HPの春モデル s5730jp の筺体内部構造 と AMDベースの構成をチェック
HPのデスクトップPC s5730jp のレビューの続きです。
(前 → s5730jp の外観写真とインターフェース解説)
外観チェックに引き続き、今回は筺体内部の様子と、
掲載している s5730jp の実際の構成などを載せてみました。
前にも述べましたが、s5000シリーズは上位のHPEシリーズよりも筺体の容量が少ない分、
内部の空間に余裕がそれ程なく、HPEに比べるとメモリなどを触る場合にはやや面倒かもしれません。
(ドライブを外すだけなので、面倒という程でもないですが・・)
というわけで以下、s5730jpの内部写真と構成内容です。
まず筺体のサイドカバーを外す為に、背面にあるネジを一つ緩めます。
ネジは結構固いので、ドライバーが必要だと思います。
(かなり以前のモデルは手でも余裕で外せたのですが)
s5730jpのサイドカバーをはずした所。
HPEのケースに比べると奥行がないため、内部パーツがやや詰まった感じです。
光学ドライブ。
このモデルにはブルーレイディスクドライブが搭載されています。
非常に見え辛い・・というか僅かにしか見えないのですが、
光学ドライブの奥にはHDD(3.5インチベイ)が設置されています。
光学ドライブの下には、ファン。
ファンの奥には、2.5インチの着脱式HDDベイと、その上にメディアカードリーダー。
電源。
最大270WのActivePFC搭載電源です。
電源の奥のボード上には、内蔵バッテリー。
電源のすぐ上には、スロットに搭載された拡張カード類。
PCI Express x 1 には、地デジ・BS・110度CS対応ダブルチューナーカードを搭載。
チューナーカードの背面側のインターフェースは、
地デジ・BS・110度CSデジタルコネクターとB-CASカードスロット。
テレビチューナーカードの上側のPCI Express x 16(ロープロファイル)には、グラフィックカードを搭載。
今回のモデルにはGeForce GT420が搭載されています。
グラフィックカードの背面側のインターフェースは、DVI-Iと HDMI。
このカード選択時には、製品にVGA変換アダプターが付属します。
テレビチューナーカードの搭載を選択すると、IR IN・OUTコネクターが背面に提供されます。
拡張カード類の上側にはプロセッサ。
今回のモデルにはPhenom II X6 1065T が搭載されています。
s5730jpで提供されているプロセッサの中では、最も上位となる6コアのプロセッサです。
CPUの奥には、メモリスロットが見えます。
このメモリスロットやHDDにアクセスするには、手前の光学ドライブを取り外す必要があります。
次に、掲載している s5730jp の主な構成です。
【HP Pavilion Desktop PC s5730jp の主な構成】
OS Windows 7 Home Premium 32bit
プロセッサ Phenom II X6 1065T (2.90GHz/TB時最大3.40GHz/L3 6MB+L2 3MB)
チップセット AMD 785G
グラフィックス GT420(512MB)
メモリ 4GB(2GB×2/PC3-10600/最大8GB)
ストレージ 500GB HDD(7,200rpm)
光学ドライブ ブルーレイディスクドライブ
電源 最大270W(Active PFC搭載)
サイズ 105×308×389(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約6.9kg
全てが最大構成ではありませんが、多くのパーツに上位モデルを搭載しています。
今回のモデルは32bitのOSを搭載している為、メモリは4GBと控え目。
32bitだと4GB以上のメモリは無駄になりますので、これ以上積むのであれば64bitを選択した方が良いでしょう。
このs5730jp シリーズはAMDベースである事、また内蔵グラフィックスを利用する構成が提供されているなど、
内容によっては価格をかなり抑える事が出来るのが大きな特徴。
最小構成では¥39,900(税込)から提供されるなど、できるだけ価格を抑えたいという方に最適です。
勿論、今回のように6コアのAMDプロセッサを選択する事もできますし、
ストレージにはSSDなども提供されるなど、パフォーマンスの高い構成も可能。
構成によってはPCゲームなども十分にプレイする事が出来ると思います。
なお、このs5000シリーズではインテルCPUを搭載した s5750jp も提供されていますが、
そちらは第2世代Core i(Sandy Bridge)を搭載しており・・
現在話題となっているインテルのチップセット不具合の影響で、一時的に販売停止となっています。
第2世代Core i搭載モデルはコストパフォーマンスに優れますが、
価格的には、AMD搭載モデルの方が若干安価だという感触です。
s5730jpの構成については以上となります。
次の記事では、上記構成の s5730jp の実際のパフォーマンスをチェックしてみたいと思います。
興味をお持ちの方は、是非次の記事もご覧下さい。
→ HPのデスクPC s5730jp のレビューです (箱開封&中身確認)
→ s5730jp の外観写真とインターフェース解説 (HP s5730jpレビュー)
→ AMDベースの s5730jp レビュー 筺体内部構造と構成をチェック (現在の記事)
【日本HP 2011年春モデル 新製品のレビュー】
ノートブックPC
→ HP Pavilion dv6a ソノマレッドの詳細
→ HP ENVY14 2011春モデルは秋冬のマイナーチェンジ 変わらず最上級モデル?
→ HP G56 の詳細 シンプル(過ぎる?)&低価格ノート
デスクトップPC
→ HPの春モデル HPE 590jp のレビュー
→ HP Pavilion p6740jp の特徴と性能は? (2~4万円台のミドルレンジモデル)
→ HP TouchSmart 600PC 春モデルの特徴と性能 (23型タッチ機能付液晶一体型)
→ HP Omni 100 と Omni 200の特徴や違い・性能 (Omni 200はフルカスタム可能)