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マウスコンピューターが販売するノートPC、NEXTGEAR-NOTE i200シリーズの簡易レビューです。

このNEXTGEAR-NOTE i200はマウスコンピューターのG-Tuneブランドとしてラインアップされている、14型フルHDの液晶を搭載するゲーム向けノートPC。

ゲーム向けの製品ながら、第4世代Core プロセッサの内蔵グラフィックスであるIris Pro 5200を利用するなど他の製品とはやや毛色の異なるマシンで、ハイエンドなグラフィックカードを搭載したモデル程ではありませんが、グラフィック性能は内蔵グラフィックスであってもかなり高め。

ゲームのプレイ用途にはもちろん、筺体がややコンパクトで省電力性能にも優れているため、携帯したいという方にも向いています。

今回は、少し前に開催された展示会で触れる機会のあった NEXTGEAR-NOTE i200の内容について、簡単にご紹介したいと思います。


【NEXTGEAR-NOTE i200シリーズ 簡易レビュー記事目次】

NEXTGEAR-NOTE i200 外観・インターフェース

構成と実際の性能は?

実はLuvBook Hと同じ


NEXTGEAR-NOTE i200 外観・インターフェース

まず、NEXTGEAR-NOTE i200 シリーズに使われている筺体の外観とインターフェースの内容についてチェックします。

筺体のサイズは幅340mm、奥行き253mm、高さ20.9mmで重量は約1.8kg。
ディスプレイには14型ワイドフルHD(1,920×1,080)の非光沢IPS液晶を搭載しています。

軽量とまでは言えないと思いますが、14型ノートの割には薄くやや軽量です。外部グラフィックスを搭載していないため、この薄さを実現できるのだと思います。





天板はブラック~グレーっぽいカラーのヘアライン加工のデザインを採用。
やや左寄りの位置にG-Tuneのロゴがあります。とてもシンプルです。




筺体左側面の様子。
電源コネクター、LAN、mini DisplayPort、HDMI出力を搭載。

写真では見えませんが、HDMI端子の右下側に当たる位置にスピーカーが内蔵されています。




右側面の様子。
ヘッドフォン出力、マイク入力、USB3.0×3、マルチカードリーダーを搭載しています。
左側面と同様、こちらにもマイク入力とUSB3.0の間のやや下側にスピーカーを内蔵。

USB3.0は一番右側の端子のみ、電源オフ時の給電機能を備えています。





背面中央にはセキュリティロックケーブル用のスロットを搭載。
メッシュ状のパネルが設けられた部分は排気口です。背面全体に排気口が設けられておりエアフローは良さそうです。





キーボード全体


キーボード左半分


キーボード右半分

ゲーム用のノートと言っても、Windowsキーは左、そしてWASDキーには特に何も変わった印字はなく、普通のノートのキーボードという感じの内容です。

右側の一部のキーが横長になっている所が少し変わっていると言えるでしょうか。普通に使いやすいキーボードなのですが、それらの横長キーの為にEnterキーまでがやや遠く、慣れていないと打鍵ミスしそうになります。

打ち心地は悪くはありません。




キートップの形状は平ら。




タッチパッドはボタン一体型。
ボタンはやや硬めで使い勝手は普通です。パッド面のさわり心地は良い感じ。




底面全体。
ファンらしきものが見えますが、内部のパーツヘアクセスするためのパネルなどは特に設けられておらず、ボトムカバー全体を外す必要がありそうです。




使われていた電源アダプターの出力は90W。





IPS液晶を使っているだけあって、視野角は広め。
色もメリハリがあってはっきりとしていますし、非光沢なので映り込みもなく見やすい液晶だと思います。



主な構成と実際の性能は?

主な構成と性能面について簡単触れます。

今回掲載の製品の構成はWindows 8、Core i7-4750HQ、8GBメモリ、Iris Pro Graphics 5200、128GB mSATA SSD、500GB HDDという内容。

最小構成を持つブロンズモデルに、カスタマイズで128GBのmSATA SSDをプラスすると上記のような構成になります。もちろんOSはWindows 7の選択も可能です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】


プロセッサ 7.8
メモリ 7.8
グラフィックス 6.9
ゲーム用グラフィックス 6.9
プライマリ ハードディスク 8.1


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1920×1080 ・・・ 3520~3522


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア 】

1920×1080 ・・・ SCORE:3679 / 評価:快適

見ての通り、内蔵グラフィックスの割に性能はかなり高め。
行うベンチの種類によってスコアの傾向は変わると思いますが、大抵のゲームは解像度や設定を軽くする事で快適にプレイできるでしょう。

ただ負荷の高い設定だと駒落ちする事はあると思います。

ハイエンドなタイトルをサクサクプレイしたい場合には、やはりハイエンドなグラフィックカードを載せた製品を選択した方が良いです。



実はLuvBook Hと同じ

既にご存知の方もおられると思いますが、このNEXTGEAR-NOTE i200 シリーズは、マウスコンピューターブランドとして販売されている LuvBook Hというモデルと殆ど同じ。

提供されている構成も同じですし、価格設定も同じです。(カスタマイズオプション等で異なる箇所はあるかもしれません)ブランドが異なるため筺体に入るロゴなどは違っていますが、デザインも全く変わりません。




こちら、LuvBook Hシリーズです。
i200と同じように、14型フルHDのIPS非光沢液晶を搭載しています。






左右のインターフェースもキーボードの内容も全く同じ。





液晶の視野角は広いです。
表示にメリハリがあってとても綺麗な液晶だと思います。




i200と同様、インテルの Iris Pro グラフィックス 5200をグラフィックスとして利用しています。

上記のLuvbook Hは、メモリなどの構成が今回掲載しているNEXTGEAR-NOTE i200とやや異なりますが、構成が同じであれば性能は同じ。

当然ですが、Luvbook Hでもゲームのプレイが可能です。


マウスコンピューターの社員の方曰く、このような売り方をする一番の理由は販路を広げる為との事。

G-Tuneブランドで販売していると殆どがゲーム目的の方対象となりますが、LuvBookとして販売すれば、ゲーム目的のユーザーとは違った層のユーザーへ製品をアピールできます。

G-Tuneの製品は液晶が綺麗であったり使い勝手などが良い製品が多く、ゲーム用途以外の作業でも快適に利用可能。

ゲームユーザー以外の方へもおすすめしたいのですが、購入側からするとゲーム目的でもないのにゲーミングノートを買うのはちょっと、という方もおられるかと思います。

そういった理由より、こういった販売の仕方をするのは個人的には賛成です。



NEXTGEAR-NOTE i200については以上となります。

今回の製品、内蔵グラフィックス搭載の構成としてはかなり性能が高いです。
とはいえ、ハイエンドなゲームを高品質な設定でプレイしたいという方には少々力不足であるため。そういったユーザーにはハイエンドなグラフィックカードを搭載するモデルをお勧めします。

が、今回のNEXTGEAR-NOTE i200はゲーム向けの製品としては薄型軽量で携帯性は悪くありませんので、ノートを携帯するような事があるという場合、また外出とまではいかなくとも屋内でPCを持ってウロウロするような事が多い方にも向いています。

省電力性能が高いとはいえ、バッテリの減りにはそれなりに気を使う必要があると思いますが、性能・携帯性・使い勝手とバランスの良い製品だと言えるでしょう。

筺体がスリムでスタイリッシュな印象であるため、見た目を気にされる方にも良さそうです。