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HP SpectreXT 13-2100 で一通りのベンチマークテストを行ってみました。

今回記事に掲載しているHP SpectreXT 13-2100は、
HP Directplus(HPの直販サイト)で販売されているパフォーマンスモデル。

この製品は量販店でも取り扱いがありますが、直販モデルがCore i7搭載であるのに対し、
量販店のスタンダードモデルはCore i5、そしてSSDの容量なども量販店モデルの方が少ない内容となっています。

どちらもENVYならではのやや高めに思える価格ですが、両方共にAdobeのソフトウェアが標準搭載されており、
ソフトウェアをこれから買おうと思っている方であればコストパフォーマンスは悪くはないと思います。

特に動画の編集等を頻繁に行うような方、またこれから始めたいという方にはこれらのモデルはおすすめです。

今回は、直販で販売されている上位モデルで幾つかのベンチマークを行ってみましたので、
性能の参考にしていただければと思います。



【HP SpectreXT 13-2100 掲載モデルの構成とベンチマーク結果】

まず、掲載モデルの主な構成や特徴に触れたいと思います。

【HP SpectreXT 13-2105TU パフォーマンスモデルの主な構成】

OS Windows 8 64bit
プロセッサ Core i7-3517U(1.90GHz/TB時最大3.00GHz)
チップセット HM76 Express
グラフィックス HDグラフィックス4000(CPU内蔵)
メモリ 4GB(4GB×1/PC3-12800 DDR3L SDRAM/最大4GB/オンボード)
ストレージ 256GB SSD(mSATA/SAMSUNG製)
ディスプレイ 13.3型ワイドHD(1366×768)、光沢あり
無線機能 IEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth v4.0
バッテリ 4セルバッテリー(駆動時間:約7時間30分)
サイズ 316×224×14.5~20.6(幅×奥行き×高さ/mm/ゴム足部を含む)
重量 約1.39kg(4セルバッテリー搭載時)
ソフトウェア Adobe Photoshop Elements 10、Adobe Premiere Elements 10
カラー シルバー

※記載の仕様や解説等は、記事を作成した2012年12月21日時点のものです。

冒頭でも述べたように、今回掲載の製品はHPの直販サイト
「HP Directplus」で販売されているHP SpectreXT 13-2100の上位モデルとなります。

この上位モデルと、下位構成の量販店モデルとの違いはプロセッサとSSD。

今回のモデルにCore i7-3517Uや256GBのSSDが搭載されているのに対し、
下位モデルにはCore i5-3317Uや128GBのSSDが搭載されており、両機ともカスタマイズは行えません。

ですが見る限りでは、どちらのモデルも快適なパフォーマンスを発揮できる構成です。

性能以外にも、Adobe Photoshop ElementsやPremiere Elementsを搭載するなど、
ENVYの上位機種ならではの特徴を備えています。

価格については、直販の上位モデルは¥109,830 (税込)~(2012年12月21日時点確認)、
量販店モデルはオープン価格なので店舗や時期によって異なりますが、現時点では大体8~9万円台
(内容的に見て、直販の上位モデルの方が若干コストパフォーマンスに優れている印象)

Adobeの2種のソフトが入ってこの価格ですから、
ソフトとノートPCをこれから買おうと思っている方にはとても良い製品だと思います。

ソフトは大量導入する事により、非常に安価な価格で製品にプリインストールされていると思うので、
この製品価格は別に安くはないのでしょうが、私達が普通にAdobeのソフトウェアを購入したら現時点で1万5千円程度はします。

細かい事をいうと、最新のAdobe Photoshop Elements 11やPremiere Elements 11が載っていれば
より魅力的だったと思いますが、ニーズがあうのであればこの製品は決して悪くないです。




以下、HP SpectreXT 13-2100の各種ベンチマークテストの結果です。

【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.2
メモリ 5.9
グラフィックス 5.7
ゲーム用グラフィックス 6.4
プライマリ ハードディスク 8.1

とても良い結果です。
ただ高性能を謳うのであれば、8GBメモリを載せたモデルが欲しかったです。

8GBメモリ搭載であれば、もう少しスコアはよくなったと思います。
(スコアが上がれば良いというものではないですが)



【CrystalDiskMark】

Seq 438.1263.3
512K 303.3196.8
4K 19.4549.54
4K QD32 268.2106.3

数値は左がRead、右がWrite

ディスク性能です。

今回の製品には、SAMSUNG製の「MZMPC256HBGJ-000H1」という
mSATA対応の256GB SSDが搭載されています。

スコアを見るとわかるように、6Gbps対応の高速なSSDです。
これよりも高速なSSDはありますが、今回のモデルでも十分に早いです。

アプリの起動や処理等、パフォーマンス面では全く不満はありません。



【3DMark06】

3DMark score ・・・ 5612
SM 2.0 Score ・・・ 1832
SM 3.0 Score ・・・ 2513
CPU Score ・・・ 2766



【3DMark11】

3DMark score ・・・ P667
Graphics Score ・・・ 577 (4種のGraphicsテスト)
Physics Score ・・・ 3381 (CPUベースの物理演算)
Combined Score ・・・ 654 (GPUとCPUの両方へ同時に負荷をかけるテスト)



【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1360×768

1360×768 ・・・ 2239~2294



【デビル メイ クライ 4】

1360×768

【1360×768】
平均fps ・・・ 36.69~63.27
RANK ・・・ B



【ファンタシースターオンライン2 】

1360×768

1360×768 ・・・ 702

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作



【FINAL FANTASY XIV】

左がLOW 右がHIGH

LOW ・・・ 1126
HIGH ・・・ 579


内蔵グラフィックス(HDグラフィックス4000)利用のモデルですので、
グラフィック性能は軽~中程度の負荷のPCゲームが出来るくらい。ハイエンドなものは難しいです。

とはいっても、HP SpectreXT 13-2100でPCゲームをされる方はいないと思いますので問題ないでしょう。
また動画編集などをされる場合にも、CPUの性能が高いので問題ないです。(実際にとても高速です)

Core i5のモデルでも動画編集は普通に出来ると思いますが、
より高速に編集したいのであれば今回掲載している上位モデルの方がよいと思います。




次に、HP SpectreXT 13-2100の消費電力測定結果です。
アイドル時の消費電力、及びベンチマーク(デビルメイクライ4)実行時の消費電力をそれぞれ掲載してみました。

アイドル時 ・・・ 9W
ベンチマーク実行時 ・・・ 35W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

アイドル時、及びベンチマーク時のどちらも消費電力はとても低いです。




次に、HP SpectreXT 13-2100の筐体内パーツの温度を測定してみました。
以下、アイドル時の温度と、ベンチマーク(デビルメイクライ4)を20分程度実行させた後の温度です。

高負荷時はCPU温度が最大で80度を超えることもあるなど、
若干高めではありますが、気にするほどのものではありません。

何より、そのような高負荷な状態が長時間続くような作業にはあまり使われないのではと思います。




さらに、ベンチマーク(デビルメイクライ4)を20分程度実行させた後の筐体表面温度の測定結果です。

この製品は筐体側面ではなく、背面左寄り(背面側から見て)の底面に近い位置に排気口が配置されているため、
負荷をかけるとキーボード上部のスピーカー周辺が最も高温になります。

とはいえ、高負荷時の温度としてはそれ程高くは無いです。
パームレストやキーボード表面の温度はあまり高くならない為、暑い時期でも快適に操作できると思います。




最後に、HP SpectreXT 13-2100 のバッテリー駆動時間の測定結果です。

バッテリー駆動時間の測定に使用したソフトウェアはbbench、
ソフトの設定はストロークが10秒毎、インターネットへのアクセスが60秒毎。

マシンの画面の輝度は最大値より、半分程度まで下げて測定しています。

バッテリーの電力残量が100%の状態より、9%の状態になるまでの時間は19930秒。
約5.5(5.536111111111)時間ものバッテリー駆動が可能だという結果になりました。
(仮に電力を使いきった場合、約6時間の駆動時間となる)

公称値は約7時間30分とありましたが、それよりは少し短めの駆動時間です。

携帯用のノートとして利用するのであればもう少し長ければと思いますが、
長時間外で作業するというのでない限りは十分な時間だと思います。



HP SpectreXT 13-2100 の構成、性能面については以上となります。
上でも述べたとおり、性能面に関しては十分満足できる内容のモデルです。

なお、今回のモデルは携帯する可能性もある、という方に適していると思います。

全く持ち歩く可能性が無いという方や、画面サイズに拘らないというのであれば、15.6型のdv6や17.3型のdv7などのモデルの方があっているかもしれません。価格も内容の割りに安いです。(実は、自分もdv6にするかどうかで悩んだので。その事については後でまた記事にします)


記事はまだ続きます。
製品に興味をお持ちの方は、是非次記事もご覧下さい。