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先日秋葉原で開催された「Do with Lenovo」の製品コーナーに参考展示されていた、
Thinkpad X121e の簡単なレポートを掲載したいと思います。

Thinkpad X121e

また、Thinkpad X100e の後継として海外で発売された X120e が日本ではなぜ発売されなかったのか、
といった理由についても触れています。
(X120eについては、会場で行われたセミナーで担当者が説明されていた事を
先日のイベントの記事に掲載したのですが、もう一度ここで詳しくまとめてみました)

載せているX121eは参考展示機という事で、実際に販売される製品とは仕様などが異なる可能性があります。
あと、掲載の写真は海外版の製品ですので、あまり参考にはならないかもしれません。




Thinkpad X121e の概要。
Core i3(第2世代)、4GBメモリ、128GB SSD・・と中々ハイスペックな内容です。

ここに記載されている内容は、日本で発売されるインテルCPUを搭載したモデルの内容で、
他、AMDのFusion APU搭載モデルもラインアップされています。

ちなみに参考展示機とは仕様が異なります。



Thinkpad X121e斜め

X121e には、11.6型(1,366×768)の非光沢液晶を搭載しています。



Thinkpad X121e 天板

天板はミッドナイトブラック。
今の所前モデルのように、ヒートウェーブレッドなどのカラーバリエーションは提供されないようです。



Thinkpad X121e 左側面

X121e の左側面。
VGA、HDMI、USB2.0、LAN、マイク入力とヘッドフォン出力のコンボ。



Thinkpad X121e 前面

前面には何も無し。



Thinkpad X121e 右側面

X121e の右側面。
カードリーダーにPowered USB、USB2.0、AC電源、セキュリティケーブルのロックスロット。



通電ランプ

電源部分は、通電ランプが点灯します。



Thinkpad X121e 背面

背面にも何も無し。



X121e キーボード

X121e のキーボード(英字)です。
アイソレーションタイプのキーボード、6段配列・・と、
最近の Thinkpad でちらほら見かけるキーボードを搭載しています。

ちなみに、以前のX100eのタッチパッドは、クリックボタンとパッドが分離していましたが、
この X121e にはボタンとパッドが一体になったクリックパッドが搭載されています。
X1と同じですね。



勿論新製品ですので、Lenovo EE 2.0に対応しています。
SSD搭載モデルは RapidDrive機能も利用可能なのでしょうか。



Thinkpadのロゴ

右のパームレストには、Thinkpadのロゴ。



X121e ロゴと電源ボタン

キーボード右上のベゼルには電源ボタン。
液晶右下にはX121eのロゴが配置されています。



X121eのウェブカメラ

思いっきりピントが合っていないですが、
液晶上側のベゼルにはlow light sensitive内蔵カメラ、内蔵マイク。



X121eの主な仕様

今回展示されていたモデルには、AMDのFusion APU「E-350(1.6GHz)」を搭載。
このプロセッサは今年の初めに登場したもので、X120eにもこれが搭載されています。

このプロセッサが搭載された11.6型のXシリーズという事で、
X120e が出た当初、どのような感じなのか触ってみたいなあと思っていました。

今回発表となった X121e のAMDプロセッサ搭載モデルには、このE-350の他、
下位モデルのC-50搭載モデルもラインアップされるようです。




この X121e のエクスペリエンス・インデックススコアは・・

X121e エクスペリエンス・インデックス

プロセッサ 3.8
メモリ 5.5
グラフィックス 4.2
ゲーム用グラフィックス 5.6
プライマリ ハードディスク 5.9

基本スコアは3.8。

このE-350というプロセッサには、Radeon HD 6310が内蔵されていますので、
グラフィックパフォーマンスは高めです。

ストレージの内容を確認するのを忘れましたが、スコアから見て320GBのHDDだと思います。





ここで、X121e の前モデル Thinkpad X120e が、なぜ日本で発売されなかったのか、
という理由について、簡単にまとめてみたいと思います。



X120eが発売されなかった理由

まず製品リリースの流れですが、2010年の1月にX100eが登場し、
その秋頃に同じ11.6型のEdge 11”が登場、このX120eというモデルはその翌年、
2011年の1月にX100eの後継として登場したモデルです。

担当者(土居さん)の説明によると、Thinkpadは企業向けのモデルなので、
企業で導入された場合は同じプラットフォームを長く使いたい傾向にあります。

2011年1月の時点で X120e を出したとしてもまた半年後に新しいモデルが出てきてしまうので、
そのライフサイクルを考えると、Edge 11”を延長して次の製品は今回のX121eにした方が良いと判断されたのだとか。




あとついでにもうひとつ、殆どの国では発売されていないらしいのですが・・



Thinkpad Edge E120(インテル)、E125(AMD)という、X121eと全く同じプラットフォーム、
筺体デザインを持つEdge の新製品(Edge 11”の後継)がリリースされているそうです。

X121eとの違いは、Edgeではファンクションキーを押すと、
デフォルトで輝度調整や音量などの機能が動作するという事、
またXシリーズのようにTPMを搭載する事ができないという部分。

日本ではX121eを選んで出したという事で、
Edge 11”の後継である Edge E120 や E125 を出さなかったのだそうです。


細かいですが、要は同時期に同じような2つの製品は必要ないという事で、
Edge と X1xxシリーズがリリースされたり消えたり・・
といったややこしい流れになったようです。

今後、11.6型のXシリーズは定着するのだろうか?という新たな疑問もありますが、
今の所はそのような感じとなります。




X121e については以上となります。

自分の感想としては、内容は面白そうなので触ってみたいのですが、
デザインに関しては以前のX100eのほうが良かったのではないかと思います。

X100e のミッドナイトブラックって、こんな感じだったっけ?と一瞬思ってしまいました。
(実際、ヒンジなど微妙に違います。Thinkpadなのに液晶が180度まで開きません。)

ただ11.6型でそれなりにパフォーマンスが良いとなると魅力は大きいですが、
6セルバッテリーを乗せると約1.55kgと若干重くなってしまうので、
軽さを求めて小さいモデルの購入を検討されている方には向かないかもしれません。

何にせよ、出たら一度触ってみたいモデルです。


ちなみに、このモデルはレノボの直販では7月下旬より、
量販店モデルは8月12日より販売開始される予定です。