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以前、米レノボが実施する「Lenovo INプログラム(Lenovo INfluencer Network)」に参加していると書きましたが、それと似たようなプログラムでThinkPad Helixをご提供いただく事となりました。

今回利用するThinkPad Helixは海外向けに販売されているモデルで、私自身が候補の中からリクエストしたものです。(なぜこのモデルを選んだのかについては後述)

当サイトでは、以前にもThinkPad Helixのレビュー記事を掲載していますが、デモ機だという事もあって利用したのは短期間。製品の特徴や性能面に関しては詳細に掲載しましたが、普段の作業やモバイル利用においては殆ど検証できていません。

というわけで今回のHelixでは、日常の作業への利用や長く使ってみなくてはわからない製品の使い勝手などについてのレビュー記事を、何回かに分けて長期レビューとして掲載していきたいと思います。


とりあえず今回の記事では、外観の様子や基本的な特徴を写真と共にご紹介いたします。(以前日本版のモデルを掲載しているので、細かくは書きません)


【ThinkPad Helix 長期レビュー記事目次】

・ThinkPad Helixの外観・特徴を紹介
外観キーボード重さタブレット・ペンなぜHelixを選んだのか

ThinkPad Helix の英語版OSに日本語言語パックをインストール

・ThinkPad Helix 回復ドライブ(リカバリメディア)の作成と利用手順
回復ドライブの作成回復ドライブを使用してHelixをリカバリー

・ThinkPad Helix Core i5-3427U搭載モデルのベンチマーク結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力と温度バッテリ駆動時間

続きは後日更新予定


外観チェック

簡単にHelixの外観チェックをします。

箱の中から出した所。
液晶とキーボードがバラバラであるのを見ればわかると思いますが、ThinkPad Helixは液晶とキーボードを分離する事ができます。




電源アダプターとタブレットペンの箱。

ちなみに入れ忘れたのか、電源アダプターに繋ぐ電源ケーブルが付属していませんでした・・ただ、HelixはYoga 11Sと同じアダプターを使用しており、Yoga 11Sのケーブルを利用するので問題はありません。




解説書。
全て英語です。




筐体サイズはキーボードドックを装着した状態で、幅296.1mm、奥行き226mm、高さ20.4mm。




天板には、NFCのTap and Doマークがプリントされています。

NFCは購入時のカスタマイズで選択できるオプション。今回の製品には搭載されているようですが、今のところ利用するような事はないと思います。






キーボードドック側に、タブレット装着時に動作する小さなファンを搭載。

今回の製品は液晶側にプロセッサなどの主要パーツが搭載されているため、液晶側の温度が上昇しやすくなっています。その冷却用のファンです。





液晶とキーボードドックを合体した状態(ノートPCモード)での、側面のインターフェースは・・

左には何もなし。




前面にはタブレットペンの収納ホールと、電源ボタン。
これらはタブレット側に搭載されています。




右側面にはマイクとヘッドフォンのコンボポート、音量調整、画面回転ロックボタン。
これらのボタン類も、タブレット側に搭載されています。

右側のセキュリティスロットは、通常時はキーボードドックに収納されていますが、引き出して別売りのケーブル・ロックを使用する事で、キーボードドックとタブレットの両方をロックする事ができます。




背面にはUSB3.0、電源コネクター、Mini-Displayport、USB3.0が並びます。
これらはキーボードドック側に搭載。




上記の他、タブレット下側面(キーボードドックとの接続面)にも幾つかの端子が搭載されています。

USB2.0、Mini-Displayport、電源コネクターを搭載。
キーボードドック接続時はこれらの端子類は隠れた状態になります。タブレットモード時に利用する端子です。

なお、左右2か所の赤い矢印が指す部分には、何らかのスロットがあるように見えます。



このスロットのようなものは・・

上のようなタグが収納されていました。
普段の作業で、特に使用するようなものではありません。


以上のように、インターフェースに関しては、LAN端子などはないものの必要なものは一通り揃っていると思います。

唯一、SDカードリーダーがない点はとても残念。外出時や旅行先などで利用する場合に、カードリーダーを持っていかなくてはならないのは面倒です。




正面から。
11.6型フルHDのIPS液晶を搭載しています。10点のマルチタッチに対応。

液晶にはゴリラガラスが使用されており、強度面では安心できそうです。




液晶左下側にある、赤いバーを内側にスライドさせる事でタブレットの取り外しが行えます。


装着は、タブレットをキーボードドックの接続部に差し込むだけ。





タブレット前面


タブレット背面

前面200万画素、背面500万画素のWebカメラを備えています。
500万画素だと、写真を撮ってSNSなどで公開しても良いと思えるくらいの画質はあります。



キーボード

キーボードの様子を簡単に掲載します。


今回のモデルは海外向けという事で、英語キーボードが搭載されています。
キーの形状や打鍵感などは日本語版のキーボードと変わりませんが、Enter付近のキーの配置や形状がやや異なります。

私自身は英語キーボードでも特に問題はありませんが、慣れていない場合だと最初は使い辛いと感じるかもしれません。

なお、Helixのキーボードの使いやすさについては、以前掲載のモデルの利用時に体感済み。クリック感があって打ち心地の良いキーボードです。




タッチパッドはボタン一体型。
X240などの新製品では標準となっている、5ボタンクリックパッドを採用しています。

元々一体型のタッチパッドがあまり好きではないという個人的な理由もありますが、ここはあまり使いやすいとは思えないです。といっても、普段はマウス使いとなるので操作に影響はないです。



重さ

ThinkPad Helixの重さを測定してみました。

タブレットの重さは830g。
さすがに液晶側だけだと軽いです。

なお、重さは構成によって若干変化します。
測定したモデルはWiFi、Bluetooth、NFC、タブレット・ペン対応という構成内容です。




タブレットにキーボードドックを装着した重さは、1672g。

11.6型のモデルである事を考えると、結構重いです。Helixはタブレット側だけでなくキーボード側にもバッテリを搭載しているので、やや重めになってしまうのだと思います。

この重さ位のPCを携帯される方はおられますが、私には無理。外出時はタブレットのみを携帯しようと考えています。



タブレット・ペン

今回のモデルにはタブレット・ペンが付属していました。
Helixはデフォルトではタブレット・ペンには対応しておらず、ペンに対応したディスプレイを選択する必要があります。

Helixは液晶がフルHDと高解像度である事もあって、表示がかなり細かいです。ペンは小さなアイコンを選択したり、リンクをクリックする場合などに重宝しますので、出来れば選択しておいた方が良いです。



小さなペンです。
本体のペンスロットに収納して持ち運ぶ事ができます。



なぜHelixを選んだのか

最後に、なぜHelixを選択したのかという事について。

今回Thinkpad Tablet2という選択肢もあり、非常に迷いました。
軽さという理由もありますが、Tablet2だと1024段階の筆圧感知に対応しており、本格的な絵を描く事が出来ます。(私は絵を描く事が結構好きなので)

Thinkpad Helixでも絵は描けますが、筆圧感知が256段階とtablet2に比べると差があります。

ですが、絵を描くといっても、描く時間がそれ程あるわけでもないですし(絵を描くのは時間がかかるので・・)、旅行時や外出時に作業用PCとして持っていく場合、Tablet2の性能ではやや心許ないかなと思う所があります。

HelixはノートPCの状態では重いですが、タブレットだと800g台と軽いです。また、ノートPC並の性能をタブレットモード時でも実現できるという長所があり、携帯時の作業用PCとしては魅力の大きい製品。

そういった理由で、ThinkPad Helixを選択しました。

万が一、外出時にキーボードが必要な場合は、モバイル用の軽いキーボードを持っていこうかと考えています。Helixのキーボードはバッテリが内蔵されているため、携帯には重いです。

ただ、その辺りの使い勝手などはその時になってみないとわからないので、色々と試してみるつもりです。