Galleria QF655 レビュー 15.6型フルHD非光沢の高性能ゲームPC
ドスパラが販売するゲーミングノートPC、Note GALLERIA QF655のレビューです。
このGALLERIA QF655は、インテルの第3世代Core iプロセッサや GeForce GT 650M(2GB)、15.6型のフルHD非光沢液晶などを搭載するゲーム向けのノートPC。
ノートでありながらも高性能、かつ拡張性が高く、また非光沢液晶採用で画面が見やすいなど様々な特徴を持った製品です。最新の製品ではありませんが、スペックが高いながらも低価格である所が大きな魅力の製品だと言えるでしょう。
今回は、そんなGalleria QF655 の外観や筐体内部の特徴について、詳しく解説してみたいと思います。
【Note GALLERIA QF655 レビュー記事目次】
・GALLERIA QF655 外観・インターフェース
(外観 / 筐体内部の構造 / 付属品など)
・GALLERIA QF655 ベンチマーク結果
(主な構成と特徴 / ベンチマーク結果 / 消費電力・温度 / バッテリ駆動時間)
外観・インターフェース
まず最初に、GALLERIA QF655の外観をチェックします。
天板の様子。
シルバーカラーの天板に薄く細いラインが走るデザインを採用しています。中央にはGALLERIAのロゴ。
この天板は写真で見た感じでは金属らしい質感に見えますが、実際はそうではなく、少しプラスチックっぽい印象の素材です。人によって好みがわかれるかもしれません。光沢素材ですが指紋が目立ち難いところは良いです。
筐体側面のインターフェースをチェックします。
左側面にはセキュリティケーブル用のロックスロット、電源コネクタ、USB2.0、HDMI、USB3.0×2、マイク入力、ヘッドフォン出力を搭載。
右側面には光学ドライブ、USB2.0、VGA、LANを搭載しています。
光学ドライブは標準ではDVDスーパーマルチドライブですが、ブルーレイディスクドライブも選択可能です。今回のモデルにはDVDスーパーマルチドライブが搭載されています。
さらに筐体前面。
前面のやや下部に当たる位置にステレオスピーカー、中央にメディアカードスロットを搭載しています。
背面には何もありません。
筐体のサイズは幅383mm、奥行き249.5mm、高さ37.6mmで、重量は約2.4kg。
持ち運ぶようなPCではないため、重量やサイズは気にするところではないと思います。
ディスプレイには15.6型ワイドフルHD(1920×1080)の非光沢液晶を搭載。
少し前までは、ゲーム向けの製品で非光沢液晶を採用するのは珍しかったように思うのですが、最近はドスパラを初め、他のメーカーでも非光沢液晶を採用するところが増えてきました。
長時間画面を凝視し続ける事の多いゲームなどのプレイ時には、光沢液晶よりも目が疲れにくい非光沢液晶の方が適していると思います。
光の反射などが無く、場所によって映り込みが気になる・・などといった事もありません。
液晶上部にはHD画質のWebカメラを搭載。
ディスプレイの開き具合は上写真の通りです。
GALLERIA QF655のキーボードをチェックします。
右側にテンキーの付いたアイソレーションキーボードを搭載しています。
外観の特徴としては、ゲーム向けの製品ということもありWindowsキーがキーボードの左側ではなく右側に搭載されています。右下のカーソルキーがテンキー側にはみ出しているところや、Deleteキーがテンキーの上に配置されている部分などが、若干使い難いと感じます。
キートップは端から中央にかけてやや反っています。
形状や感触は悪くなく押し心地も良いですが、打鍵時にたまに指に引っかかることがあります。
とはいえ、総合すると配列に若干使い難いと感じるところがあるものの、打鍵感などは良いと思います。
タッチパッド
パッド面拡大
タッチパッドはボタン分離型。シーソータイプのボタンを採用しています。
最初見た時に、パッドの操作時に指が面に吸い付いて使い難いのでは?と思ったのですが、思った程ではありませんでした。ただ、指が汗などで湿っていると若干引っかかり気味になります。
ボタンは押し心地が固めであるため、クリック操作を頻繁にする場面では指が疲れやすいです。
・・という具合にタッチパッドの操作感はイマイチですが、この製品ではマウスを使われる方が殆どだと思いますので問題はないでしょう。
パームレストやタッチパッドの表面は光沢素材で覆われていますが、天板と同様、指紋等がつき難く目立ち難い色・素材です。
キーボード上には電源ボタンを初めとする、各種の機能ボタン。
ボタンの左右には、ステレオスピーカーを内蔵しています。
電源アダプターのプラグの形状はミッキー型。
ゲーム向けノートの電源アダプターというだけあり、非常に大きく重いです。
容量は120W。
筐体内部の構造
底面からアクセスできる筐体内部の様子を簡単にチェックします。
底面。
バッテリーのすぐ側に大きなパネルがあります。
このタイプのパネルは爪が引っかかって開き難いものも多いのですが、GALLERIA QF655に関しては、スムーズに開ける事ができました。
スロット内部
内部拡大
無線LANモジュール、冷却ファン、GPU、CPU、HDDベイ、メモリスロット。ファンの隣にmSATA用のSSDを取り付けるスロットがあります。
mSATA SSDは自分でも簡単に取り付けることができますが、購入時のカスタマイズでもオプションとして選択可能です。
この手のタイプの製品としては、メモリスロットが2基しかないところが残念といえばそうかもしれません。とはいえ、搭載できるメモリ容量的には2スロットでも十分だと思います。
付属品など
最後に付属品をチェックします。
なお、以下は今回の製品に付属となっていたもので、選択する構成などにより、実際に販売されている製品の内容とは異なる可能性があります。
参考までにご覧下さい。
説明書やインストールされているソフト、ドライバー類。
ソフトはPC-Doctorや、Windows 7のドライバー、DVD関連(Power2Go等)のソフトウェア類。リカバリー等をしなければ、特に使う事はないと思います。
余談ですが・・
以前にもどこかで書いたような記憶があるのですが、このQF655には、MSIのGE60というモデルのハードウェアと同じものが使われているのだとか。(GE60は既に販売終了しているよう)
参考:MSI GE60
外装デザイン等は全く異なりますが、キーボードやタッチパッド、キーボード上側にある複数のボタン、スピーカー等等・・確かに同じものが使われています。液晶も非光沢です。
だから何というわけではありませんが、一応参考情報として触れてみました。
GALLERIA QF655の外観については以上です。
次の記事では製品の構成や性能面について触れたいと思います。
QF655に興味をお持ちの方は、是非次記事もご覧下さい。