HP ENVY14 Beats Edition のデザインとインターフェースの詳細(簡易レビュー)
2010年9月30日に発表・販売開始された HPE 390jp の記事に引き続き、
今回はHPの2010年個人向けPC冬モデルの新ブランド「 HP ENVY14 Beats Edition 」の詳細です。
聞く所によるとこのモデル、日本で発売されるのは初めてとの事ですが、
米国では前から存在していた製品だそう。
米国で展開されているモデルは ENVY14 だけではないのですが、
今回日本で投入されたのは、「 HP ENVY14 Beats Edition 」モデルのみ。
名称通り、HP ENVY14シリーズの中でも特にサウンド関連の機能が充実させたデザインPCです。
これまで、HPの個人向けノートにはPavilionとGシリーズの2種のブランドがラインアップされており、
その中のPavilionシリーズが上位ブランドと言う位置づけだったのですが、
今回のENVYの追加により、ENVYシリーズが個人向けノートPCでは最上位のブランドとなりました。
ちなみにGシリーズは、シンプル&優れたコストパフォーマンスといった感じにコンセプトが明確なのですが、
今回のENVYは音質に拘りがあるという決定的な特徴があるにせよ、
デザイン性、パフォーマンスを追求するという部分はPavilionと非常に似通っています。
一応、Pavilionよりも上の、最上級のデザインとパフォーマンスを提供するブランドとされているようですが、
Pavilion もデザインには拘りがあり、Pavilionの最上位モデル dv7 などは非常に高性能です。
ですので、やはりENVYの最大の特徴は音質への拘りなのではないかと考えていました。
ですが、実際にENVYを手にとってみて私が感じたのは、Pavilionよりももっと旬なデザイン、
音楽やファッションなど、より流行に敏感な層に向けてのブランドであるというイメージであり、
音質の良さが特徴であるのには間違いないにせよ、世界的に有名なDr.Dreの起用など、
ブランド性やデザイン面などにも何かこれまでのモデルにはない、大きな拘りを感じました。
というわけで前置きが長いですが、
以下、HP ENVY14 Beats Editionの外観やインターフェース等の詳細です。
HP ENVY14 Beats Edition 全体図。
ディスプレイには、14.5型ワイドHD(1,366×768)の光沢液晶を搭載しています。
液晶右上には、ENVYの刻印。
液晶上部ベゼルの中央付近には、約92万画素のウェブカメラやマイクを内蔵しています。
HP ENVY14 Beats Edition のトップパネルのデザインです。
今回のモデルは黒に赤というコントラストのはっきりとした色あいで、
やや光沢をおさえたマットな素材を採用しています。
トップパネルの中心には、大きなBeats Audioのロゴをプリント。
このブランド的なものを強調する辺り、Pavilionとは全く違うと感じます。
HP ENVY14 Beats Edition の左側面。
左からスロットイン方式のDVDスーパーマルチドライブ、USB2.0×2、
ヘッドフォン出力・マイク入力のコンボに、ヘッドフォン出力。
HP ENVY14 Beats Edition の前面。
前面は左右にスピーカーと、右側に2in1メディアスロットを搭載しています。
HP ENVY14 Beats Edition の右側面。
左からインジケーターランプ、USB2.0とeSATAのコンボ、HDMI、Miniディスプレイポート、
セキュリティロックスロット、LAN、排気口、電源コネクタを配置。
HP ENVY14 Beats Edition のキーボード全体。
光の加減で赤っぽく写っていますが、マットなグレーです。
Pavilionと同じく、アイソレーションタイプのキーボードを採用しています。
キーボードの左側を拡大。
配列は特に普通ですが、「b」のキーに「Beats」のbのデザインがプリントされているという遊びが見られます。
上部ファンクションキーには、無線のオンオフや輝度調整などの機能が、
単独で動作するよう割り当てられています。
以前の記事でもご紹介しましたが、これらのキーの機能は、
BIOSより本来のファンクションキーの機能へと変更する事も可能です。
(以前の記事→ HP Pavilion dv6a Fキーに割り当てられた機能を BIOS から変更する)
キーボードの右側を拡大。
こちらもHPのキーボードでは普通な配列です。
右一列にHomeやPgUpなどのキーが配置されています。
上部ファンクションキーのこのボタンは、キーボードバックライトのボタン。
これを押すと・・
キーボードバックライトが点灯し、キーボードを下から赤く照らします。
そしてタッチパッド。
今回のHP ENVY14 Beats Edition で残念なのがこの部分です。
このクリックボタンとパッドが一体になったこのタッチパッドは、
非常に使い勝手が悪いのですが、この使い難さは私だけが感じているものではないみたいです。
といっても、Pavilionなどでも多くのモデルにこのタッチパッドが採用されていますので、
今更いう事でもないのですが、マウスを使えない環境などでマシンを使用する場合などは不便だと思います。
パームレスト部分にはラバーコーティングが施されており、とても質感が良いです。
指紋などが付きにくいのも良いですが、デザイン面から見た場合にも、
マットな質感はENVY14のイメージにあっていると思います。
このコーティングは底面部にも施されています。
そして背面部。
背面には排気口のみ。
その他には何も配置されていません。
HP ENVY14 Beats Edition の底面。
パームレストと同じく、ラバーコーティングが施されています。
しかし、他のモデルの底面とはなんだか勝手が違います。
この底面部分には・・
上の写真のようなスリムパッテリーを搭載。
これまでのPavilionなどで採用されているバッテリーとは形状が全く異なります。
HP ENVY14 Beats Edition に採用されている、スマートアダプターです。
写真は上から見た図ですのでわかり難いですが、一般的なアダプターと比べてかなり薄くなっています。
HP ENVY14 Beats Edition のインターフェースやデザインなどについては以上となります。
次記事では、構成内容や実際のパフォーマンスについて掲載します。
多分短い記事となりますが、興味がありましたら次記事もご覧下さい。
・HP ENVY14 Beats Edition のデザインとインターフェースの詳細は (現在の記事)
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