ThinkPad X240s ならぬ 240を掲載 製品使用の感想・まとめなど
ThinkPad X240sのレビュー記事の続きです。(前:ThinkPad X240s にPokki(スタートメニュー)を追加してみる)
レノボではなくIBMの時代となりますが、ThinkPad 240という10.4型のノートPCが過去に存在していたそう。
1999年頃の製品とかなり古いため、私自身は当初の製品を知らないのですが、X240sと「240」繋がりという事で簡単に掲載したいと思います。(家にはこのモデルがなぜか数台あります・・)
最後にX240sの感想等もまとめていますので、あわせてお読みいただけると幸いです。
【ThinkPad X240s レビュー記事目次】
・外観や操作性について
(外観・インターフェース / キーボード / 筐体内部のパーツ / 重量 / 液晶の見やすさ / X230との比較)
・性能面やバッテリ駆動時間
(構成と特徴 / ベンチマーク結果 / 消費電力・温度 / バッテリ駆動時間)
・アプリケーション・機能について
(主な搭載アプリ / PCをスマホでリモート操作 / リカバリの手順 / スタートメニュー「Pokki」を追加する)
・おまけ記事と製品まとめ
(X240sと240 / ThinkPad X240sのまとめ・感想)
ThinkPad X240s と ThinkPad 240
以下、簡単にThinkPad 240を掲載します。
この240にはモデル名の語尾にXがつくものや、Xがつくものなど様々なバージョンがあったようですが、掲載しているのは何もつかない「240」というモデルです。
ロゴはIBM、天板の質感やカラーなどは今の製品と大きく変わりませんが(白くなっているのは汚れです)、やや艶感というかラメ感のある素材です。
左側面
前面
右側面
背面
ディスプレイの開閉ラッチが前面左右に1つずつ、計2つあります。
PS/2コネクタ等、今のノートでは見られない端子を多数搭載。サイズの割に、インターフェースはかなり充実しているのではないでしょうか。
ちなみに、本体が背面側から前面側にかけて傾斜しているのは、大容量バッテリを搭載しているからです。
小型のバッテリを搭載した場合、重量は約1.32~1.35kg、大容量バッテリを搭載した場合は約1.46kgの重さだそうで、10.4型にしては重いように思いますが、今とそう大きく変わるかというとそうでもない・・という印象です。(昔のノートはごつくて大きいというイメージなので)
液晶は10.4型で解像度は多分800×600ドット。
昔のPCなので液晶は綺麗も何もありません。画面をずっと見ていると目が疲れそうです・・
一応、180度まで液晶は開きます。
キーボード全体
タッチパッドはなくトラックポイントとボタンのみを搭載
キーボードはなんと6列。
6列は最近のもので、昔のもの(ThinkPad)はすべて7列だと思っていました。
キータッチの感触は良いです。キーボードは本当にしっかりとしています。
底面全体
バッテリの出っ張り部分
底面からはバッテリとHDDにアクセスできるようです。
メモリはキーボードの下。
左がX240s、右が240
同じく左がX240s、右が240
240は古い製品ですが、古い割に見た目は今風だと思います。
といっても、今と昔のThinkPadは見た目は随分と変わりましたが、最近の製品であっても、未だに昔の製品の特徴が所々に残されている所が面白いです。
まとめ
最後にThinkPad X240sをまとめます。
・1世代前のX230などに比べるとかなり薄い
・バッテリ駆動時間が非常に長い
・液晶はIPSやタッチ対応のIPS液晶も選択可能
・薄型でありながらキーボードの操作性はとても良い
・薄型でありながらLANやVGAなどの端子を搭載。
・メンテナンス(換装など)は比較的容易
・USB端子が2基しかない
・低電圧版のCPUを搭載しており、性能は心持ち低めという印象
自分が最初に想像していたよりも遥かに良い製品だったと思います。
製品の発表時、重量を知った時点で「それ程軽くはない」と思ったのが本音ではありますが、薄い分持ち運びがしやすく、さらに10時間以上というバッテリの駆動時間を実現するなど、モバイルノートして嬉しい要素を多数備えています。
薄型でありながら、キーボードの操作性が通常サイズのノートと変わらない部分や、端子の種類が充実している所も良いです。パーツの換装などが比較的しやすい構造だというのも大きな魅力。
USB端子はもう1基位欲しかったですが、全体として羨ましくなってしまう内容を持ち合わせたノートPCだと思います。
当分X230を使い続けようと考えている私ですが、X240sのような製品に出てこられると、正直心がぐら付きます・・ ですが今後、通常版のX240等も登場してくると思われますので、しばらくの間は静観するつもりです。