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マウスコンピューターが販売するノートPC、LuvBook C シリーズのレビューです。

LuvBook C シリーズは、マルチタッチ対応も選べる11.6型のノートPC。

最小構成ではマルチタッチ非対応なら3万円台から、マルチタッチ対応のモデルでも4~5万円台から購入できるコストパフォーマンスの高いモデルで、モバイルノートとしては手軽なサイズと価格で人気の高いモデルです。

今回ご紹介するモデルは、プロセッサにCore i5-4200Uを搭載した上位構成のマシンで、ストレージに128GB mSATA SSDと 500GB HDDを搭載しながらも価格は89,800円 (税別/)と安価。パフォーマンスの高いモバイルノートをできるだけ安く・・お考えの方に向く製品だと言えるでしょう。 ※2014年10月2日時点では、キャンペーン実施により79,800円(税込)で販売。

今回は、そんな LuvBook C シリーズの外観や操作性、性能面について詳しく触れてみたいと思います。


【LuvBook C シリーズ レビュー記事目次】

・LuvBook C シリーズ 外観や操作性・液晶などについて
外観・インターフェースキーボードの操作性重量液晶の表示品質

・構成内容や特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・プリインストールされているソフトウェアの内容
プリインストール ソフトウェア

・製品のまとめ
LuvBook C シリーズ まとめ

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


LuvBook C 筺体外観やインターフェースをチェック

まず、LuvBook Cシリーズの筐体外観やインターフェースの内容をチェックします。


天板はヘアライン加工を施したシルバーカラーのシンプルなデザインで、天板端の方にはmouse computerのロゴを配置。

オーソドックスというか、よくある感じのデザインではありますが、低価格な割に見た目は安っぽく見えません。指で触れても指紋が目立ち難く、扱いやすいです。




背面斜め側から見た筺体全体図

筐体サイズは幅300mm、奥行き200mm、高さが21mmで、重量は約1.5kg。

Ultrabookの定義からは外れますが、ノートPCとしてはやや薄型の筐体を採用しています。
重量に関しては、11.6型ノートにしてはやや重いように感じますが、タッチパネルを搭載する製品はそうでない製品よりも重くなりがち。個人差があると思いますが、たまに持ち歩くノートとしては許容範囲の重さだと言えるでしょう。

ただ、実測では公称の重さよりももう少し軽かったです。




ディスプレイには11.6型ワイドHD(1,366×768)の光沢パネルを採用。
液晶とベゼルがフラットなタイプのパネルで、10点のマルチタッチに対応しています。

光沢なので、明るい場所ではやや映り込みや反射が気になりますが、輝度を上げればそれ程使い辛くはありません。

液晶の表示品質についてはまた後程詳しく触れますが、マルチタッチに対応しているため Windows 8.1のUIもサクサクと使いやすく、使用感は悪くはないです。




液晶上部のベゼルには100万画素のWebカメラを搭載


液晶下部のベゼル上にはタッチ式のWindowsボタン




筺体側面のインターフェースの内容をチェックします。
本製品は左右に端子類を配置しており、前面背面には何もありません。

筺体左側面には、左からセキュリティロックケーブル用のスロット、USB2.0×2基、マルチカードリーダーを搭載。

USB端子の左側に四角い形状の蓋のようなものが見えますが、ここは以前のモデルではVGA端子が配置されていた部分で、現在のモデルでは省かれています。




筺体右側面にはマイク入力やヘッドフォン出力のコンボポート、USB3.0、HDMI出力、LAN、電源コネクターを搭載。





前面にはなにもない


背面には端子はないが、右寄りの位置に排熱口を配置

USBは全部で3基、映像出力はHDMI、フルサイズのLAN端子を搭載・・と、充実しているとまではいかないものの、普段の利用で困るような端子の内容ではないと思います。




ディスプレイの最大開閉角度は約135~140度。
パネルの角度調整はしやすいです。




PC本体と標準付属の電源アダプターやケーブル


電源アダプターはとても小さく軽い


電源アダプターのプラグの形状はメガネ型


電源アダプターの出力は19V、2.1Aで40W




写真は上が筐体背面側、手前が筐体前面側

筺体底面全体の様子。

底面は一枚板で覆う構造を採用しており、バッテリは内蔵タイプ。
内部へ手軽にアクセスできるようなスロットは設けられておらず、パーツの換装などを行う場合には底面カバー全体を外す必要がありそうです。




底面左右に1基ずつ、計2基のスピーカーを内蔵


底面4角に設けられた足は、筺体前後で高さが若干異なっている

底面の4つのゴム足は筺体前方側と背面側でやや高さが異なっており、背面側の方がやや高いです。
背面から前面にかけて傾斜するようなスタイルになりますが、キーボード等の操作を行っていて傾斜していると気づくほどの高さの違いはありません。



キーボードやその周辺の操作性

LuvBook C シリーズに搭載されているキーボードの様子と、その操作性をチェックします。


キーボード面全体の様子


キーボード左半分を拡大


キーボード右半分を拡大

アイソレーションタイプのキーボードを採用しています。
キーピッチは実測で約1.7mm、ストロークは約1.5mm、サイズの小さなPCなのでテンキーなどはありません。

見た感じ、キーの配列などに変わった所はないスタンダードなキーボードでですが、右下付近に配置されている「ね」「る」「め」「ろ」のキーの幅が極端に狭く、その辺りのキーの使用頻度が高い場合、慣れるまでは使い辛いかもしれません。

私自身、スラッシュや<>(小なり/大なり)などのキーを比較的よく使うため、最初は違和感がありましたが、打っているうちに慣れると思います。

キーボード底面のたわみは少しあるものの、横幅が小さいPCであるためにそれ程気にはならず、普段使いのPCのキーボードとしてはまあ使える印象。

キーの見た目や質感も安っぽくはありません。




キートップの形は平ら


「ね」「る」「め」「ろ」のキーの幅が狭く、少し使い辛い


Fn+Escでタッチパッド機能の有効・無効を切り替えられる


F11のサブ機能に割り当てられた「BT」とは、Bluetooth機能のオンオフの事


左側のパームレストには電源やバッテリ等のインジケーターランプが並ぶ

タッチパッドはボタン一体タイプ。
削り出しアルミのような質感のパッドで、指すべりが良く操作がしやすいですが、クリックボタンがやや硬く長時間の使用は指が疲れそうです。

とはいえ、本製品はタッチパネルによる操作も行えるため、操作面で不便を感じる事はそれ程ないのではと思います。



なお、タッチパッドの動作を細かく設定したい場合には、デスクトップ右下のタスクトレイ内にあるタッチパッドのアイコンより、タッチパッドのプロパティにアクセス。すると、マウスのプロパティが表示されるのでさらにELANタブを開き、デバイス欄よりElan スマートパッドを選択した上で「オプション」ボタンを選択。

もしくは「コントロールパネル > ハードウェアとサウンド」と進み、デバイスとプリンターという項目にある「マウス」をクリック。表示されたマウスのプロパティより、同じように進むとElan Smart-Padのダイアログを開く事ができます。


LuvBook CのタッチパッドにはElan Smart-Padが採用されている

Elan Smart-Padのダイアログでは、タッチパッドによる操作の細かな挙動を設定する事ができます。



重量

LuvBook C シリーズの重量を測定してみました。

PC本体の重量は1450g。
約1.5㎏という公称の重量よりもほんの少し軽いです。

ただ、重量は構成によって若干変化しますので、上記よりも軽い、もしくは重い場合があるかもしれません。



電源アダプターやケーブルをあわせた重量は200g。
アダプターが小型だけあって、軽いです。

PC本体とあわせても1650gと、十分持ち歩き出来る程度の重さです。
11.6型のモバイルノートとしては軽い方ではありませんが、上記程度なら許容範囲という方も少なくはないと思います。



液晶の見やすさと表示品質

LuvBook Cシリーズに搭載されている、液晶の見やすさや表示品質をチェックしてみました。

掲載のモデルには、11.6型ワイドHDのタッチ対応液晶が搭載されています。
本製品にはマルチタッチ対応のモデルと非対応のモデルが存在しており、製品によってパネルの種類が異なる可能性がありますので、以下の内容は参考程度にご覧ください。




11.6型ワイドHD(1366×768)のタッチ対応光沢液晶を搭載


デフォルトの画面表示サイズは100%

11.6型で1366×768ドットの解像度を持つ画面は、アイコンや文字などの表示が小さくも大きくもなく、ちょうど良い感じで見やすいです。

大抵の方は、表示サイズを変えなくても快適に画面の内容を閲覧出来るのではないかと思います。




画面の視野角をチェックします。


画面を正面から見た場合の見え方


上から見た場合


右側面から見た場合

視野角は狭いです。
上や左右など、画面を斜めから見ると色が大きく変化します。

とはいえ、内容がわかり難くなるほどではありません。
正面から見ている分には、明るく見やすい液晶です。




次に、色域について
以降、Spyder 4 Eliteによる測定結果を掲載、検証を行っています。

sRGBカバー率は68%、AdobeRGBカバー率は51%。
色域は狭いです。




ガンマカーブを確認します。


左:ガンマ応答カーブとターゲット(ガンマ2.2) / 右:ガンマ補正カーブ)

ガンマ応答カーブは、RGBのカーブに若干のばらつきが見られます。
補正カーブを見ると青が大きく抑えられており、元々かなり青味の強い画面である事がわかります。

ちなみに、本製品はデフォルトで設定されているデスクトップの背景のカラーがイエローであるため、補正をかけるとかなり黄味がかった色味になります。




さらに、画面の均一性について。
色ムラや輝度ムラがどの程度目立つかという点についてチェックします。


カラーの均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)


輝度の均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)

色ムラは、画面輝度を高く設定した場合に少し感じられるかもしれませんが、色の差異がやや大きい部分と基準となる部分とを比べて、それ程違いがあるというわけではありません。

一方で、輝度のムラはやや大きいです。
元々、画面の端は中心よりも暗く見えやすいですが、この製品は特にその傾向が強いと思います。目で見てはっきりとわかるかというとそうでもないですが、画面の表示内容によってはムラが感じられることがあるかもしれません。


総合的に考えて液晶の質は価格なりだと思いますが、だからと言って画面が見難いという事はなく、普通に明るく見やすいです。

写真閲覧や編集などで表示品質に拘るような方には向きませんが、そもそも本製品のような低価格なノートの液晶に、そこまでの品質を求める方はいないと思います。普通に使うノートPCの液晶としては、全く問題はないです。





LuvBook Cシリーズの外観や操作性、液晶については以上となります。
引き続き、次記事では掲載製品の構成や特徴、実際の性能面について詳しく触れたいと思います。

製品に興味をお持ちの方、コストパフォーマンスに優れたモバイルノートをお探しの方は、ぜひ次記事もご覧ください。

次: LuvBook C シリーズのパフォーマンスをチェック 安価でも性能は十分高い