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前記事(ALIENWARE X51 R2 レビュー 超小型筺体を採用した高性能ゲーミングパソコン(外観編))に続き、今回は ALIENWARE X51の構成特徴とベンチマークテストの結果について。

今回掲載しているのは「ALIENWARE X51 スプレマシー」と言われる、ALIENWARE X51では最上位構成に当たるモデル。

CPUにCore i7-4790、メモリ8GB、GeForce GTX 760Ti(2GB)、ストレージには1TB HDDを搭載するという、高性能な内容のモデルです。

構成的にはハイエンドよりのミドルクラスと言えますが、ALIENWARE X51の筐体サイズを考えるとかなりハイスペックな内容。高負荷なゲームのプレイにも十分対応できるでしょう。

今回は、上記構成のALIENWARE X51 スプレマシー の特徴や性能面について詳しく触れてみたいと思います。


【ALIENWARE X51 R2(2014年夏) レビュー記事目次】

・ALIENWARE X51 の筐体外観やインターフェース、イルミネーションなどをチェック
外観・インターフェースエイリアンのイルミネーション筐体内部の様子標準キーボードやマウス

・ALIENWARE X51 スプレマシーの構成とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動にかかる時間

・プリインストール・ソフトウェアの内容について
プリインストール・ソフトウェアの内容Alienware Command Center

・製品のまとめ
ALIENWARE X51 まとめ


ALIENWARE X51 スプレマシーの構成内容とその特徴について

まず、ALIENWARE X51 スプレマシーの構成とその特徴について触れます。
以下は、CPU-ZとGPU-Zの実行結果 および製品の主な仕様です。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【ALIENWARE X51 スプレマシー の主な構成】

OS Windows 8.1 64bit
プロセッサ Core i7-4790(3.60GHz/TB時最大4.0GHz)
チップセット H87 Express
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 760Ti(2GB)
メモリ 8GB(4GB×2/DDR3 1600MHz/2スロット/最大16GB)
ストレージ 1TB HDD(7200rpm/Seagate製)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ(スロットイン)
無線機能 デルワイヤレス 1550(2×2 802.11ac)、Bluetooth付
ベイ 3.5インチ×1(HDD)
拡張スロット PCI Express x16×1(グラフィックカード)
電源 330W(電源アダプター)
サイズ 95×318×318.5~343(幅×奥行き×高さ/mm/縦置き時)
重量 約5.49kg(最小)
カラー マットステルスブラック
付属品など Alienware スタンダードオプティカルマウス、Alienware Standard USB 2.0 キーボード 他
保証 1年間スタンダードサービスプラン

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2014年07月30日時点のものです。

ALIENWARE X51 スプレマシーの構成は上記のとおり。
現在提供されている、基本構成そのままの内容だと言って差し支えないでしょう。

CPUとグラフィックスは固定となるものの、メモリは最大16GBまで、ストレージにおいては2TB HDDやSSDの選択も可能。OSに関しても標準はWindows 8.1ですが、Windows 7の選択肢もあるなど若干のカスタマイズができるようになっています。

ストレージはHDDベイが1基しかないため、速度重視ならSSDを選択したい所。ただ価格が結構上がってしまうので、購入後に市販のSSDを追加されている方も多いようです。

ALIENWARE X51 スプレマシーの構成は上記のようになりますが、他のスタンダードモデルやプレミアム、プラチナモデルではGeForce GTX 745や AMD Radeon R9 270などが搭載されており、特に最小構成のスタンダードモデルにおいては10万円を切るなど、ALIENWAREシリーズとしてはかなりリーズナブルな価格設定。

といっても、ALIENWARE X51 スプレマシーも、税込・送料込みで16万円台(2014年7月30日時点)とゲーム向けのPCとしては比較的お手頃な価格であるため、今後様々なゲームをする予定であるのなら、購入の選択肢に入れても良いのではと思います。



搭載されているストレージの内容を詳しく見てみます。


HDDの詳細


ディスク全体の内訳

今回、HDDにはSeagate製の「ST1000DM003-1CH162」という1TB HDDが搭載されていました。回転数は7200rpm。

速度は、HDDにしては結構速いと思います。
容量もありますし、SSDのようなスピードを期待されるのでなければ十分満足できるパフォーマンスです。

とはいっても所詮はHDDの速度ですので、速度重視で容量が必要でない場合はSSDがお勧めです。



ベンチマークテストの結果

以下、ALIENWARE X51 スプレマシーで行ったベンチマークテストの結果です。


【CrystalDiskMark】

Seq 201.0190.8
512K 45.1477.94
4K 0.4581.012
4K QD32 1.2681.034

数値は左がRead、右がWrite/上記はランダムの値


【3DMark】


各テストのスコア


Fire Strikeの詳細

Ice Storm・・・ 129347
Cloud Gate・・・ 20573
Sky Diver・・・ 17037
Fire Strike・・・ 5639


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 26335~26413
1920×1080 ・・・ 15306~15343


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 86010
1920×1080 ・・・ 48270

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ SCORE:15084 / RANK:S
1920×1080 ・・・ SCORE:9809 / RANK:S


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

キャラクター編 左:1360×768 / 中央:1920×1080 / 右:3840×2160

【キャラクター編】
1360×768(高品質(ノートPC)) ・・・ SCORE:19459 / 評価:非常に快適
1920×1080(高品質(ノートPC)) ・・・ SCORE:13173 / 評価:非常に快適
3840×2160(高品質(ノートPC)) ・・・ SCORE:4255 / 評価:快適

※高品質(デスクトップPC)に設定した場合、上記スコアよりも若干数字は低くなると思われます。


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 77.50fps
CPU ・・・ 8.28pts


高負荷なゲームのベンチマークテストであっても、スコアはかなり高いです。
負荷の高いゲームを高画質で楽しめるでしょう。ゲームによっては、ここまでのハイスペックな構成は必要ないかもしれません。

過去のALIENWARE X51 に比べると随分と性能が向上している印象で、小型筺体であっても、性能面で普通のゲーミングデスクトップPCに引けを取るような事はありません。



消費電力・温度

ALIENWARE X51 スプレマシーの消費電力を測定してみました。
以下、アイドル時とベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力値です。

アイドル時 ・・・ 41W
ベンチマーク実行時 ・・・ 194W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

高性能なCPUやグラフィックカードが搭載されている分、アイドル時でもやや消費電力は高めです。




次に、筐体内のパーツの温度について。
小さい筐体に高性能パーツを詰め込んでいるだけに、とても気になる部分だと思います。

以下は、アイドル時とベンチマーク(BIOHAZARD 6を20分以上実行)実行時のパーツ温度測定結果です。軽くエアコンを入れた部屋で測定しています。(27度前後)

高負荷時、CPUの温度は最も高い時で80度台。
低くはありませんが温度上昇しやすいというわけでもないようで、冷却性能はかなり高いようです。

CPUのパワーを使うCINEBENCH実行時でも、80度台半ば程度の温度でした。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、ALIENWARE X51の再起動にかかる時間を測定してみました。
以下、10回の再起動時間測定結果とその平均値です。

1回目 1:08
2回目 1:13
3回目 0:59
4回目 1:01
5回目 1:00
6回目 0:59
7回目 0:59
8回目 1:01
9回目 1:00
10回目 1:00

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分2秒

ALIENWARE X51の再起動にかかる時間は、平均で1分2秒という結果です。

これまでのテストより、HDDを搭載するPCの再起動時間は平均して1分弱~半というデータが出ており、掲載のALIENWARE X51は HDDを搭載するモデルにしては起動やシャットダウンが早めであるようです。

体感でもやや早いように感じます。
ただSSDの速度には遠く及びませんので、速度重視の方はSSDを選択した方が良いかもしれません。





ALIENWARE X51 スプレマシー の構成や性能面については以上となります。

前に書いた事の繰り返しとなりますが、ALIENWARE X51の小型筺体からは想像できないパワーを持ち合わせたモデルです。小型でも冷却性能は高く、高負荷な状態が長く続くと思われるゲーミングPCとしては十分な内容の製品だと言えるでしょう。

価格が比較的低い点も魅力です。

引き続き、次記事ではプリインストールされているソフトウェアの内容について触れたいと思います。製品に興味をお持ちの方は、ぜひ次記事もご覧ください。

次: ALIENWARE X51 に標準搭載されているソフトの内容を解説 独自の「Alienware Command Center」他

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