Optimusを搭載した T510 のレビューの続きです。

少し前の記事(Optimus搭載 Thinkpad T510 でベンチマーク 「内蔵GPU VS 外部GPU」比較)では、
複数のベンチマークを行う事で、内蔵グラフィックスのみ稼動時のパフォーマンスと、
外部グラフィックス(NVIDIA NVS 3100m)稼動時のパフォーマンス差を比較してみました。

その結果として、当然ですがこれらのグラフィックスには明らかなパフォーマンス差があり、
マシンに負荷のかかる作業時などに外部グラフィックスを稼動させる事で、
快適に作業が行えるようになるという事を確認しました。

BBench

しかし、どの程度のバッテリー節約(電力節約)が行えるのかという事までは触れていなかったので、
実際に内蔵グラフィックス(HDグラフィックス)、外部グラフィックス(NVIDIA NVS 3100m)稼動の環境で、
駆動時間の差を測って比較してみました。

※本当はベンチマークの記事に一緒に載せようと思っていたのですが、
思いのほか時間がかかってしまった為、別記事になってしまいました。

富士通パソコンFMVの直販サイト富士通 WEB MART


今回のT510におけるバッテリー駆動時間の計測には、BBenchを使用。

マシンの平常時のパフォーマンスはThinkpadのデフォルトに設定、
BBenchでの設定は1分毎にウェブサイトへアクセス(LANケーブル)、キー入力を10秒毎に行うという内容です。

その設定をした上で、HDグラフィックスのみ稼動時と、
NVIDIA NVS 3100m稼動時それぞれの駆動時間を計測しました。

ただ、今回のT510には9セルの拡張バッテリーを搭載しているという事を忘れており・・

頭にあったら、もう少しマシンの電力設定を高パフォーマンスにして短時間で行ったのですが、
気が付く頃にはバッテリーのベンチマークを開始して1時間以上が経過していた為、
全てを終えるのにかなりの時間を要してしまいました。



HDグラフィックス バッテリー持続時間

上はHDグラフィックス稼動でのバッテリーベンチマークのログ。
7%になるまで行いました。

なぜ7%までなのかという理由ですが、
事情があってここで一旦やめなくてはならなくなり、だからといって最初からやり直す気力も無く・・
そんなわけで7%という中途半端な時間で終了となってしまいました。

といっても、ここまでやれば大体把握できます。


1%の電力を消費するのに大体300~315秒かかります。
それを踏まえたうえで100%~0%までの駆動時間を計算すると、
大体30001秒(8.3336111111111111111111111111111時間)となります。

なんかごちゃごちゃ書いて読み難くしていますが、
30001秒という事は、約8時間半を切る位の駆動時間です。

公称値によると、今回のモデルのバッテリー駆動時間は約8.4時間。
計算で出た値を見ると、この数字はHDグラフィックス稼動時の数値にぴったり合います。



NVIDIA NVS 3100m バッテリー持続時間

そしてこちらはNVIDIA NVS 3100m稼動時のバッテリーベンチのログ。
1%の電力を消費するのに大体255~270秒かかります。

100%からバッテリーがなくなるまでの時間は、
25630秒(7.1194444444444444444444444444444時間)となります。

こちらは約7時間のバッテリー駆動が可能なようです。



そのような感じで、内蔵グラフィックスと外部グラフィックス稼動時では、
バッテリーの持続時間に大体1時間半程度の差が出るようです。(ネットなどの簡単な作業時)

普段の作業では、上記のベンチマーク時よりも負荷のかかる作業を行うでしょうから、
バッテリー駆動時間はもっと少なくなるのではないかと思われます。

ただ、今回のT510は携帯するにはやや重め(約2.72kg)ですので、
携帯せず据置きで利用される方も多いと思います。

なのでT510に置いては、バッテリー駆動時間云々はあまり重量ではないかもしれませんが、
無駄な電力消費を抑えて節約する事ができるというのは、大きなメリットの一つであると思います。
特に現在、東日本では電力の節約は切実な問題ですので、
こういった機能の普及は数が増えると馬鹿にならないのではと思います。