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日本HPの2012年冬モデルの個人向けノートPC、HP SpectreXT 13-2100の簡単なレビューと解説です。

HP SpectreXT 13-2100は、夏のHP SpectreXT 13-2000の後継に当たるモデル。
後継とはいっても中身は全く同じで、異なるのはWindows 8が搭載されている部分のみとなります。

ワンランク上のモバイルUltraBook、もしくは高級機などと謳われるとおり、Spectre はHPが販売するUltraBookの中でも上位ブランドに位置づけられるシリーズで、価格が安いUltraBookなどと比べると全体的に高め。

以前、ガラスを多用した14型UltraBook「ENVY14-3100 SPECTRE」を掲載した事がありましたが、今回のSpectreXT 13-2100はそこまで高くは無いものの、基本構成(固定仕様です)で約11万円近い価格と結構高価です。

現在(2012年10月30日時点)、新モデルが出るということでWin 7を搭載したSpectreXT 13-2000がやや安くなっていますので、Win 8に拘らないのであれば、そちらのモデルを選択されたほうが良いと思います。

以下、簡単な実機の写真と解説です。





HP SpectreXT 13-2100を正面から。
筐体サイズは幅316mm、奥行き224mm、高さ14.5~20.6mmで、重量は約1.39kg(公称値)となります。
モバイルノートとしては軽くは無いですが、13.3型のノートとしては軽くも無く重くも無くといった感じです。

ディスプレイには13.3型ワイドHD(1366×768)の光沢液晶を搭載しています。
13.3にHDの解像度は珍しくはありませんが、個人的には1600×900の選択肢も欲しいところです。

液晶は光沢感が強いためか映り込みが少し気になりましたが、発色等は綺麗です。




天板やパームレストにはヘアライン加工が施されたアルミ、その他の部分にはマグネシウム合金等も使用されているそうです。

ガラスでできたENVY14-3100 SPECTREとは全く異なる雰囲気ですが、全体的にしっかりとした作りで、
見た目に高級感もあります。そういった部分を良く見ると、むやみに高いわけでは無いと感じます。




Beats Audioに対応したスピーカーを搭載しています。
この部分に2基、そして底面左右にも2基のスピーカーを搭載するなど、音には拘りがあるそう。

音質については、時間の都合で確認する事が出来ませんでした。




インターフェースは、左側面にLAN、HDMI、USB3.0、セキュリティロックケーブル用のスロットを搭載し、
右側面にはヘッドフォン出力とマイク入力のコンボ、2in1メディアスロット、USB 2.0、電源コネクターを搭載。

USB端子が2つしか無いのは少し不便に感じますが、とりあえず必要な端子は揃っています。




キーボードはアイソレーションタイプ。
キーボードバックライトを搭載しています。

夏のHP SpectreXT 13-2000では英語版のキーボードしか提供されなかったので、
今回の SpectreXT 13-2100も多分英語版のみだと思われます。

英語版のキーボードしか用意されない理由については、別のモデルの記事で触れたことがあるのですが、HPのスタッフ曰く、英語版の方が上位ブランドであるENVYの世界観に即しているからという事でした。

確かにそれはそうなのかもしれませんが、
せめてオプションとして日本語キーボードを選択できるようになっていればと思わなくもないです。

キーボードのうち心地は普通。

カーソルキーの小ささが若干気にはなりますが、キーストロークが約1.5mmとUltraBookにしてはそれなりに深さがあり、
打ちにくいと感じる事はありませんでした。




タッチパッドは一体型。

パッドの質感はサラサラとしており、指紋もつきにくくて良いのですが、
私はこのタッチパッドは苦手です。

クリックボタンは押し心地が硬いというほどではないのですが、
操作をしていると指が疲れてしまいます。

気にならない人は気にならないみたいなので、好みもあるのかもしれません。





次に性能と構成について。

直販モデルの主な構成はOSにWindows 8、プロセッサにはCore i7-3517U(1.7~2.6GHz)、メモリ4GB、
HDグラフィックス4000、256GB SSD (mSATA)、IEEE802.11a/b/g/n+Bluetooth4.0・・と、前モデルのHP SpectreXT 13-2000と同じ。 固定仕様でカスタマイズ等はできません。

バッテリー駆動時間は公称値で約7時間30分となります。

上記構成で価格は¥109,830(税込)~。
2012年11月中旬に販売開始予定となっています。

なお、量販店モデルにおいてはプロセッサがCore i5-3317U、ストレージが128GBとややスペック低め。
価格は10万円前後になるそうです。

直販モデルと量販店モデルとでは1万円ほどしか変わらないので、
内容を考えるとコストパフォーマンスは直販の方が若干高めかもしれません。



以下は量販店モデルの構成を持つ、
HP SpectreXT 13-2100のエクスペリエンスインデックスのスコアです。

Windows 8 Release Preview版が入っているなど、実際の製品とは若干内容が異なります。

プライマリハードディスクのスコアが「8.1」と、見たことの無い数字が出たので一瞬あれ?と思いましたが、Windows 8では最高値が9.9まで引き上げられた事を思い出しました。(これまでは最高値が7.9だった)

下位の量販店モデルの構成でこのスコアですから、
直販はもう少しパフォーマンスが高めとなるでしょう。

価格を考えると当然かもしれませんが、
直販・量販店どちらの構成であっても、十分に快適に利用できると思われます。



HP SpectreXT 13-2100については以上です。

個人的に、このシリーズはちょっと高いかなあと思ってしまうのですが、
デザインは他のシリーズに比べると洗練されており、その辺に拘る方には魅力のある製品です。

冒頭にも記載したとおり、前モデルのSpectreXT 13-2000と
新モデルのHP SpectreXT 13-2100の違いはOSのみで、内容は変わりません。