライトボックスという箱が設置されたデモコーナーを用意。
真っ暗なローライトボックスの中には蝶が入っており、実際にZenFoneを利用し、ローライトモードでどのような写真が撮影できるのかという体験が行えるようになっていました。

こちらも実際に試してみたのですが、目でも見る事ができないほど暗い空間であるのにも関わらず、中に入った蝶をはっきりと映し出す事が出来ました。

手持ちのiPhone 5で撮影してもまともに映らなかった事を考えると、暗所での撮影はかなり優れていると言ってよいでしょう。




ローライトボックス 中に蝶が入っている


暗い場所で撮影を行う場合は 自動的にローライトモードに切り替わる


ZenFone 5で撮影した蝶



手袋をしていても画面の操作が可能

ZenFone 5は手袋をしていても、そのままで画面の操作を行う事ができます。
この技術はASUS独自のものではありませんが、ハイエンドモデルなどにも搭載されている機能です。

使い方は簡単で、画面から簡単にアクセスできるクイック設定より手袋モードをオンにすると、手袋をしていても操作が行えるようになります。

もちろん様々な手袋で検証が行われており、例えばゴム手袋や軍手のような手袋でも画面の操作を行う事が可能なのだとか。




様々なタイプの手袋が使える事を検証済み


左:手袋モードオフ / 右:手袋モードオン


手袋をしていても普通に操作が行える

今はスマートフォン専用の手袋などもありますが、種類やデザインなどが限られてしまうため、寒い季節には重宝しそうな機能です。



LTEデータ通信をサポート

ZenFone 5は低価格な製品であるのにもかかわらず、LTEデータ通信をサポートでしています。
LTEと一口に言っても性能は様々ですが、本製品はカテゴリー4をサポート(規格ではカテゴリ1~5まで存在)。

ハイエンドなスマートフォンに搭載されるようなアンテナを搭載しているため、高速な通信かつ確実なアクセスが可能です。

また、低価格モデルにはシングルアンテナの採用が多いですが、本製品はデュアルアンテナを搭載しているため、接続効率がとても高いです。





デュアルアンテナ搭載により、シングルに比べて接続効率が約3倍アップしている



ASUS ZenUIを採用 使いやすいASUS独自のソフト

続いてASUS独自のソフトウェア「ZenUI」について。

こちら、様々な独自ソフトウェアが標準で搭載されています。
メーカー独自のカスタマイズソフトを搭載する製品は多いですが、ZenFone 5に関しては、ユーザー目線に立ったASUS独自のカスタマイズが行われている為、より実用的で使いやすいのが特徴。

数が多い為、ここでは特に目玉となるソフトウェアについてご紹介いたします。



What’s Next スケジュールを管理

まずスケジュール管理アプリ、What’s Nextについて。

スケジュール管理と言うと、既にGoogleカレンダーやMicrosoft Exchangeのようなツールをお使いの方も多いかと思いますが、このWhat’s Nextはそれらのソフトに登録したスケジュール情報を、ロック画面に表示したり、ウィジェットで表示させる事ができます。

わざわざ各ツールを開く事なくスケジュールの閲覧が行えるため、自分がこれから何をやらなくてはいけないかという事を見逃してしまう事がありません。




What’s Next 各画面に表示されたスケジュール情報


What’s Nextのアプリ画面 Googleカレンダーの情報を表示


ロック画面にもスケジュール情報が表示されており、スマホの画面を見ただけで把握できる




やる事リスト タスクの管理を効率的に

次に「やる事リスト」について。
その名の通り、タスクの管理を効率的に行うためのツールです。

例えば作業中に他の用事が入ったりして中断するような事が頻繁に起こると、自分が今何をやっていたのかがわからなくなったり、忘れてしまう事もあり得ます。

ですが、本製品は作業を途中で中断するような場合でも、アプリケーションの中に用意されたメニューより「やる事リスト」に登録し、後から登録したタスクを一覧で参照する事が可能。

リストから直接、各アプリケーションを起動できる為、何度も画面を行き来する必要がなく利便性が良いです。




やり残したタスクの管理を行う「やることリスト」




Remote Link Windows PCをZenfone 5から操作

そして「Remote Link」について。
Zenfone 5とWindows PCをBluetoothで接続する事で、パワーポイントなどPC側のアプリケーションをZenfone 5から操作する事ができます。

例えば会議などでワイヤレスポインターなどを使用する事もあると思いますが、ワイヤレスポインターと同じ操作をZenfone 5でも行えるなど、よりスマートなプレゼンテーションが可能です。




Bluetoothで接続する事により、PC側のアプリをを操作できる




PC Link PCからZenfone 5を操作

「Remote Link」ではAndroid側からPCの操作を行いましたが、「PC Link」はそれとは逆の機能を持つソフトウェア。

スマートフォンとPCをUSBケーブルで繋いでアプリケーションを起動する事により、PC側からAndroidの操作を行う事ができます。PC側のキーボードやマウスでAndroidの操作を行えるため、人によっては非常に重宝する機能だと思います。




PC画面上からAndroid端末の操作を行える




ATOKを標準搭載

本製品には日本語入力システムである「ATOK」が標準で搭載されています。
こちらは元々の製品には搭載されておらず、ASUS製品ユーザーのフィードバックを元に、日本ユーザーのために提供された機能です。

スタッフの方も仰られていましたが、長文でも確実に変換でき、快適な入力が可能との事。日本ユーザーには嬉しい機能です。




ATOKが標準で搭載されており、快適な入力が可能




その他にも様々なアプリを搭載

ZenFone 5には、上記以外にも様々なアプリが搭載されています。




簡単モード 小さいものが見辛い子供や年配の方でも使いやすい

簡単モードの表示画面は、デフォルトでは頻繁に使うと思われるアプリが表示されていますが、もちろん内容のカスタマイズが可能。

簡素な表示であるために内容を把握しやすく、細かい機能やアプリを使わないという方に便利なモードです。




Lock apps アプリにパスワードをかけてロックする事ができる

Lock appsは各アプリケーションにパスワードを設定する事ができるツール。
パスワードを設定すると、アプリの起動時に予め決めたパスワードの入力が必要となります。



SIMのAPN設定をプリセット

本製品を格安SIMで利用しようというユーザーは少なくないと思いますが、中には格安SIMを使うのは初めてだという方がおられるかもしれません。

そういった方のために、ZenFone 5にはAPN設定が標準でプリセットされています。

本来ならSIMのAPN情報をユーザーが各自で設定しなくてはなりませんが、本製品はSIMを挿すだけで簡単に設定が行えるなど、細かな手間を省く事ができます。

設定が難しそうだからとMVNOの格安SIM導入を躊躇しているユーザーもおられると思いますが、本製品は格安SIMを利用するのが初めてだという方、詳しくない方でもスムーズな導入が可能です。




APN設定をプリセット メジャーなところは一通り設定を用意しているとの事


初期時の接続設定 ウィザードに沿って進むだけで簡単に接続可能


ちなみに、SIMフリー端末を日本で販売する場合、海外から来た製品をそのまま売る事も可能ですが、日本はやや特殊な環境で日本でしか使用していない周波数帯も存在するため、日本向けの製品を販売する場合はカスタマイズが必要となるのだとか。

その点に関しても、予め様々な環境で接続のテストを行う事により(田舎とか・・)、出来るだけユーザーが快適に利用できるよう努力されているそうです。



実機写真

会場に展示されていたZenFone 5と、専用アクセサリとして販売予定の保護カバー「View Flip Cover」の写真を掲載します。


ZenFone 5 液晶は縁が狭くフラットな印象



背面全体の様子 写真はホワイトとレッド

ホワイトやレッドの他、ブラック、ゴールドがラインアップされています。

背面の素材はプラスチックだそうですが、金属のようなマットな光沢感と質感を持っており、見た目にはそうとはわからないと思います。




本体右側面には電源ボタンとボリュームコントロールボタンを搭載


本体下部にはMicro USBポート


本体上部にはヘッドフォン出力端子

microSDカードスロットやSIMスロットは、背面カバー内に配置しているのだとか。




背面カバーと専用アクセサリ「View Flip Cover」


View Flip Coverを装着したZenFone 5

View Flip Cover装着時、前面中央の丸くくり抜かれた部分より、本体側の表示を閲覧・操作する事が可能。
例えば写真のように時計を表示させたり、音楽や天気、通話などの操作を行う事ができるなど、利便性の高いカバーです。




View Flip Coverは、背面カバーの内側に取り付けるような構造となっている



主な仕様

最後に、ZenFone 5の主な仕様についてまとめます。

ZenFone 5(A500KL)
OS Android 4.4.2
Soc Qualcomm Snapdragon 400(1.2GHz/4コア)
メモリ 2GB
ストレージ eMMC 16GB/32GB
液晶 5型ワイド(1,280×720)IPS、10点マルチタッチ対応、ゴリラガラス3、手袋モード
カメラ機能 前面 200万画素/背面 800万画素
ネットワーク 無線LAN 802.11b/g/n、Bluetooth V4.0、LTE通信をサポート
センサー GPS、電子コンパス、光センサー、加速度センサー、接近センサー
バッテリ 2110 mAh リチウムポリマー
駆動時間 Wi-Fi:約11時間/モバイル通信時:約6.5時間
サイズ・重量 は幅72.8mm、奥行き148.2mm、高さ10.34mm/重量約145g
カラー ブラック/ホワイト/レッド/ゴールド


ZenFone 5の発売は11月8日予定ですが、既に公式ショップとなるASUS ZenFone Shopにて予約を受け付けています。

ASUS ZenWatchや、MVNOのSIMとの同時購入で料金が割引となるキャンペーン(2014年10月29日時点)等も実施されていますので、興味をお持ちの方は、チェックしてみてください。


ZenFone 5については以上となります。
引き続き、次記事では 11月下旬に発売予定となっている「ASUS ZenWatch」を簡単にご紹介いたします。

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