Lenovo G560 シンプルだけど多機能&安い かなり人気あるんですね(レビュー)
レノボのノートPCには Thinkpad や Ideapad 以外に、
Lenovo G という、 Thinkpad や Ideapad とはまた性質が違うシリーズの製品がラインアップされています。
正直、自分はいつもThinkpadやIdeapadばかり見ていて、
そちらのモデルに詳しく目を通してみた事は余りなかったのですが、
ウェブなどの情報を見ているとかなり人気があるようで・・・
価格が安いという事もあるでしょうけれど、安いだけなら他にも様々な機種があります。
そういうわけで一体どんなものかと思い、先日の秋葉原のイベントに展示された G560 や、
ウェブで販売されているモデルなどにも目を通してみました。
Lenovo G560の概要。
必要にして十分な機能・・Thinkpadのようなビジネス系のツールは入っていないみたいですが、
Ideapadと同じく、OneKey Rescue(バックアップ&リカバリー)やVeriFace(顔認証)等のソフトウェアは搭載されています。 (→ OneKey Rescue 実際の利用の様子)
販売想定価格は64000~99000円台(税込)。
現在ウェブでは最小構成¥79,800~より販売されています。
量販店などで販売されているものはもう少し価格が低いものもあるようです。
(もちろん、構成なりの価格だとは思います)
以下、G560外観や各インターフェースの詳細です。
掲載モデルの型番は067958J、6月22日に追加されたG560の新しい量販店向けモデルです。
Lenovo G560の左側面。
LAN、VGA、USB2.0が1基、USB2.0/eSATAコンボが1基、EcpressCardスロット。
Lenovo G560の前面。
G560の前面左側には無線LANのオンオフ。
G560の前面中央には各種のインジケーターランプ。
G560の前面右側には 5in1メディアカードリーダー。
Lenovo G560の右側面。
マイク入力、ヘッドフォン出力、光学ドライブ、USB2.0が1基、AC電源。
G560は背面には何もありません。
天板はさらさらとしたマットな質感です。
光沢処理を施したものは、指紋が気になってしまうので余り好きではありませんが、
G560はトップパネルからパームレストまでマットです。
G560のキーボード全体。
キーボード左側を拡大。
やはりThinkpadでおなじみのトラックポイントはありません。
キーボード右側を拡大。
「る」「め」「ろ」のキー幅が他のキーよりも狭くなっています。
あとカーソルキー周りのキーは、Thinkpadとは内容が異なります。
Lenovo G560のディスプレイ。
LEDバックライト搭載 15.6型HD(1,366×768)、光沢ありの液晶です。
自分に関しては仕事で使う事を前提に考える為、この時点(光沢あり)で購入対象からは外れてしまうのですが、
ビジネス用ではないシンプルなマルチメディア機器、趣味用のマシンとしてはありかもしれません。
解像度がそれ程高くはないですが、光沢だと画質はそれ程気になりません。
液晶上部にウェブカメラを搭載。
次に、掲載しているLenovo G560の構成とエクスペリエンスインデックスのスコアです。
【Lenovo G560(067958J/量販店モデル)の構成】
プロセッサ: Core i5-450M(2.4GHz、TB時最大2.66GHz/L3 3MB)
チップセット: HM55 Express
グラフィックス: HD グラフィックス
メモリ: 2GB(2GB×1/最大8GB/スロット数2)
ディスプレイ: LEDバックライト搭載 15.6型HD(1,366×768)、光沢あり
無線機能: 802.11b/g/n
光学ドライブ: DVDスーパーマルチドライブ
バッテリー: 6セル(バッテリー駆動時間は約4時間)
サイズ: 376.8 × 249.8 × 17.3~34.9(mm)
重量: 約2.6kg(6セルバッテリー搭載時)
上記の構成でのエクスペリエンスインデックスのスコアは・・
プロセッサ 6.8
メモリ 5.5
グラフィックス 3.9
ゲーム用グラフィックス 4.8
プライマリ ハードディスク 5.8
Core i5-450Mを搭載したLenovo G560の基本スコアは、グラフィックスの3.9。
見る限り、各システムのスコアは比較的高いと思います。
特にプロセッサのスコアが6.8と、7近い数値が出ており、
性能に関しては、同スペックのThinkpadと比較しても全く遜色ありません。
以下、Lenovo G560 のデバイスマネージャの画面です。
Lenovo G560についての詳細は以上となります。
ちなみにG560に限った話ではないのですが、
最近の新しいPC製品は、インテル採用のモデルは大抵Core iプロセッサを搭載しており、
最小のCore i3であっても、そこそこのパフォーマンスを発揮する事ができます。
昔のように、「安価なモデル=低性能」という図式は必ずしも当てはまるとは限らなくなり、
ますます搭載機能や操作感などが重要になってきました。
このG560も、安価でありながらパフォーマンス面に関してはとても快適で、
加えて様々な機能をバランスよく搭載しており、日常的な用途においては特に不足はないと思います。
下位モデルの構成でも低性能・低機能という事をそれ程感じず、
満足度が高いという評価にも頷ける内容のモデルだと思いました。
ただ、自分が光沢ありの液晶や、Thinkpadよりは劣るであろう堅牢性や操作性などをちょっと・・と思うように、
マシンを使い慣れた方、ビジネス向けのモデルをお探しの方にはこのモデルは適さないかもしれません。
しかしスペックは十分メインとしても使用できる内容ですので、
3Dゲームのような負荷のかかる作業を行わない趣味・遊び用PCや、
マシンに複雑な機能を求めないライトユーザーに向いた製品であると思います。
ちなみに購入に関してですが、現在ウェブでの販売は行われてはいますが、
最小構成でも8万近い内容のモデルとなっていますので、激安のG560が欲しい方は、
直販よりも他の店舗を当たった方が安く購入できる場合があります。
直販で購入するメリットは、レノボのように特典のあるクーポンが使用可能であったり、
割引販売や、カスタマイズが可能であるといった部分が大きいと思うのですが、
G560は直販でもクーポン不可ですし、カスタマイズのできない固定仕様です。
Thinkpadの購入はウェブが絶対お勧めですが、
Lenovo G560を直販で購入するメリットは、現在の所はそれ程ないのではないかと思います。