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HPの個人向けノート、HP ENVY17-j100 Leap Motion SEの簡易レビューです。

HP ENVY17-j100 Leap Motion SEは、2013年11月中旬に発売開始予定とされている17.3型ノートPC。

HPの個人向けノートのラインアップには複数の17.3型ノートが存在しますが、この製品はLeap Motionコントローラーを内蔵しており、空中でのジェスチャー操作が可能だという近未来的な特徴を持つマシンです。

今回、製品展示会にてHP ENVY17-j100 Leap Motion SEに触れてきましたので、簡単にご紹介いたします。



外観

まず、HP ENVY17-j100 Leap Motion SEの外観やインターフェースの内容をチェックします。

筐体サイズは幅416mm、奥行き274mm、高さ29.4~36.4mmで重量は約3.5kg。

外観が同じ17.3型のHP ENVY17-j100と非常に似ており、多分同じ筐体ではないかと思うのですが、ENVY17-j100 Leap Motion SEにはタッチディスプレイが搭載されているためか、ENVY17-j100よりもやや厚く重量も重いです。




ディスプレイには17.3型ワイドフルHD(1920×1080)の非光沢液晶を搭載。タッチ操作に対応しています。





天板には、ナチュラルシルバーの金属質なパネルを採用。
中央にhpのロゴが配置されています。




側面のインターフェースをチェックします。

左側面の様子。
左からセキュリティロックケーブル用のスロット、HDMI、LAN、USB3.0×2、SDカードスロットを搭載。

USBは左側の端子のみ、本体電源オフ時の充電に対応しています。




右側面にはヘッドフォン出力とマイク入力のコンボ、USB3.0×2、光学ドライブを搭載。

光学ドライブは標準ではDVDスーパーマルチドライブとなりますが、ブルーレイディスクドライブを選択する事も可能なようです。





背面


前面

前面と背面には何もありません。




キーボードをチェックします。


キーボード全体


キーボード左半分


キーボード右半分

右端にテンキーを搭載する、アイソレーションタイプのキーボードを採用。

キーボード自体はHP製品ではおなじみの形状、配列のものを使用しているようですが、Leap Motionコントローラーを内蔵している事より、一部のキーにそれらのオンオフ機能が割り当てられています。

キーボードの上部にはスピーカーを内蔵。
今回の製品では音は確かめていないのですが、計4基のスピーカーやサブウーファーを内蔵している事、またBeats Audioテクノロジーを搭載しているため、音はノートにしてはそこそこ良いのではないかと思われます。




キートップの形状は完全に平ら。

私自身は、もう少しお椀のようにキートップが湾曲しているものの方が好みですが、打ち心地は普通。特別打ちやすいという事もないですが、打ち難い事もありません。




タッチパッドはボタン一体型。
以前の17.3型に搭載されていた、分離型のタッチパッドの方が使いやすかったように思いますが、このサイズのノートではマウスを利用される方が大半でしょうから、使い勝手はそれ程問題ではないと思います。




底面全体の様子。
前面側に2基のスピーカーが搭載されているのが見えます。

背面側にはバッテリスロット、中央付近にはHDDやメモリなどが収められたスロットが配置されており、カバーを開く事でそれらのパーツにアクセスする事ができます。




底面に内蔵されたサブウーファー。




展示機には、65Wの電源アダプターが装着されていました。
ただ、今回の展示機は海外版となっており、実際に販売されるモデルとは構成が異なるよう。

仕様によると、実際に販売される製品は掲載の展示機よりもスペックが高く、120WのスマートACアダプターが付属するようです。



構成と性能

掲載製品の主な構成と性能を簡単にチェックします。

ただし上でも述べたように、この製品は海外版の仕様となっており、実際に日本で販売される製品とは構成が異なるよう。

仕様を確認したところでは、日本で発売予定のHP ENVY17 Leap Motion SEの基本構成モデルにはWindows 8.1、Core i7-4702MQや4GBメモリ、GeForce GT 750Mが搭載されるようですが、掲載の製品はWindows 8、Core i5-4200Mや8GBメモリ、HDグラフィックス4600といった具合にややロースペックな内容となっています。

一応、以下にはエクスペリエンス・インデックススコアを掲載していますが、実際の製品とは多分異なると思いますので、参考程度にご覧ください。


【Win エクスペリエンス・インデックス】


プロセッサ 7.2
メモリ 8.0
グラフィックス 5.7
ゲーム用グラフィックス 6.5
プライマリ ハードディスク 5.9

実際の製品の詳しい構成については、公式の製品ページにてご確認ください。



Leap Motionによるジェスチャーコントロールを試す

HP ENVY17-j100 Leap Motion SE の最大の特徴である、ジェスチャーコントロール機能を実際に試してみました。



キーボード左にあるFnボタンと中央のスペースボタンを同時押しする事で、Leap Motionのオンオフ切り替えを行う事ができます。




Leap Motionコントローラーは右側のパームレスト上に、指紋センサーと並んで配置されています。

このコントローラー周辺で手や指を使ったジェスチャーを行う事で、様々な操作が可能となります。試してみた所では、やや離れた位置でのジェスチャーも正確に認識していました。




以下は、ジェスチャー認識の様子です。


指一本一本の動きまで細かく認識する事が可能です。

同じようなジェスチャー認識のテクノロジーを搭載するデバイスとして有名なものにKinectが存在しますが、Kinectがダイナミックな動きをとらえるのに対し、Leap Motionではより細かく小さな動きを認識するのに適しているよう。

ただ、私達が普段PCで使用しているようなアプリでの利用は、今の所現実的ではないです。



では、一体何に利用するのかというと・・

HP ENVY17-j100 Leap Motion SEには、「Airspace」というLeap Motion用のアプリストアが提供されており、ストアから様々なアプリをインストールして利用する事ができるようになっています。

WindowsやAndroidのようなストアと同じようなものだそうで、無料のアプリもあれば有料のアプリもあるのだとか。





Google Earth(写真はHPのスタッフの方が操作している所)

Leap Motion 向けのGoogle Earthをジェスチャーで操作。
実際に操作してみた所では、手の動かし方にややコツがいるようで、思い通りに操作するには少し練習が必要だと思います。




こちらはピアノアプリ。
ピアノを弾くように指を動かすと鍵盤から音がなるのですが、ほんの少し指を動かしただけで沢山の鍵盤が動くため、こちらはちょっと使い物にならないのではという印象。ただ、面白いです。

もしかしたら、Leap Motionの設定でジェスチャーの反応レベルなどを調整できるのかもしれません。(今回そこまで細かく見ていないのでそのような設定があるのかどうかは不明)



HPのスタッフの方曰く、Leap Motionによるジェスチャー操作はゲームなどに利用するのが適しているとの事。

例えばカーレースのゲームでは、車のハンドルを操作するようなジェスチャーでゲーム内の車の操作が行えるものもありますし、トリガーを引くジェスチャーで銃を打ったりといった操作も可能となります。

これからも対応アプリは増えていくでしょうから、今後が楽しみなテクノロジーだと言えるでしょう。