タッチで遊ぶ HP ENVY Rove 20 タッチパネル向けのアプリを多数搭載 他
HP ENVY Rove 20の性能面(HP ENVY Rove 20 のベンチマーク結果 Core i3-4010UやハイブリッドHDD搭載PCの性能)に続き、今回の記事ではHP ENVY Rove 20に搭載のアプリケーションやリカバリなどについて簡単に触れたいと思います。
HP ENVY Rove 20に標準搭載のアプリは基本的なものから始まり、この製品ならではのタッチパネル向けアプリケーションが多数搭載されています。ゲームなどが多く、複数人で遊ぶ場合などに便利です。
その他、写真や動画の編集ソフトやアンチウイルスソフト等、比較的使用されると思われるアプリケーションも一通り搭載。リカバリディスクやバックアップ等は専用のツールを使用して作成する事が可能です。
というわけで以下、その内容について簡単にまとめてみました。
【HP ENVY Rove 20 レビュー記事目次】
・HP ENVY Rove 20の概要・用途など
(タブレットへの変形 / 液晶の見やすさ / こんな使い方ができる)
・外観・インターフェースをチェック
(外観の様子 / 背面スタンドの動かし方 / インターフェースの内容 / 付属品(一部))
・構成と特徴・ベンチマーク結果
(主な構成と特徴 / ベンチマーク結果 / 消費電力・温度 / バッテリ駆動時間)
・搭載アプリケーションやリカバリなど
(アプリケーションをチェック / リカバリ方法)
アプリケーションをチェック
まず、初期状態のデスクトップやモダンUI、アプリケーションの一覧を確認します。(画像はクリックで拡大)
HP独自のソフトウェアは、サポートツールであるHP Support assistantやHP Utility Center、電源制御を行うHP AC Power Control、リカバリメディアの作成や復元を行うリカバリマネージャが搭載されています。
その他、サードパーティ製のソフトウェアとしてはCyberLinkのPhotoDirector(画像編集)やPowerDirector(動画編集)、Webカメラの機能拡張を行うYouCam、圧縮・解凍ソフトの7-Zip、アンチウイルスソフトのNorton Internet Securityを搭載。
上記はHP製のPCには搭載される事の多いソフトウェアですが、他に、MonopolyやJigSaw Wars、Fingertapps Instruments他、タッチパネルを利用するエンターテインメント系のソフトウェアが多数搭載されています。
一部のアプリをご紹介します。
Fingertapps Instruments
ピアノやギター、ドラムなど様々な楽器の演奏を楽しむ事ができるゲーム。ソロでの演奏も可能ですし、複数人によるバンド演奏も可能。
ナビが表示されるので楽器の演奏に慣れない方でも簡単に遊べます。
ただ、タップしてから音が発せられるまでに若干の遅延があり、まともに演奏しようとしてもタイミングがおかしくなったりするので、楽器ができる人だとイライラしたりすぐに飽きてしまうかもしれませんが、なかなか面白いアプリです。
JigSaw Wars
パズルゲームです。
1~4人までで液晶を囲んで対戦するスタイルなので、今回のような平置きできるタブレットでは遊びやすいと思います。
ゲーム類は短時間で遊べるようなものが多く、家族など複数人でちょっと遊びたい時に便利です。
リカバリ方法
HP ENVY Rove 20のリカバリ方法について簡単にふれておきます。
リカバリディスクの作成や工場出荷時の状態へのリカバリは、「HP Recovery Manager」という専用のツールを利用して行う事ができます。リカバリディスクは製品を購入後、できるだけ早いうちに作成しておいた方が良いでしょう。ウィザードに沿って進んでいくだけなので簡単です。
リカバリディスクの作成は専用のツールを使用した方が楽にできますが、リカバリに関しては、Windows 8に標準で搭載されているリフレッシュやリセットなどから行う事も可能。
これまでHPの製品を利用されていた方ならば、Recovery Managerの利用が便利だと思いますが、そうでない場合、標準の機能を利用された方がわかりやすいかもしれません。
チャームの設定より、「PC設定の変更」をタップ。
PC設定が表示されたら左側の「全般」メニューを選択し、右側下部に表示された「すべてを削除してWindows を再インストールする」の「開始する」ボタンをタップします。
通常は「ファイルの削除のみを行う」で良いでしょう。
マシンを人に譲ったり廃棄するような場合は、完全にクリーンアップした方が良いと思います。ただし、時間はかなりかかります。
「初期状態に戻す」をタップすると、マシンが再起動してリカバリが開始されます。
HP ENVY Rove 20のまとめ
最後に製品についてまとめます。
・液晶一体型PCでありながらタブレットも可能という構造がユニーク
・バッテリを搭載しており、移動や複数人での利用時に電源を気にしなくてよい
・性能は日常的な作業が行えるくらい。負荷の高いゲームのプレイは難しい
・タッチ専用のアプリが搭載されており、すぐに遊べる
今回の製品は液晶一体型PCでありながら、タブレットとしても利用できるというユニークな構造を持っており、複数人でPCを囲んで遊ぶという使い方が可能です。
最近はそういった機器向けのアプリケーションが多数登場してきていますので、HP ENVY Rove 20に搭載されたアプリケーション以外にも面白いものがあると思います。
バッテリを内蔵しているため、機器の移動や変形、複数人での利用時などに電源コードが外れてしまうという心配も不要。マシンの用途にもよりますが、バッテリのみでも3~4時間は利用できるなど、不便がない程度の駆動時間は確保しています。性能面に関しても、普通に使っていてストレスを感じるような事はないと思います。
様々な要素を総合して考えると、HP ENVY Rove 20は1人で利用するよりも、リビングなどに置く家族用PCとして最適な製品だと言えます。ただ、TVチューナーなどを内蔵する事はできません。利用する場合は外付けとなりますので注意が必要です。
なお、本製品は単なる液晶一体型PCとしてみると、構成的に考えてちょっと価格が高いです。タブレットスタイルで利用する事がないという場合は、普通の液晶一体型PCを購入した方が良いでしょう。
HPではその他にも様々な液晶一体型PCを販売していますので、製品の購入を検討されている方は合わせて他のシリーズもご覧になられる事をお勧めいたします。