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前の記事「ThinkPadユーザー向けイベント (タッチ&トライなど前半)に引き続き、
2010年10月15日にレノボ・ジャパン本社で開催された、ThinkPadユーザー向けイベントの記事です。

ThinkPadユーザー向けイベント プレゼン会場

今回の記事では、レノボジャパンの土居憲太郎氏や大和エンジニアの山内浩吏氏、
NVIDIAのスティーブ ザン氏による、NVIDIA Optimusを中心とする技術的な解説をはじめ、
「私の理想とするThinkpad」というテーマによるユーザープレゼンテーションの流れを掲載します。

あと今回のイベントには、2002年にエベレストの山頂にThinkPadを持ち込み、
見事起動させたという登山家の山田 淳さんも参加されており、
成功までの経緯や実際の様子などをお話し頂きましたので、その話についても以下で触れています。

興味のお持ちの方はご覧下さい。


ThinkPadユーザー向けイベントの予定

前記事に掲載した、製品のタッチ&トライの後、
今回のイベントのメインとも呼べる、プレゼンテーションが開始されました。

上記は、今回の「ThinkPadユーザー向けイベント」の予定。
19時~22時前までの約3時間のイベントですが、内容的にかなり時間が足りなさそうです。

他の方と色々話をしていると、北海道からわざわざこの為に来た・・なんて方もいて、
皆さん本当にThinkpadが好きなんだなあと実感しました。


そのような感じで開始されたThinkpadイベント、
まず最初はレノボ・ジャパンの製品事業部ThinkPad担当、土居憲太郎氏のプレゼンテーションです。

レノボ・ジャパンの土居氏のプレゼンテーション

Thinkpadの生い立ちや新製品について

まず、ThinkPadが誕生してから今年で18年、
これまでにThinkpadが歩んできた道と、Thinkpadが達成した世界初の出来事などを一通り確認。

そして誕生から18年が経過した現在、6000万台の販売台数を達成したThinkpadですが、
今後、1億台の販売台数達成に向けて、更なる新製品の開発などを行っていくといった話もなされました。

10月15日に販売開始された幾つかの新シリーズについても、簡単に触れられています。


その後、NVIDIAのスティーブ ザン氏より、NVIDIA Optimusについての解説。

NVIDIAのスティーブ ザン氏よりOptimusの解説

NVIDIA Optimusの技術的な解説

NVIDIA Optimusとは、10月15日に販売が開始されたT410sやT510に搭載されている、
グラフィックスの切替技術の事です。

グラフィックスの切替・・といえば、これまでのモデルにも
Switchable Graphics(スイッチャブルグラフィックス)という機能が搭載されていましたが、
今回のOptimusと機能は似ているものの、仕組み自体は全く異なります。

その仕組みについて、技術的な面より詳しく解説頂きました。


その後、レノボ・ジャパンノートブック開発研究所 システム技術担当の山内浩吏氏より、
NVIDIA Optimusを搭載するに至ったこれまでの経緯や、
実際の製品でどのような働きをするのかという事についてのお話をしていただきました。

レノボ・ジャパン ノートブック開発研究所の山内浩吏氏

4画面表示のデモ映像

先程のNVIDIAのスティーブ ザン氏の話は、主にOptimusの技術的な仕組みについての話であったのに対し、
山内氏の話では、このOptimusという技術を利用する事により、
具体的に製品上でどのような事が実現するのか
、といった噛み砕いた内容の話がなされました。

この NVIDIA Optimus のプレゼンテーションの詳しい内容については、
また後ほど別記事にして掲載しようと思います。


そのような感じで新製品関係のプレゼンテーションが終了した後、
密かに楽しみにしていたユーザーによるプレゼンテーションが開始されます。

このユーザープレゼンテーションとは、「私の理想とするThinkpad」というテーマを元に、
ユーザー自らがプレゼンの内容を作成・発表しあうというもの。

世の中には、自分とは全く違う発想をされる方も多くおられるわけで、
今回のプレゼンは、自分が日頃愛用している製品に対する他人の理想というものを、
垣間見る事ができる貴重な機会です。

ただ、時間の都合でプレゼンテーションを行えるのは3名までとされていたのですが、
結構な数の希望者がおり・・


というわけで、レノボの土居氏とのじゃんけんで3名を選出する事になったのですが、
一番最初のじゃんけんぽんで、あえなく3名が選出。

しかし土居さん、グーしか出さないような気がするのですが・・
(ここでもグーばっかりだった → ヨドバシ Akiba のタッチ&トライイベントのじゃんけん大会


そんなわけで、見事選出された3名のプレゼンテーションが開始しました。



ユーザープレゼンテーション1

北村 士朗様

まず初めは一番前列の座席、私の隣にいらっしゃった、
北村 士朗さんのプレゼンテーション。



Thinkpadの理想とは

長くなるので詳しくは書きませんが、

様々な希望はあれど結局は皆、上記のような内容に落ち着くのではないか、
というくくりで締められていました。

この方とは話を交わす機会が結構あったのですが、面白く頭の回転の速い方です。
そしてThinkpadに関しては、やはり密かにマニアックだなあと・・
まあ今回の参加者は、そのような個性的な方が沢山いらっしゃっているのですが



ユーザープレゼンテーション2

相沢タツユキ様

そして次は、相沢タツユキさんのプレゼンテーション。

この方も非常に熱心なユーザーさんで、
かなり綿密に資料を作成し、内容もかなり充実したものとなっていたのですが、
時間配分を間違えてしまったとの事で、残念ながら最後までプレゼンを行う事ができませんでした。

やはり今回のイベント、全体で3時間は短すぎるのかもしれません。



ユーザープレゼンテーション3

菊池 隆寛様

そして最後は菊池 隆寛さんのプレゼンテーション。

何でも、今回の資料は仕事中に作成したとの事で、
それが良いのかどうなのかはともかく、内容はとても分かりやすくまとめられていました。

バッテリーを、カバンの隙間にスッと差し込めるような細長い形状(棒や筒のような)にできないだろうか、
といったもっともな意見も上げられており、非常に共感できる内容のプレゼンテーションでした。


そのような感じで、3名のユーザーによるプレゼンはあっという間に終了。
この3名の方々には、レノボさんやNVIDIAさんより様々なグッズがプレゼントされました。



ユーザープレゼンテーションを行った方へのプレゼント

プレゼント内容は細かくは覚えていないのですが、
NVIDIAのロゴが入ったTシャツや、メモ帳、折り畳み傘..etc..

またレノボのロゴが入ったトートバッグに、レノボの扇子(この扇子は欲しい・・)などもありました。

レノボのロゴ入りバッグは、
レノボ祭りで資料と共に配布されていたのをもらったので自分も持っています。




そしてその後、予定には聞いていなかったのですが、
今回のイベントに、2002年にエベレストの山頂でThinkPad X23の起動に成功したという、
登山家の山田 淳さんが参加されているという事で、その当時のお話をお聞きしました。



エベレストの頂上まで登った山田 淳氏とThinkpad

登山家の山田 淳さん。
エベレスト山頂の過酷な環境に ThinkPad を持ち込むまでの経緯や、実際の様子などををお話し頂きました。

実際に持っていた ThinkPad X23 は、HDDだけは特注だそうですが、
その他の部分は既製品と全く同じだそうです。
(エベレスト山頂は気圧が低い為、通常のHDDだとヘッドとディスクの接触によりクラッシュしてしまう)

その他にも様々な課題があったそうですが、それらの課題を何とかクリアした後、
エベレストの山頂でThinkPad X23の起動に成功したのだとの事。

まるでテレビで聞くような話を、目の前でお聞かせいただきました。




今回のプレゼンテーションの様子などについては以上です。
当初考えていた構成よりも非常に長くなってしまっているのですが、もう少し続きます。

ちなみにUSTREAMの中継を一通りご覧になられた方はご存知だと思うのですが、
上記のプレゼンテーションの後に、事前に知らされていなかった「Thinkpad18周年を祝う誕生ケーキ
のサプライズがあったのですが、そこで自分がある役を任せて頂ける事になり・・・

というわけで、次に続きます。