HP ENVY Ultrabook 4-1100のレビューまとめ よい点とイマイチな点
HP ENVY Ultrabook 4-1100 の良い点や悪い点など、製品を使用して感じた使い勝手等をまとめてみました。
外観写真や特徴、実際の性能の詳細などについてはこれまでにあげた記事をご覧下さい。
【HP ENVY Ultrabook 4-1100 レビュー記事目次】
・ENVY Ultrabook 4-1100 デザイン・インターフェース
以下、HP ENVY Ultrabook 4-1100のまとめです。
あくまでも私個人が感じた事であり、人によって意見が異なる可能性もありますので、
参考程度にお読みいただければと思います。
【HP ENVY Ultrabook 4-1100 長所】
【長所】
・デザインが良い
・Ultrabookにしては安価
・長時間のバッテリー駆動が可能
自分がこの製品に触れ、まず一番に思った事はデザインがとてもよいという事。
HPの製品はデザインに拘ったものが多い傾向にあると思うのですが、
この製品もその例に漏れず、見た目がとても格好いいです。
デザインは人によって感じ方が違うと思いますので、一概に良し悪しを決める事は出来ませんが、
少なくとも見た感じでは価格以上の製品に見えるのではないかと思います。
天板等の質感もとても良いですし、タッチパッドに施された特殊な加工も美しいです。
(タッチパッドはスピンフィニッシュ・イメージパッドと呼ぶらしい)
HPでは、他にもデザインに拘った製品を幾つかラインアップしていますが、
例えばSpectreXT 13-2100やENVY14-3100 SPECTRE等は見た目はとても良いですが、製品内容から見るとやや高価です。
そういった点を踏まえると、今回の製品はよりコストパフォーマンスに優れた製品だと感じます。
なお、今回掲載のモデルは天板やパームレストにブラック、底面にレッドを施したカラーのモデルですが
もう一つ、ブラック&シルバーのモデルもあり、そちらも高級感があって中々良いです。
が、少し地味な印象なので、私自身はブラック&レッドの組み合わせが好みです。
次に価格面ですが、この製品はUltraBookにしては結構安価です。
2012年12月21日時点のHP ENVY Ultrabook 4-1100の価格
個人的には、オフィスを搭載しない8GBメモリのモデルがあればなおよかったですが、
安くて見た目も良く、それなりに高い性能を持つUltrabookをお探しの方には魅力的な製品だと思います。
HDDを搭載したモデルですので、SSDの高速な環境に慣れている方には向かないかもしれませんが、
HDDの構成とはいっても、HDDの他にキャッシュ用のSSDも搭載しているため、速度はそれなりに出ます。
そして最後はバッテリー駆動時間について。
ベンチマークの項でも詳しく述べていますが、この製品は公称値のバッテリー駆動時間が約8時間、
実測でも約7~8時間のバッテリー駆動が可能という結果が出ています。
バッテリーのベンチマーク「bbench」の結果
HP ENVY Ultrabook 4-1100はUltrabookといっても14型サイズで、携帯にはやや大きめ。
本体が約1.77kgとサイズの割りに軽めなので、持ち運べない事はないと思うのですが、
携帯用として購入される方はそれ程多くはないと思います。
ですが、部屋間の移動にいちいち電源アダプターを持たなくて良いのは楽ですし、
家の近くのカフェなどで作業をしようと思ったときに、バッテリー駆動時間が長いと便利。
バッテリーの持ちの良さはこの製品の大きな長所だと思います。
【HP ENVY Ultrabook 4-1100 短所・気になる所】
次に、気になる点について。
【短所】
・タッチパッドがやや使い難い
私個人の意見ですが、ENVY Ultrabook 4-1100はややタッチパッドが使いづらいように感じます。
見た目はとても綺麗な一体型のタッチパッドで、パッド表面の触感も良いのですが、
クリックがしにくく、長く操作をしていると指が疲れてしまいます。
ですので、可能であればマウスで操作される事をお勧めします。
この製品は携帯向けの製品ではないため、タッチパッドの操作性はそれ程気にする部分ではないかもしれませんが、
気分転換に部屋を移動して作業したい・・というような場合、マウスを持って移動するのはちょっと面倒だと思います。
【HP ENVY Ultrabook 4-1100 まとめ】
何度も述べたとおり、HP ENVY Ultrabook 4-1100は安く見た目も良く、
それなりに高性能なコストパフォーマンスに優れたモデルだと思います。
価格だけを見ると他にももっと安価な製品はありますが、
性能が低かったり見た目が安っぽかったりと、価格なりの要素がどこかにある事も少なくはないです。
今回の製品はUltrabookとしてはハイスペックな方ではありませんが、
軽いゲームをプレイできるくらいの性能は持ちますし、動画編集等もそれなりにこなせます。
もちろん、ゲームや動画編集のような負荷のかかる作業が出来るとはいっても、
それらをメインに行われる場合にはこの製品は向かないと思います。
ですが、メールやネット、動画閲覧など日常的な作業であれば快適にこなせる性能を持っており、
そういった用途への利用には十分な内容です。
まとめると、HP ENVY Ultrabook 4-1100 はノートPCを屋内で移動して使う事が多い方や近場への携帯が多い方、
また製品の価格や外観、ある程度性能を気にされる方などにお勧めのノートPCだと言えるでしょう。
ただ、解像度は14型で1366×768ドットとそれ程高くはありませんので、
高解像度な液晶が好みだという方は同じ14型で1600×900ドットの液晶を持つ「ENVY14-3100 SPECTRE」か、
UltraBookではないですが15.6型のdv6シリーズが良いと思います。