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日本HPが販売する個人向けノート、HP ENVY 17-j000のレビューです。

HP ENVY 17-j000はフルカスタマイズが可能な17.3型のノートPC。
このENVY17は、従来人気の高かったdv7シリーズの後継に当たるモデルで、dv7と同じようにハイパフォーマンスな構成の選択が可能となっています。

プロセッサには第4世代インテル Core i7を搭載、メモリは最大で16GB、液晶にはHD+光沢、もしくはフルHD非光沢の液晶を選択可、グラフィックスにはGeForce GT 740Mを選択可能となるなど、高性能な17.3型のエンターテインメントノートをお探しの方に向くマシンです。

今回は、そんなHP ENVY 17-j000について詳しくレビューしてみたいと思います。

なお、先日このモデルの後継であるHP ENVY 17-j100が登場(11月中旬発売開始予定)しましたが、違いは幾つかのオプションが選択可能となっただけで内容は殆ど変らないため、本記事はHP ENVY 17-j100の購入を検討されている方にも参考にしていただけると思います。


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【HP ENVY 17-j000 レビュー記事目次】

・HP ENVY 17-j000 外観と使いやすさをチェック
外観・インターフェースキーボードの操作性底面内部の構造液晶の見やすさ

・HP ENVY 17-j000 構成の特徴と性能面について
構成とその特徴ベンチマーク結果消費電力や温度バッテリ駆動時間

・ソフトウェアについて
搭載ソフトウェアリカバリ方法スタートメニューはどれがいい?

HP ENVY 17-j000のまとめ


外観とインターフェースの内容をチェック

まず、HP ENVY 17-j000の外観やインターフェースの内容をチェックしていきます。


天板は最近のHPの製品には多い、ナチュラルシルバーカラーのシンプルなデザインを採用。
中央にhpのロゴが配置されています。




筺体のサイズは幅416mm、奥行き274mm、厚みが26.6~33.6mmで、重量は約2.85kg。
17.3型サイズなので筺体は大きいですが、サイズの割には薄く軽いPCだと思います。





HP ENVY 17-j000は液晶に17.3型HD+光沢と、フルHDの非光沢を選択する事ができます。
今回掲載のモデルはHD+光沢液晶を搭載。

光沢なので風景の映り込みはありますが、電源オン時はそれ程反射などは気になりません。ただあまりきれいな液晶ではない事と17.3型という画面のサイズを考えると、フルHDの非光沢液晶がおすすめかと思います。




液晶上部には約92万画素のウェブカメラを搭載。
カメラの左右にマイクを内蔵しています。




液晶ベゼル上にBeats Audioのロゴ、そしてMADE IN TOKYOのシール。





筺体側面に搭載されたインターフェースの内容は・・

左側面にはセキュリティケーブル用のロックスロット、HDMI、LAN、USB3.0×2、SDカードスロットを搭載。USB3.0は一方のみ、電源オフ時の充電に対応しています。




右側面にはヘッドフォン出力とマイク入力のコンボポート、USB3.0×2、DVDスーパーマルチドライブ、電源コネクターを搭載。






前面背面にはポート類は何もなし。
背面中央に社名が印字されています。





液晶は上写真程度の角度まで後方に倒す事ができます。大体45度程度でしょうか。





90Wの電源アダプターが付属していました。
アダプターのプラグの形状はミッキー型。



キーボードの操作性

キーボードとその周辺の様子、また操作性等をチェックします。


キーボード面全体


キーボード左半分


キーボード右半分

右側にテンキーを搭載するアイソレーションタイプのキーボードを採用しています。

キーピッチは公称で約18.7×18.7mm、キーストロークは約1.5mmとこのサイズのノートにしては浅目ですが、実際の打鍵ではそれ程浅くは感じません。

配列に変わったところはなく、余裕のある配置なので打ち心地は悪くありませんが、強く打つとキーボード中央がやや撓みます。

あとカーソルキーの上下ボタンが他のボタンに比べて極端に小さいため、慣れるまで使い難く感じるかもしれません。




キートップの形状は完全に平ら。




キーボードバックライトを搭載しています。
ライトの強弱の調整は行えません。




タッチパッドはボタン一体型。
パッド面の素材はさらさらとした感触で指の運びが楽に行えるのですが、クリックボタンが硬く、長く操作をしていると疲れてきます。

しかし、17.3型サイズのノートではマウスを利用される方が多いと思いますので、あまり問題にはならないでしょう。




右パームレスト上に指紋センサーがあります。




キーボード上側に2基のスピーカーを内蔵。
加えて底面にも2基のスピーカーとサブウーファーを内蔵しています。

このモデルはスピーカーの多さに加え、Beats Audioに対応するなど音に拘りのある仕様となっており、実際の音は外付けのスピーカー程ではないにせよ、ノートの割に音質は良いと思います。



底面内部の構造

マシン底面と、底面側からアクセスできる内部の構造をチェックします。


底面全体

底面前面側に2基のスピーカー、そしてサブウーファーを搭載しています。


サブウーファー




底面のスロットカバーを開いた図


内部スロット類拡大


空のHDDベイ

底面側の内部構造はこの通り。
中央にメモリスロットや無線LANモジュール、手前側には2基のHDDベイが配置されており、片方は空です。

HP ENVY 17-j000のカスタマイズメニューでは、最大で1TB HDD×2の2TB HDDという構成が提供されており、その構成でHDDベイを2つ使用するよう(標準は500GB HDD)。といってもRAID構成などではなく、単純に2TB HDDという構成です。

ここにSSD&HDDなどの選択肢があると便利だと思います。出来る方は、市販のSSDを買ってきて自分で追加・・などすると良さそうです。

2013年10月30日追記: よく見ると2つ目のHDDベイにはコネクターがついていません。
という事は、まずコネクターを買わなければHDDを増設できないわけで、単純に市販のSSDやHDDを買ってきて追加とはいかなさそうです。合う部品を探すのが大変なので・・

2TB HDD構成を購入すれば当然コネクターはついていると思いますが、うち1TB HDDをSSDに・・とするのも無駄が多いです。



液晶の見やすさ

今回掲載のモデルに搭載されている、液晶の見やすさについて。
以下、液晶の視野角をチェックしています。(全てのモデルに同じ液晶が搭載されるとは限りません)


正面から


上側から


右側面から

視野角は狭いです。斜めから見た場合の色変化も大きく、また色ムラもあるように見えます。

今回のモデルには、17.3型HD+の非光沢液晶が搭載されていますが、正直あまり綺麗な液晶ではないです。画面自体は明るく見やすいので、特に液晶に拘りのない方には問題ないでしょう。

ただ個人的には、フルHDの非光沢液晶を搭載したモデルをお勧めします。




HP ENVY 17-j000の外観や構造については以上となります。
引き続き、ソフトウェアや性能面などについて検証していきます。興味をお持ちの方は次記事もご覧いただければと思います。

HP ENVY 17-j000 のベンチマーク結果 Core i7-4700MQ を搭載する下位モデルの性能