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Thinkpad X1 のレビューの続きです。
(前→ Thinkpad X1 のパフォーマンスは・・ ベンチマーク結果です

Thinkpad X1

筺体デザインなど、これまでのThinkpadとはやや違った趣をもつ Thinkpad X1、
見た目にはすっきりとシンプルになりましたが、その使い勝手などはどうでしょうか。

というわけで Thinkpad X1 に触れながら、デザイン・機能はもとより、
モバイルPCとしての操作性等はどうなのか?といった事などについて考えてみました。





海外では、重いノートPCを持ち歩く事はさほど珍しくはない為、
レノボのマシンは、あまりマシンの重さなどは重要視されていないように思います。

勿論、できる限り軽量化しているのだとは思いますが、
その結果、堅牢性等が損なわれてしまうのであれば意味が無いという事で、
重さよりも、マシンの堅牢性を重視するような方向で設計されています。

ただ、海外と日本ではノートPC周りの環境が異なります。
(日本と違い、海外は車での移動が多い・・など)

どちらかというと日本では軽さを重視する傾向にあり、私もその一人。

堅牢性も大事ではあるのですが、少々耐久性が低くても
軽さを重視したモデルがあっても良いんじゃないかと思ったりする事があります。


で、今回の Thinkpad X1 ですが・・・




Thinkpad X1

さすがに Thinkpad史上最薄(最薄部16.5mm)というだけあって、確かに薄いです。

重量は1.69kgと、モバイルPCとしてはさほど軽くはないと思うのですが、
この重さでも筺体が薄いので、片手でも楽に持ち上げる事が出来ます。



X1 天板

ただ、液晶が13.3型サイズですので、カバンに入れると幅をとります。
(11.6型や12.1型のノートPCが余裕で入るカバンがギリギリ)

薄い分まだなんとかなっている感じですが、
私的にはモバイルはやっぱりX220(12.5型)位までかなと思ったりします。
12.5型も横幅が結構大きいですが・・

まあ、軽量だといわれる T420s 等は14.0型と大きめのサイズですが、
このラインアップの人気が結構高い事を考えると、サイズを気にしない人は多いのかもしれません。



Thinkpad X1

携帯性とは関係ないですが、
スリムだというだけで、見た目はかなり良くなるんだなあと感じます。



Thinkpad X1

どちらかというと、Thinkpad はごつくて地味な印象がありますが、
X1 は遠くからみてもスタイリッシュで洗練された雰囲気です。

傾斜したマシン側面の形状や、液晶のフラットなデザイン、
また筺体の色に合わせたヒンジ部分の素材の色なども、全体をすっきりと見せる要因の一つだと思います。



側面の形状
左、前、右側面の形状が直角ではなく、やや斜めのデザインが採用されている



X1の液晶
ディスプレイにはインフィニティガラスを採用(液晶とベゼルの境に段差がない)



X1 のヒンジ
ヒンジが筺体のカラーと同じ。X220のヒンジ部分はシルバー(金属そのものの色)

このように、細かな部分を見ると、
色々と他モデルとは異なる工夫が施されている事が分かります。

ですが・・・




側面

端子のカバー

側面に配置されている端子には、なぜかカバーがかけられています。
(カバーの中にはUSB2.0、マイク入力とヘッドフォン出力のコンボジャック)

カバーはともかく、このような側面に施された斜めのデザインによって、
側面に配置された端子の位置がわかり難くなっています。



USBメモリ

下側からのぞき込むようしないと端子の位置が把握できない為、
ヘッドフォンやUSBデバイスの使用時などに結構不便です。



SDカードスロット

右側面にはSDカードスロット。

この部分は、筺体からカードが大きくはみ出す事が無いため、
カードを挿したままの持ち運び時などに便利です。



X1 の背面

X1は、大半の端子が背面に配置されています。

電源コネクタやLANなど、背面にあると都合のよいものもあるのですが、
USBポートが2つとも後ろに配置されてしまったのは、自分的にはやや不便です。




とまあ、ややネガティブな事ばかり述べていますが、
全体的な操作感は良いです。

クリックパッドは、従来のタッチパッドと比較すると自分には使い難いのですが、
Thinkpadにはトラックポイントが搭載されていますし、クリックボタンはパッド下部だけでなく、
パッドのすぐ上にも搭載されています。(本来、トラックポイントと一緒に使うものですが)



X1 のクリックパッド
クリックパッド




総合すると、良くなった部分もありますが、
デザイン重視で操作性がやや損なわれた部分もあるように思います。

ですが、デザイン(に加えて内容も)を重視されるユーザーは結構多いです。

このThinkpad X1、これから Thinkpad を使い始めようというユーザーには、
受け入れられやすいモデルなのではないでしょうか。

ちなみに、まとめ記事のようですがまとめではありません。
X1のまとめは、また後日の記事に掲載します。




操作性などとは余り関係ありませんが、
おまけで X1 のキーボードバックライトの様子です。

スペースキー

キーボードバックライトのショートカットキー

Thinkpad X1 では、スペースキーにキーボードバックライトキーが割り当てられており、
Fnキーとの組み合わせでバックライトのオンオフを行う事ができます。

バックライトは、強弱2段階の調整が可能です。



キーボードバックライトの状態1

キーボードバックライト 消

キーボードバックライトは消灯状態。



キーボードバックライトの状態2

キーボードバックライト 弱

「弱」で点灯。
わかり難いですが、キーがライトによって薄っすらと照らされています。



キーボードバックライトの状態3

キーボードバックライト 強

「強」で点灯。



キーボードバックライト点灯

キーボードバックライト点灯

結構きれいです。

これまで、Thinkpadは液晶上部のベゼル部分に「ThinkLight」というライトを搭載していましたが、
Thinkpad X1 は液晶の構造上(インフィニティガラス)、「ThinkLight」を搭載する事が出来ません。

なので、キーボードを背面から照らすバックライトが搭載されています。




長くなりましたが、X1 の記事はもう少し続きます。