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前回の記事「Thinkpad Edge 15”と Thinkpad Edge 11”の外観比較」に引き続き、
今回の記事では掲載している Edge 15”の構成詳細と、幾つかのベンチマークの結果を掲載してみました。

Edge 15” CPU-ZのCPU

掲載している Thinkpad Edge 15”の型番は「03018MJ」。

現在ではもうサイト上では販売されていない Core i3-330M を搭載した下位モデルで、
同じく現時点では選択する事のできないWiMAXなども搭載されています。

現在販売の Edge 15”の最小モデルには Core i3-330M の上位プロセッサ、Core i3-370M が搭載されており、
以前販売されていたモデルよりも、僅かにパフォーマンスが向上しています。

と言っても、370Mと330Mで異なるのは基本周波数のみで、
パフォーマンスの違いを体感出来るくらいの差があるわけではないのですが、
一応、現在のモデルとはやや異なる部分があるという事を踏まえた上で、
構成やベンチマーク結果等をご覧いただければと思います。

というわけで以下、Thinkpad Edge 15”の構成とパフォーマンスの詳細です。



まず最初に、Thinkpad Edge 15”(03018MJ)の主な構成です。

Edge 15” speccy

【Thinkpad Edge 15”(03018MJ)の主な構成】

OS: Windows 7 Professional 32bit
プロセッサ: Core i3-330M(2.13GHz)
メモリ: 2GB(DDR3/最大8GB)
ストレージ: 250GB HDD(5400rpm)
グラフィックス: HD グラフィックス
ディスプレイ: LEDバックライト搭載 15.6型HD(1,366×768)
無線機能: Centrino Advanced-N + WiMAX 6250
光学ドライブ: DVDスーパーマルチドライブ
バッテリー: 6セル

このモデルはプロセッサにCore i3-330Mを搭載しています。
現在販売のモデルは 最小はCore i3-370Mで、カスタマイズでは Core i3-380Mや Core i5を選択する事ができます。 
(Core i3-330Mはなし)

WiMAX に関しては、現在のモデルでは提供されていません。

ですので掲載している Edge 15”の価格がはっきりとは分からないのですが、
現在のモデルで上記の構成に一番近い内容のものだと、¥88,410(税込/キャンペーン価格)。

最小構成のモデルのOSを Home Premium → Professional にアップグレード、
そして内蔵カメラを搭載しただけで、性能に関わるパーツの変更は行っていないので、
パフォーマンス的には、¥67,830の最小構成モデルと大体同じだと考えて間違いはないと思います。

※ここに記載した価格や仕様に関しては現時点でのもので、
 時間の経過とともに変化する恐れがありますので、参考程度にお願い致します。



次に、各種ベンチマークテストの結果です。

【エクスペリエンス・インデックス】

Edge 15” Win エクスペリエンスインデックス・スコア

プロセッサ  5.4
メモリ  5.5
グラフィックス  4
ゲーム用グラフィックス  5
プライマリ ハードディスク  5.9

Core i3搭載 Edge 15”の基本スコアは4
全体的に特徴のないスコアですが、低性能と言うわけでもありません。

普通に使用している分にはストレスを感じる事は無いパフォーマンスです。

実際はというと、やや重いアプリケーションの起動時など、稀に動作が鈍くなる時がありますが、
ネットやメールなど、一般的な作業に関しては普通に快適です。

ただ、どうせ15.6型のモデルを購入するのであれば、
自分的にはもう少し上位のプロセッサを搭載した方が有効に使えるのではないかと考えます。


続いて Edge 15”と、少し前に記事を掲載した Thinkpad Edge 11”との、
エクスペリエンス・インデックスのスコア比較です。

Win Exインデックス ThinkPad Edge 15”(Core i3 330M) Thinkpad Edge 11”
プロセッサ 5.4 4.1
メモリ 5.5 4.7
グラフィックス 4 3.3
ゲーム用グラフィックス 5 4.6
プライマリ ハードディスク 5.9 5.9

比較として掲載している Edge 11”の構成は・・

【Thinkpad Edge 11”の主な構成】

プロセッサ: Core i3-380U(2GHz)
メモリ: 2GB(DDR3/最大8GB)
ストレージ: 250GB HDD(5400rpm)
グラフィックス: HD グラフィックス
ディスプレイ: LEDバックライト搭載 11.6型HD(1,366×768)
バッテリー: 6セル

Edge 15”と大きく違うのは、液晶サイズとプロセッサ。

サイズが違うのは一目瞭然ですが、プロセッサに関しては Edge 11”は超低電圧版のCore i3-380Uを搭載しており、
スコアの方も Edge 15”よりやや落ちる感じの内容となっています。



次はCrystalMark 2004R3のスコアです。
エクスペリエンス・インデックスと似たような感じですので、以降は流して掲載していきます。



【CrystalMark 2004R3】

Edge 15” CrystalMark 2004R3のスコア

Mark ・・・ 89327
ALU ・・・ 26545
FPU ・・・ 25946
MEM ・・・ 18077
HDD ・・・ 8353
GDI ・・・ 7111
D2D ・・・ 1462
OGL ・・・ 1833

CrystalMark 2004R3 各項目の意味

また Edge 11”とのスコア比較です。

CrystalMark 2004R3 ThinkPad Edge 15”(Core i3 330M) Thinkpad Edge 11”
Mark 89327 61519
ALU 26545 16626
FPU 25946 16510
MEM 18077 12193
HDD 8353 8741
GDI 7111 5482
D2D 1462 848
OGL 1833 1119



【大航海時代 Online】

3Dゲーム、大航海時代 Onlineのスコア。
このゲームは多少性能が低くてもプレイ可能です。

Edge 15” 大航海時代 Onlineのスコア

平均 ・・・ 245~262



【モンスターハンターフロンティア】

モンスターハンターフロンティア。
古いバージョンです。

Edge 15” モンスターハンターフロンティアのスコア

平均 ・・・ 1028~1031



【モンスターハンターフロンティア 絆】

こちらは新しいバージョンのモンスターハンターフロンティア。

Edge 15” モンスターハンターフロンティア(絆)のスコア

平均 ・・・ 616~623



【デビル メイ クライ 4】

無理なのは分かっていますが、デビル メイ クライ 4もやってみました。

Edge 15” デビル メイ クライ 4のスコア

平均fps ・・・ 11.05~18.36
RANK ・・・ D

予想通りのスコアです。



3D性能が高く無いことは始めから分かっているので、
ベンチ結果に関しては予想通りの内容です。

基本、Thinkpad はビジネスモデルですので、3Dゲーム用途のマシンのような性能よりも、
セキュリティや操作感、堅牢性等を重視しています。

とりあえずベンチは、おおよその性能を把握する為に毎回行っているのですが、
今回のCore i3-330Mを搭載した Edge 15”は、パフォーマンス的には一つ前世代のマシンとそう変わりません。

安価ではありますが、15.6型のノートPCとしては自分的にはややストレスを感じる性能。
(15.6型は基本的に自分の中では据置き専用のモデルで、それなりのパフォーマンスを期待してしまう)

ネットやメール、動画閲覧位しかしない・・と言うのであれば、このままでも良いかもしれませんが、
作業内容によっては稀に動作が遅くなる事もあります。


ちなみに上でも述べたとおり、現在の下位モデルのプロセッサは Core i3-370M で、
今回掲載しているマシンの Core i3-330M よりもやや周波数は向上しています。

ですので、販売されているマシンは、掲載したモデルよりは若干パフォーマンスは良いのではないかと思いますが、
それも数値上の事で、体感できる程の性能の違いがあるかは怪しい所です。

マシンをサクサク快適に使いたいのであれば、
自分ならやはりCore i5(最小構成に約1万円プラス)を載せるかなあと思います。


ちなみにこれはあくまでもパフォーマンス面の事であり、
モデルの操作感に関しては全く問題ありません。

液晶も非光沢で目が疲れにくく、キーボードの操作感も良いです。

用途は人それぞれなので、何が良いとは一概には言えませんが、
パフォーマンスについては上記のような感じですので、カスタマイズ時の参考にしていただければと思います。


というわけで、ThinkPad Edge 15”の構成とベンチ結果については以上となります。
Edge 15”のレビューはまだもう少し続きます。

興味がありましたら、次記事にも目を通してみてください。