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前記事(HP ENVY 15-k014TX のベンチマーク結果  Core i7-4510U や GeForce 840Mを搭載)に続き、今回はHP ENVY 15-k000にプリインストールされているソフトの内容や、本製品で選択できる3つのモデルの特徴などについて簡単に解説したいと思います。

記事の最後で、製品の特徴や使用感についてまとめていますので、まとめを読みたい方は(HP ENVY 15-k000 まとめ)をご覧ください。


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【HP ENVY 15-k014TX レビュー記事目次】

・HP ENVY 15-k000 筐体外観やインターフェース・操作性をチェック
外観・インターフェースキーボードHP コントロールゾーン トラックパッドとはBeatsAudioスピーカーを搭載液晶の見やすさ速効!HPパソコンナビ特別版が付属

・HP ENVY 15-k014TX パフォーマンス・フルHDモデル(Core i7/GeForce 840M)の構成と性能
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・プリインストールソフトウェアについて
プリインストールソフトウェアの内容

・HP ENVY 15-k000の製品ラインアップ
HP ENVY 15-k000で選択できるモデル一覧(2014年8月21日時点)と各モデルの特徴

・製品のまとめ
HP ENVY 15-k000 まとめ

・HP ENVY 15-k000の最小構成モデル「HP ENVY 15-k001TU」のレビュー
HP ENVY 15-k001TU(Core i5/内蔵GPU)のレビュー

※掲載製品は メーカー様よりお貸出しいただいたものとなります。


プリインストールソフトウェアの内容

まず、HP ENVY 15-k000に搭載されているソフトウェアの内容について解説します。

以下、初期時(工場出荷時)のデスクトップ画面やスタート画面(モダンUI)、アプリ一覧画面の様子です。(クリックで大きな画面が表示されます)

カスタマイズの内容によっては以下に掲載の内容とは異なる可能性がありますので、参考程度にご覧ください。


デスクトップ画面


スタート画面(モダンUI)



アプリ一覧画面

本製品に搭載のソフトウェアの内容は上記の通り。
大きく分類すると、Windows 8.1標準のソフト、HP製のソフトウェア群、CyberLink製のソフトウェア群、サウンド設定やセキュリティソフトといった内容になります。

HP製のソフトウェアについては、システムの状態確認や調整を行う「HP Support Assistant」、リカバリやリカバリメディアの作成が行える「HP Recovery Manager」、ピークシフト設定など電源の管理を行う「HP AC Power Control」、指紋登録や管理の「HP SimplePass」、本製品のユーザーガイドなどドキュメント類を閲覧できる「HP Documentation」、PCの冷却管理機能を持つ「HP CoolSense」等を搭載。

上記のHP製の各ツールへは、「HP Utility Center」からアクセスする事が可能です。

またCyberLink製のソフトウェアに関しては、動画や写真等の変換を行う「MediaEspresso」や写真編集ソフトの「PhotoDirector」、動画編集ソフトの「PowerDirector」、DVDやBDの再生を行える「PowerDVD」、DVD等のメディアへのライティングを行える「Power2Go」、そしてWebカメラの機能を拡張する「YouCam」を搭載。

比較的使用される事が多いであろうソフトがデフォルトで入っているのは、利用者にとっては便利だと思います。

ただし、上記のソフトはCyberLink製ソフトの統合パッケージである「Media Suite」に含まれるバンドル版であるため、同じソフトでも一般に販売されているリテール版とは機能が異なる場合があります。

とはいえ、ある程度の機能は盛り込まれているため、複雑な編集等を行ったりするというのでなければ十分実用性はあると思います。


その他、サウンド設定のユーティリティとして「beats audio」を、またグラフィックスやゲームの管理を行う「GeForce Experience」や圧縮展開ソフトの「7-Zip」、デスクトップ上にスタートメニューを追加するツール、セキュリティソフトは「マカフィーリブセーフ30日版」、ストアアプリとしては「HP Connected Photo」と呼ばれる写真共有サービスや、オンラインストレージのBoxなどが搭載されていました。

以上がプリインストールされているソフトウェアで、カスタマイズでは「KINGSOFT Office2013 Standard」や、データ移行を行える「ファイナルパソコン引越し11plus」を追加する事が可能。

Microsoft Officeの追加オプションは提供されていません。





HP Utility Center HP製の各種ツールへアクセスできる


HP Support Assistant PCの総合的な状態確認や調整を行う


HP Recovery Manager メンテナンスやリカバリの実行、リカバリメディアの作成等


HP AC Power Control 簡単な電源設定(ピークシフト設定)を行える


beats audio サウンド環境の設定や音質調整


PhotoDirector 写真編集を行うソフト


Youcamの映像監視機能

YouCamは、Webカメラの機能を拡張するCyberLink製のソフトウェア。
例えばビデオチャットなどを行う際に、アバターやエフェクトを追加したり、PCへのフェイスログイン機能他、様々な機能を搭載しています。

上画像のように、Webカメラを使用した映像監視なども行う事も可能。

例えば、留守中のペットの様子を確認したいなどという場合に、定期的に自宅の様子を撮影し、その様子をメールで自動送信するような設定を行う事が可能です。




GeForce Experience グラフィックスドライバの更新や、ゲームの管理などを行える




Windows 8.1には、Windows 8以前のOSに搭載されていたようなデスクトップ上のスタートメニューはありませんが、HP ENVY 15-k000 にはスタートメニューに似た機能を持つツールが標準で搭載されており、タスクバー上から利用する事ができるようになっています。

表示されたメニューから、コントロールパネルやPC内のアプリに簡単にアクセスする事ができます。もちろん、表示内容のカスタマイズが可能です。

他のHP製PCのレビューでも触れましたが、このツールはSweetLabs社の「Pokki」というスタートメニュー追加アプリをベースとしたものだと思います。

若干メニューの内容が「Pokki」とは異なるものの、UIはほぼ同じです。




ユーザーの切り替えや再起動などもスタートメニューから行える


設定画面の内容


PC App Store アプリをダウンロードできる

元々Pokkiはスタートメニュー追加を行うツールではなく、様々なアプリをタスクバーで管理するためのツールでした。

現在はスタートメニュー追加のアプリとして有名ですが、スタートメニューの機能が搭載された今も、「PC App Store」と呼ばれる専用のストアより様々なオリジナルアプリを追加する事ができるようになっています。



HP ENVY 15-k000で選択できるモデル一覧(2014年8月21日時点)

HP ENVY 15-k000で選択できる3種のモデルについて簡単に解説します。
2014年8月21日現在、HP ENVY 15-k000では以下の3モデルを購入する事が可能です。


HP ENVY 15-k001TU
スタンダード・フルHD
HP ENVY 15-k014TX
パフォーマンス・フルHD
HP ENVY 15-k033TX
プレミアム・フルHD
CPU Core i5-4210U Core i7-4510U Core i7-4510U
メモリ 8GB (8GB×1) 16GB (8GB×2) 16GB (8GB×2)
グラフィックス HD グラフィックス 4400 GeForce 840M(2GB) GeForce GTX 850M(4GB)


上記以外の構成はすべて同じで、OSはWindows 8.1 Update、液晶は15.6型フルHDの非光沢液晶、ストレージには1TB SSHDを搭載しています。

ある程度の負荷のゲームも行えるようなPCをお探しの方は、GeForce GTX 850M搭載のモデルをお勧めします。掲載しているGeForce 840Mでもゲームのプレイは可能ですが、画質の設定を下げる必要があると思います。

簡単な作業しか行わない方は、内蔵グラフィックスを搭載する「スタンダード・フルHD」モデルを選択されると良いでしょう。

外部グラフィックスを搭載するモデルよりも性能は落ちますが、メモリ容量は8GBと多めですし、液晶はフルHD非光沢で見やすく、AC対応の無線LANやブルーレイドライブを標準で搭載するなど、他のモデルと変わらないクオリティです。

下位構成の「スタンダード・フルHDモデル」については、後日レビューを掲載予定です。
HP ENVY 15-k001TU スタンダード・フルHDモデル(Core i5/内蔵GPU)のレビュー



HP ENVY 15-k000 まとめ

HP ENVY 15-k000のレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・高級感のあるデザイン
・最小で内蔵GPU、最大構成ではGeForce GTX 850Mを搭載などグラフィックスの選択肢が豊富
・指紋認証機能やAC対応の無線LAN、ブルーレイディスクドライブの搭載など、標準でスペック高め

・HPコントロールゾーン トラックパッドを搭載
・カスタマイズが行えない

高級感のある美しいデザインや、標準でスペックがやや高めである所など、ENVYブランドらしい要素を持ち合わせた製品です。フルHD非光沢液晶搭載という所に、魅力を感じる方も少なくはないのではと思います。

ノートにしては珍しく、3種のグラフィックス構成が提供されており、予算や用途にあわせて構成を選択する事ができる所も良いです。

HPコントロールゾーン トラックパッドに関しては長所だと思われる部分とそうでない部分とがあり、現時点の使用感には好みが分かれるのではと思います。タッチパッドで頻繁にジェスチャー操作を行われるような方には便利かもしれません。

総合的に見て、内容の割にコストパフォーマンスは高く、購入ユーザーの満足度は比較的高いものになるのではと思われる製品ですが、一点だけ、カスタマイズが出来ない部分はマイナス。

標準で高スペックと述べましたが、最初からある程度高いスペック構成になってしまっているため、何かを省いてより価格を抑えるという事ができません。

例えば、ブルーレイディスクドライブではなくDVDドライブでOKというユーザーもいると思いますので、本製品のコンセプトは保ったまま(ある程度のクオリティ)カスタマイズができるようになると、なお良いと思います。