楽天kobo 電子書籍体験セミナーに参加 電子書籍のメリットとは
先日、楽天本社で開催された「楽天kobo 電子書籍体験セミナー」に参加してきましたので、その内容をレポートしたいと思います。
最近、電車などで通勤途中と思われる方が電子書籍で本を読んでいる姿を見る事が多くなりました。アンチ電子書籍派もまだまだ多いですが、電子書籍のラインアップ増加や、端末のスペック向上や機能充実などが急速な浸透の理由ではないかと思います。
私自身は以前は本をよく読んでいましたが、最近は目の疲れが気になる事、また落ち着いて本を読んでいられる時間がない事などから積極的に読もうとは思わないのですが、数年前のこのようなサービスや製品があったとしたら確実にはまっていたでしょう。
これから電子書籍を使ってみようという方も少なくないと思いますが、電子書籍導入の際の端末選択の参考情報として、記事に目を通していただけますと幸いです。
【電子書籍体験セミナーに参加 記事目次】
電子書籍の概要と楽天koboを利用するメリットについて
・以前のサービスについて
・電子書籍と紙の書籍の違いとは
・必要なものは?費用はかかる?
・電子書籍専用端末を利用するメリット
・楽天ならではのメリット
kobo gloを実際に使ってみる(簡易レビュー)
・4色のカラーバリエーション
・インターフェースの内容
・電子ペーパー採用で目が疲れにくい
・kobo gloを実際に使ってみる
・使い難いと感じた所
・とりあえずまとめると
専用ケースのラインアップが豊富
・キャラクター系デザインケース
・スワロフスキー・エレメント使用ケース
・ジッパーケース
・スリープ機能付きカバー
以前のサービスについて
楽天koboというとサービス開始当初の様々なトラブルを思い浮かべる方も少なくないかと思います。
多分、当サイトに目を通してくださっている方は電子機器関係の情報にある程度詳しい方も多いと思われ、その部分に触れない方が不自然なので敢えて書きますが、正直、以前のサービスは人にお勧めできるかというと、ちょっとそうではなかったように思います。
今回、その当初のイメージを片隅に持ったままセミナーへ参加したわけですが、仕組みや実際のサービス、実際の機器に触れ、以前のは何だったのか?と拍子抜けする位魅力的なサービスだと感じました。
もちろん、まだ改善していかなくてはならない点はあるにせよ、それは楽天koboだけでなく他社のサービスも同じ。既に現時点で自分が使っても良い、使いたいと思えるレベルの品質、サービスを実現していると思います。
電子書籍と紙の書籍の違いとは
電子書籍と紙でできた本とのもっとも大きな違いは、実物があるかどうかだと思います。
電子書籍はその名の通り、電子化された書籍なので、実際の本が手元にないという所で落ち着かない(自分が所持していないよう)という方もおられるようですが、手元にないからこそ得られるメリットが沢山あります。
例えば購入の仕方。
紙の本の場合、購入時は本屋の営業時間を気にする必要がありますし、配送する場合は時間がかかります。売り切れの場合、再販されるのを待たなくてはならず、すぐに読む事ができない場合も少なくありません。
しかし電子書籍なら、ネットにさえつながっていればいつでも購入できますし、購入したら即読むことができます。また電子化されているので売切れる事がなく、読みたい本をすぐに読むことができます。
次に、購入した本の管理の仕方。
紙の本の場合だと本棚に置くなどして自分で整理しなくてはなりません。
本の量が膨大だと場所を取りますし、目的の本を探すのも大変。さらに時間が経てば紙の質が劣化します。
しかし電子書籍は一度購入すると複数の端末で読むことができる上に、置き場所を取りません。
端末に保存する場合だとストレージの容量を食いますが、サーバーから出し入れできるので読み終わった本は端末から消してしまう事も可能。検索ですぐに目的の本を探し出す事ができるという点も、大きなメリットです。
そして、本や端末のサイズや重さ。
紙の本を持ち歩く場合、サイズの大小はあるにせよある程度の重さと厚みがあるので、2冊も3冊も持ち歩く方はそういないと思います。
しかし電子書籍の場合は、いつも持っているスマートフォンやタブレットで読むことができるので余分に荷物を増やす事がありませんし、電子書籍の専用端末を利用する場合でも、端末が非常に軽くできているため、大した荷物になりません。購入した全ての書籍をいつでも読むことが可能です。
万が一端末が壊れてしまった場合でも、一度購入した本はすべてクラウドに記録されているため、追加費用なく新たな端末に電子書籍を入れる事ができます。
という具合に、本を沢山読む方にとっては電子書籍は非常に魅力のあるものです。
紙の本に比べると、ラインアップがまだ少ないという所がデメリットとしてあげられることはありますが、品揃えは急速に増加していますし、最近では出版社の協力により、新作をすぐに電子書籍として販売するといった傾向も一般的になってきているようですので、デメリットではなくなるのも時間の問題かと思います。
必要なものは?費用はかかる?
電子書籍を読む場合、最初に色々と揃えなくてはならないのでは?とお思いの方もおられるかもしれませんが、電子書籍を読むのに必要なものはそれ程多くはありません。
インターネットへの接続回線とスマートフォンやタブレットがあれば、アプリをダウンロードして電子書籍を購入する事で、すぐに本を読みはじめる事が可能です。
書籍は無料のものやお試し等も用意されていますので、本格的に使い始めるまでに試してみる事もできます。
なお、本をたくさん読むという方には、電子書籍を読むことに特化した電子書籍リーダーの利用がおすすめ。端末を購入する費用はかかりますが、バッテリの持ちや読みやすさの面でスマホやタブレットよりも快適に使えるかと思います。
電子書籍専用端末を利用するメリット
上の項目と内容が少し被りますが、電子書籍を利用する際にコストのかからないスマートフォンやタブレットを使用するのではなく、電子書籍専用の端末を利用するメリットとは何でしょうか。
まず、コンパクトさがあげられると思います。
一般的なタブレットやスマートフォンに比べると、電子書籍専用端末はサイズの割に軽いです。
例えば、現在楽天で販売中のkobo gloだと、6インチで185g。
一般的なスマートフォンが100g前半~後半である事を考えるとかなり軽いという事がわかります。
さらにバッテリー。
電子書籍専用端末の種類にもよるかと思いますが、kobo gloだと1回のフル充電で最長約1ヶ月バッテリーを持たせる事ができます。
スマートフォンやタブレットだと、電源オンにしているだけで電力消費の早いものでは一日持つか持たないかという位のバッテリーの持ちなので、長時間電子書籍を読むのには適しませんが、専用の端末ならバッテリ残量を気にする必要があまりありませんし、通勤や通学カバンに入れっぱなしなんて事も可能です。
あと、目に優しいというメリットもあります。
こちらも端末の種類によりますが、kobo gloはディスプレイに電子ペーパーを採用しています。
電子ペーパーは、一般的なスマートフォンやタブレットに搭載されるような、バックライトを利用するような液晶ではないため、目に優しいという特徴を持ちます。
その代り表示が白黒(16階調)になってしまいますが※、文字を読むには十分。但しカラーの雑誌などは、タブレットやスマートフォンで見た方が楽しめますので、使い分けるのがベストだと言えるでしょう。
※IFA2013ではカラーの電子ペーパーを利用した製品が展示されていたようですが、今の所は液晶で見るような鮮やかな表示ではないよう。一般的にカラーの電子ペーパーが導入されるのはまだ先でしょうが、将来は日本製品でもカラーでの表示が可能になるのではと思われます。
あとkobo gloにはフロントライトが搭載されているため、暗い場所でも利用も可。フロントライトは液晶自体を照らし出すものなので、一般的な液晶を暗い場所で見るよりも目に優しいです。
PCを毎日長時間使用する私にとって、この目に優しいという部分はかなり重要だと言えます。
楽天ならではのメリット
電子書籍を販売するサイトは数多くありますが、その中で楽天を使用するメリットについて触れてみます。
まず会員登録について。
楽天で買い物をされたことがある方は多くおられるかと思いますが、電子書籍の購入や利用にも、楽天会員のIDとパスワードをそのまま利用する事ができますので、会員登録の煩わしさがありません。
普段、楽天を使用されている方には特に利用しやすいかと思います。
購入にはクレジットカードか、楽天ポイントギフトカードを利用する事が可能。
もちろん楽天ポイントによる購入も可能です。
楽天で買い物をした時と同じように、電子書籍の購入にもポイントが付与されます。ポイント付与の倍率が高い時に購入すると、より沢山のポイントがもらえてさらにお得です。
さらに、セールやキャンペーンなども定期的に実施されています。
クーポンで30%オフや50%オフになる事もあるなど、セールを狙って買うと非常にお得。
また、電子書籍は紙の書籍よりも低価格で販売されている事が多いため、少しでも安く本を買いたい方には電子書籍は向いています。
製品によって価格差は異なりますが、以下のように電子書籍の方がかなり安いものもあります。
以上のように、本を読む方が電子書籍を利用するメリットは大きいと言えるでしょう。
まだまだ紙の本が良いという声はあるにせよ、電子書籍の使いやすさが浸透すれば、電子書籍の方が良いという声も今以上に増えると思います。
本を頻繁に読まれる方は、是非導入されてみてはいかがでしょうか。
次の記事(kobo glo 簡易レビュー 軽量でバッテリ長持ちな電子ブックリーダー)では、実際に触れたkobo gloの写真や使用感等のレビューを掲載します。
電子書籍専用の端末に興味をお持ちの方は、是非ご覧ください。