HP ENVY Ultrabook 4-1100 レビュー リーズナブル&デザイン良の14型Ultrabook
HPが販売する2012年秋冬の個人向けノート、HP ENVY Ultrabook 4-1100のレビューです。
この製品は2012年夏モデルとして発売された ENVY4-1000 の後継となるモデル。
後継とは言っても内容的には夏のモデルと殆ど変わっていませんが、
容量の大きいメモリの追加や、カラーバリエーションにも新色が追加されました。
ENVYというとデザインや性能等を追及した高級路線のシリーズですが、
この製品はENVYという名前を持ちながらも非常にリーズナブルな価格を実現しています。
リーズナブルであるのには、ストレージにHDDとキャッシュ用のSSDという構成を用いているからと
いった理由がありますが、それでも全体的にみると安価です。
安価でありながらもデザインの面では全く安っぽく見えず、その辺がENVYシリーズらしい部分だと思います。
前にも書いた気がしますが、個人的にデザインがとても好みの製品です。
今回は、そんなHP ENVY Ultrabook 4-1100の詳細について詳しくレビューしていきたいと思います。
製品に興味をお持ちの方は、是非記事をご覧下さい。
【HP ENVY Ultrabook 4-1100 レビュー記事目次】
・ENVY Ultrabook 4-1100 デザイン・インターフェース
・ENVY Ultrabook 4-1100のベンチマーク結果
【ENVY Ultrabook 4-1100 デザイン・インターフェース】
まずは外観をチェックします。
今回掲載のモデルのカラーは、ブラック&レッド。
天板やパームレストがブラックで、底面がレッドという組み合わせのカラーです。
元々私は赤と黒の組み合わせが好きなのですが、
このENVY Ultrabook 4-1100は、底に少し赤色が見えるというデザインが良いです。
天板にヘアライン加工のアルミを使用しており、それ程指紋が目立たない部分も○。
(黒なので全く目立たないという事はないですが)
側面のインターフェースの内容をチェックします。
左側面の様子。
左からLAN、HDMI、USB3.0×2、SDカードスロット、HDD等のインジケーターランプを搭載。
右側面の様子。
セキュリティスロット、マイク入力、ヘッドフォン出力、USB2.0、電源コネクターを搭載。
端子の種類は多くはないですが、一通り必要なものは揃っているという感じです。
前面にはなにもなし。
背面も同じく何もありません。
中央にメーカーのロゴが印字されています。
筐体サイズは幅340mm、奥行き236mm、高さ19.8mm(ゴム足を含めると22.0mm)で、重量は約1.77kg。
持ち歩けない事はないですが、長時間の携帯は辛い重さです。
HPによるとこのUltraBookはホームモバイルノートというカテゴリに属す製品だそうで、
家や近場への持ち歩き専用機という事になりそうです。
近所のカフェなどでよく作業する・・なんて方には良いと思います。
ディスプレイには14型ワイドHD(1366×768)の光沢液晶を搭載。
液晶の映りは値段なりで、綺麗だとはいえませんが普通に使えます。
もう少し解像度の高い構成があれば良かったです。
液晶の上部ベゼルには約92万画素のウェブカメラ。
液晶右上にはENVYの文字。
キーボードをチェックします。
おなじみのアイソレーションキーボードを搭載。
右端一列にHomeやPgUp、PgDnなどのキーが並んでいる配列です。
右端一列のキーと、カーソルの上下キーが非常に小さい部分が気になる所ですが、
前からいっている通り、この配列に慣れればそれ程使いにくくはないです。
うち心地は普通でしょうか。
キートップの形状は完全に平ら。
タッチパッド。
表面にホログラムのような加工がなされており、光の当たる角度によって色が変化します。
見た目はとても綺麗なタッチパッドだと思います。
指紋もそれ程目立ちません。
ですが、使い勝手は自分的には余り良くない部類のタッチパッドだと思います。(致命的というほどではないけれど)
頻繁に携帯するようなモデルではないので、普段はマウスを使われるのがよいかもしれません。
キーボードの上側には電源ボタン、そしてBeats Audio対応のステレオ スピーカーが搭載されています。
本体底面にもサブウーファーが搭載されており、薄型ノートの割りに音は悪くはないです。
音にある程度拘りがあるという部分も、ENVYシリーズならではの特徴です。
ディスプレイの開き具合は上写真程度です。
大体45度(目視で)位でしょうか。
底面。
バッテリースロットや、筐体内部に簡単にアクセスできるようなパネルは見当たりません。
このあたりは一般的なUltraBookという感じです。
四隅に配置された足のデザインなどが、なんとなくお洒落だと思います。
電源アダプターは大きくはありませんが小さくもありません。普通です。
プラグの形状はミッキー型となります。
【筐体の重さは・・】
筐体の重さをチェックします。
まずは本体です。
ENVY Ultrabook 4-1100本体の重さは、約1.753kg。
公称で約1.77kgですから、ほぼ同じだという事になります。
続いてアダプターの重量。
約334gの重量です。
本体とあわせると2kgを超えます。
携帯には適しませんが、近場へ持っていくくらいであれば可能な重さだと思います。
ENVY Ultrabook 4-1100の外観やデザインに関しては以上です。
安価な価格帯の製品が、なぜENVYシリーズであるのかが最初はよくわからなかったのですが、
細かく見てみると、音やデザインに拘っているところがENVYらしいと感じるモデルです。
ENVYは高価なものが多いので、好きでなければ買わないと思うのですが、
このモデルはとても安価であるため、より幅広いユーザーに受け入れられやすいと思います。
価格の割りに、感触もとても良いです。
レビューはまだ続きます。
引き続き、性能面をチェックしていきたいと思います。