IdeaPad S10-3t タブレットとしても使えるネットブックの性能は?(レビュー)
前回の記事の続き、IdeaPad S10-3tの詳細です。
(前回→ IdeaPad S10-3tのインターフェースと特徴)
今回は S10-3t の構成と、エクスペリエンスインデックスのスコア等を掲載したいと思います。
また S10-3t との比較として、同シリーズの IdeaPad S10-3s のスコアも載せます。
※S10-3sはマルチタッチ機能を持たない、同じSシリーズの通常のネットブック。
DDR3対応のAtom N475を搭載したモデルです。
はじめに、今回掲載している IdeaPad S10-3t の主な構成です。
【IdeaPad S10-3tの主な構成】
OS: Windows 7 Home Premium 32bit
プロセッサ: Atom N450(1.66GHz/L2 512KB)
チップセット: NM10 Express
グラフィックス: GMA 3150
メモリ: 1GB(1GB×1/最大2GB/スロット数1)
ディスプレイ: LEDバックライト搭載 10.1型(1024×600)、マルチタッチ、光沢あり
ストレージ: 250GB HDD(5400rpm)
無線機能: 802.11b/g/n、Bluetooth
バッテリー: 8セル(バッテリー駆動時間は約9時間)
サイズ: 282 × 202 × 15~27.6~35(mm)
重量: 約1.50kg(最大構成時)
カラー: コズミックナイト
そしてこちらは、通常のネットブック IdeaPad S10-3sの主な構成。
【IdeaPad S10-3sの主な構成】
OS: Windows 7 Starter 32bit
プロセッサ: Atom N475(1.83GHz/L2 512KB)
チップセット: NM10 Express
グラフィックス: GMA 3150
メモリ: 1GB(1GB×1/最大2GB/スロット数1)
ディスプレイ: LEDバックライト搭載 10.1型(1024×600)光沢あり、マルチタッチ無し
ストレージ: 250GB HDD(5400rpm)
無線機能: 802.11b/g/n、Bluetooth
バッテリー: 6セル(バッテリー駆動時間は約7.5時間)
サイズ: 270 × x168x16 × 16~23.9(mm)
重量: 約1.20kg(最大構成時)
カラー: ブラック
S10-3t と異なる部分のみ、色を変えて表示しています。
上記の構成での、IdeaPad S10-3t のエクスペリエンスインデックスのスコアは・・・
※見辛くてすいません
プロセッサ 2.3
メモリ 4.5
グラフィックス 3
ゲーム用グラフィックス 3
プライマリ ハードディスク 5.8
S10-3t の基本スコアは2.3(プロセッサ)。
Atom搭載のネットブックだと、大体この程度のスコアだと思います。
ただ、グラフィックスのスコアは昨年(2009年)に発売されたネットブックと比較すると、
若干スコアが上がっているようです。
というわけで、次は S10-3t と S10-3s のスコアを比較してみます。
Win Exインデックス | Ideapad s10-3t | Ideapad s10-3s |
プロセッサ | 2.3 | 2.5 |
メモリ | 4.5 | 4.5 |
グラフィックス | 3 | 2.9 |
ゲーム用グラフィックス | 3 | 3 |
プライマリ ハードディスク | 5.8 | 5.8 |
どのスコアも殆ど変わりませんが、プロセッサのスコアが僅かに S10-3s の方が高いのは、
S10-3s の方がAtom N475を搭載しているからだと思います。
S10-3t: Atom N450(1.66GHz)
S10-3s: Atom N475(1.83GHz)
とは言え、普通に操作していてはっきりと分かるほど、
両者の間で性能に差があるというわけではありません。
以下、IdeaPad S10-3tのデバイスマネージャーの内容です。
IdeaPad S10-3tの構成や性能については以上となります。
ちなみにこのS10-3t、ベースはネットブックの構成ですので、
正直性能に関してはそれ程良いとは言えません。
ですが日常的な作業で使用する分においては、
一般的なネットブックと同じように大抵の操作は快適に行えると思われます。
タッチ操作に関しては、自分がある程度操作してみた感じでは、
特に引っかかりやストレスを感じるような動作はありませんでしたが、前の記事でも述べたように、
画面が10.1型と小さい為に若干不便を感じる部分がありました。
あと、10.1型のネットブックとして考えると、このS10-3tの約1.5kgという重量は少々重いかもしれませんが、
コンバーチブル型のノートとしてはそこそこ軽く、機能は非常に充実しています。
そして何より、価格が6万円台と非常に安価です。
通常の構成のネットブックだともう少し低価格ではありますが、
内容を考慮した場合、この S10-3t は通常のネットブックよりも断然魅力のあるモデルだと思います。
なお、この S10-3t は現時点では量販店のみの販売となっており、ウェブでは IdeaPad S10-3 のみ購入可能です。
S10-3t の詳しいスペックや各機能については、ウェブでも閲覧する事が可能です。
・タッチパネル搭載 IdeaPad S10-3t タブレットも可能な6万円台の10.1型ノート
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【S10-3t 関連】
→ Thinkpadの実機レビュー一覧 (Ideaシリーズも含まれます)