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前の記事「レッツノート J9 プレミアムエディションの特徴と実際の性能は (レビューその1)」に引き続き、
レッツノート J9 プレミアムエディションのレビューです。

レッツノート J9

このレッツノート J9は、従来モデルR9の後継として2010年9月末に発表、
10月中頃より販売開始されたモデルなのですが、聞く所によると販売され始めたばかりにも関わらず、
従来機種の一番人気モデル S9 の人気を凌ぐほどの勢いで売れているのだそう。

確かに自分からみても、今回の J9 シリーズはかなり内容の濃いモデルです。

軽量・バッテリー駆動時間など、従来のレッツノートの特徴はそのままに、
パフォーマンス面でのグレードアップや操作性の改善が図られており、
マシンをモバイルして使用するという方であれば欲しくなるような要素を沢山備えています。

一般的なマシンと比較して価格の高さが少々ネックではありますが、
それでも人気があるというのはそれだけの中身を持ったモデルだからだと言えますし、
長く使えるモデルだという事を考慮すると、決して高いものではありません。

そのような感じの今回のレッツノート J9、何度も述べますが「とても人気」との事ですので、
その人気モデルの特徴をまとめると共に、どういった部分が人気の理由なのか考えてみました。




【レッツノート J9 主な特徴と人気の理由】

以下、レッツノート J9 の特徴を簡単にまとめてみました。
※下に記載した内容は、レッツノート J9 全てのモデルに当てはまるものではありません。
モデルの内容によっては、選択できない仕様などもあります。


ネットブックサイズのPCに「標準電圧版のプロセッサ」を搭載

レッツノート J9 では、10.1型というネットブックと大体同じサイズのコンパクトな筐体に、
標準電圧版のプロセッサを搭載しています。

通常だとサイズの小さなモデルは、発熱の問題などで低電圧版のプロセッサが搭載されている事が多いのですが、
通常の電圧のプロセッサに比べるとやはりパフォーマンスは劣ります。

今回のレッツノート J9では、高性能な標準電圧版のプロセッサを搭載する事により、
10.1型というコンパクトな筐体でありながら、高いパフォーマンスを実現。

発熱の問題についても、基盤のコンパクト化や放熱構造を工夫する事により、
効率的な熱処理を可能にしています。


OSの起動が非常に早い

レッツノート J9 には「クイックブートマネージャー」という、
パナソニック独自のOS起動時間を短縮するテクノロジーを搭載しています。

専用のユーティリティーによってブート環境をカスタマイズする事により、
(ロゴ表示の省略や、電源オン時の初期化の高速化など)起動時間を短縮。

J9 のプレミアムエディションではなんと約15秒という高速起動を実現しています。
実際に見ましたが、起動が本当に早いです。


ジャケットスタイルの採用

J9シリーズには、PCに装着する事のできる様々なカラーのジャケットが標準で提供されています。
(ジャケットのカラーは店頭モデルでは選択不可)

このジャケットはデザイン的な要素の他、PCを保護する効果もあり、
ジャケットを装着したままPCを閉じ、インナーケースなしで鞄などに入れて携帯する事もできます。

またジャケット裏面には、片手でマシンを持つことのできるハンドストラップなども取り付けられており、
非常に使い勝手が良いです。

J9のジャケット


1kg前後の軽量な筐体

元々、軽量が長所の一つであるレッツノートですが、
今回のJ9にもその特徴がしっかりと受け継がれています。

重量は、搭載バッテリーの種類やジャケットの有無によって若干異なりますが、
ジャケット無しで、バッテリーがSの場合980g、Lの場合1070g
ジャケット有りでは、バッテリーがSの場合1195g、Lの場合1285gの重量となります。

ジャケット無しの状態ではほぼ1kg前後の重量と、携帯には適したサイズです。

ジャケットを装着したレッツノート J9


10時間以上の長時間バッテリー駆動

レッツノート J9 では、Sサイズのバッテリー搭載時には約7時間
Lサイズのバッテリー搭載時では約10.5時間のバッテリー駆動を実現しています。

といっても、バッテリー駆動時間の長さは従来からのものですので特に驚く事ではありませんが、
標準電圧版のプロセッサを搭載しながらこの駆動時間を実現しているのは中々優秀です。


最大3つ、プレミアムエディションなら4つの通信技術を搭載可能

使用エリアの環境に応じ、WiMAX無線LAN、
Bluetoothといった3つの通信を切り替えて利用する事が可能です。
(Bluetoothはマイレッツ倶楽部モデルのみなど、モデルによって内容は異なります)

プレミアムエディションではワイヤレスWANを選択する事も可能となっており、
状況に応じ、計4つの通信の切替利用が可能です。




その他、リーフ型キーボード(打鍵ミスを少なくするキーの形状)の採用や、
構成についてもSSDオプションが用意されるなど、内容はかなり充実したものとなっています


J9 リーフ型キーボード



【レッツノート J9 の人気の理由は・・?】

今回の レッツノート J9 がなぜ人気なのかという理由ですが、
普通に考えるとやはり、「小さくて高性能・機能だから」という単純な理由に落ち着くと思います。

10.1型というとネットブック並みのサイズと同じだと何度も述べましたが、
私はネットブックというカテゴリの製品が余り好きではありません。
その理由として、外出先でもそこそこの作業が行えるパフォーマンスは欲しいので、
ただ軽いだけのネットブックは余り買う意味がないのです。

その点、レッツノート J9 は非常にコンパクトで軽量でありながら、
スタンダードなサイズのマシンと同等のパフォーマンスと機能を備えています。

CULVノートのような、ややコンパクトでやや高性能といった中途半端なものではなく、
非常に小さく、非常にハイスペックであり、このようなマシンは他に見当たりません。

そういった点で、一般的なノートと比較すると高価ではあるのですが、
他では買えないモデルとして、人気があるのも頷けます。


ここで少し話が逸れますが・・

自分に限った事かもしれませんが、
余程奇抜であったりしない限り、デザインでマシンを選ぶ事はありません。

今回のモデルは、レッツノート初の女性の利用を考慮したモデルという事で、
メディアではデザイン面に関する拘りがかなり前面に押し出されているような感がありますが、
ユーザーにとっての魅力は高速起動やモバイル性能であってデザインは二の次ではないかと思います。
(あくまでもレッツノートユーザーに関してですが・・)

レッツノート J9

しかし、今までのモデルでは無骨だというような声もありましたし、
そういった今まで全く触れなかった部分に変化を加えたというのは注目に値します。
そして更に今後、どういった変化を遂げていくのだろうかという期待もあります。

ただ自分が思うに、本気で女性向けに展開していくのであれば、
もう少し様々な部分で改善の余地があるのではないかと思います。
(価格も性能もやや低めな店頭の下位モデルが特に女性向けとして作られているのかと思うのですが・・)

何にせよ、今回のモデルはとてもコンパクトで高速です。
長く使うのであれば、コストパフォーマンスは高いかと思われます。




余談ですが、今回始めて導入された付属のジャケット(下の写真)は、かなり便利です。

J9 ジャケットスタイル

J9 ジャケットスタイル

自分が普段携帯するモバイルノート向けのジャケットがあれば、
欲しいなあと本気で思います。



レッツノート J9 の特徴と人気の理由については以上となります。

なお、このレッツノート J9 に限った事ではないのですが、
このシリーズは長く使う事を考えて開発されており、
機能や耐久性などにそういった傾向が現れているのは勿論ですが、
特に製品の保証やサポートなどが他メーカーに比べて充実しています。

店頭モデルのサポートはそれほどでもありませんが、ウェブの通常モデルでは3年保証
プレミアムエディションでは3年特別保証が無償で付属しており、
長く安心して使う事ができます。

というわけで、次のJ9の記事では、
レッツノートのサポートについて簡単に解説します。