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デルが販売するタブレット、Venue 11 Pro のレビューです。

Venue 11 Proは、Windows 8.1を搭載する10.8型フルHDのタブレット。

少し前に Venue 8 Proという 8型のWindowsタブレットをご紹介しましたが、Venue 11 Pro はそのサイズ違いとなるモデル。といっても、Venue 8 ProがAtomプロセッサ搭載モデルのみであったのに対し、Venue 11 ProではAtomとCoreプロセッサ搭載モデルが提供されるなど、より性能の高いモデルの選択も可能となっています。

掲載のマシンはCore i5-4210Yを搭載するモデルで、性能はかなり高め。ストレージにも128GBのSSDが搭載されるなど、ノートPCの内容とさほど変わらないと考えてよいでしょう。

今回は、そんな Venue 11 Proの外観や使い勝手、性能面について詳しく触れてみたいと思います。


【Venue 11 Pro レビュー記事目次】

・Venue 11 Pro の外観・インターフェース・液晶の品質などについて
外観・インターフェースバッテリの交換が可能重量液晶の見やすさと品質

・主な構成と特徴、ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・Venue 11 Pro に搭載されているアプリケーションの内容をチェック
プリインストールアプリケーションの内容

・製品レビュー まとめ
Venue 11 Pro まとめ


Venue 11 Pro の外観・インターフェースの内容をチェック

Venue 11 Pro の外観と、インターフェースの配置・内容をチェックします。


背面全体の様子。
全体に樹脂やラバー調のような風合いの素材が使用された、ブラックカラーのデザインです。

中央にはDELLのロゴを配置。




NFCを搭載(上写真はNFCのマーク)


800万画素の高解像度な背面カメラを搭載



次に前面(液晶)側の様子。

先にも書きましたが、Venue 11 Proには10点のマルチタッチに対応した、10.8型フルHDのIPS液晶が搭載されています。




前面側には200万画素のカメラを内蔵


液晶ベゼル上にWindowsボタンを搭載しています





タブレット側面に配置されているインターフェースの内容をチェックします。

タブレット左側面(横置き時)には、 ヘッドフォン出力とマイク入力のコンボジャック、ボリュームコントロールボタン、スピーカー、USB3.0を搭載。

フルサイズのUSB3.0を搭載しているあたり、タブレットとというよりはノートPCに近いです。変換ケーブルなどを使う事なくUSB機器を利用する事ができるというのは結構便利。




タブレット下部には、ドックに接続するためのコネクターが配置されています。
オプションとして提供されている、ドッキングステーションやキーボードに接続するためのコネクターです。




タブレット右側面にはminiHDMI出力、microUSB、microSDカードスロット、セキュリティロックケーブル用のスロット、スピーカー、電源ボタンを搭載しています。



なお、microSDカードスロットにはトレイが設けられており、トレイの穴をピンで押す事で microSDカードの出し入れを行うような構造となっています。


microSDカードスロットのトレイ


トレイにmicroSDカードを乗せ、カードスロットに挿入する

SDカードをずっと入れっぱなしにするのであれば、こういった構造の方が良いのかもしれませんが、頻繁に抜き差しする場合、やや面倒です。





タブレット上部。
左右に設けられた口は、排熱口です。

Coreプロセッサを搭載しているだけあってそれなりに発熱は大きい為、このような排熱口が設けられています。Atomモデルにはこのような排熱口はありません。




タブレット本体と、付属の電源アダプター、ケーブル。



電源アダプターの最大出力は19.5V、1.2Aで24W。
今回のモデルにはCore プロセッサが搭載されているため、タブレットの電源アダプターにしては出力が大きいです。



バッテリの交換が可能な構造

Venue 11 Proはタブレットにしては珍しく、背面パネルを取り外す事ができるようになっており、スペアのバッテリを購入すれば背面パネル内にあるバッテリとの交換が行えるようになります。



背面パネルを外した図

バッテリ以外にも、色々なパーツにアクセスする事が可能。
タブレットでこのような構造は非常に珍しいと同時に、色々な面で便利だと言えます。




ワイヤレスLANや128GB SSD SSDはM.2規格のカード


36Mhのバッテリを搭載 簡単に取り外し可能

バッテリの交換が行えるというのは、製品を長く使いたいと考えるユーザーには有難い仕様だと思います。

毎日長時間タブレットを使う方などは、タブレットと一緒に予備バッテリを持ち歩き、バッテリがなくなったら交換・・なんて使い方もできます。




SIMカードスロット SIMカードはバッテリを外して挿入します

バッテリのすぐ左にSIMカードスロットが搭載されています。
本製品には一般的なWi-Fi版と3G SIMフリー版が提供されており、3G SIMフリー版を選択すれば、SIMカードを挿して通信する事が可能です。



重量

Venue 11 Proの重量を測定してみました。
Core i5を搭載するモデルの重量です。公式サイトの仕様には771.5g~835gとの記載があります。

本体の重量は796g。

高性能なプロセッサが搭載されているため、10型クラスのWindowsタブレットの中ではやや重め。とはいっても、Atom搭載のモデルも700g以上の重量ですから、元々が重めなのかもしれません。

重めとはいっても、ノートPCを持ち歩くよりは軽いです。




付属の電源アダプターとケーブルをあわせた重量は109g。
タブレットと一緒に持ち歩いても、1kgを切る重さです。



液晶の見やすさと品質をチェック

Venue 11 Proに搭載されている液晶の見やすさと品質をチェックします。

先に書いた事の繰り返しとなりますが、本製品には10.8型フルHDのIPS液晶が搭載されており、解像度はかなり高め。ですが、デフォルトで画面の表示設定が150%に設定されているため、文字などはかなり大きめに表示されます。


10.8型フルHD(1920×1080ドット)の液晶を搭載


デフォルトでは150%の画面表示に設定されている



以下、150%表示に設定した場合の画面の見え方と、100%表示に設定した場合の画面の見え方の例です。


150%設定時の画面の表示例


100%設定時の画面の表示例

100%設定だと文字やアイコンなどがやや小さすぎる感がありますが、150%設定だとデスクトップ上の操作であっても、不便を感じる事はあまりないと思います。(逆に私的には150%大きく感じるため、125%くらいでも良いと感じます)

なお、アプリケーションによっては画面のサイズ変更に対応していないものもあり、画像がぼやけたり文字がにじんで見える事があります。そのままでも特に問題はありませんが、見た目にはあまりきれいではないです。




次に、視野角のチェックです。


液晶画面を正面から見た場合


画面下(横置き時)から見た場合


画面左側から見た場合

IPSを謳うだけあり、視野角は広いです。
画面を斜めから見た場合でも白く反転したり、色が変化してしまうなどといった事が殆どなく、明るく見やすいです。



次に、色域について。


以降、Spyder 4 Eliteで測定

sRGBのカバー率は98%、AdobeRGBのカバー率は76%という結果です。
色域の広さはノートPC並と普通です。




続いて、ガンマカーブを確認してみます。


左:ターゲット(ガンマ2.2)とガンマ応答曲線 / 右:ガンマ補正曲線

RGBにややばらつきはありますが、初期状態で比較的綺麗なカーブを描いているようです。
やや黄色味のある画面であったのが、補正を行うとグリーンが抑えられて画面が若干ですが青くなりました。




さらに、カラーと輝度の均一性について。
画面の色ムラや輝度ムラをチェックします。


カラーの均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)


輝度の均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)

画面の色ムラは殆ど感じられない程度です。
輝度は画面の中心が最も明るく、端に行くにつれて僅かに暗くなるという具合ですが、その差を目で見て感じられるほどではありません。

総合すると、液晶の品質は一般的なノートPC並だと言えます。
「一般的なノートPC並」と言っても上から下まで幅がありますが、比較的綺麗な方です。見た目にも色鮮やかで綺麗な液晶だと思います。



Venue 11 Proのデザインやインターフェース、液晶については以上となります。

次記事では、構成と性能面について触れたいと思います。
製品に興味をお持ちの方は、是非次記事もご覧ください。

次: Venue 11 Pro のベンチマーク結果 性能はノートPC並でサクサク使える

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