更新日: 2021/02/04
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m-Stickシリーズ「MS-NH1」は、マウスコンピューターが販売するスティック型の超小型PC。

手のひらに収まるサイズでありながら、4コアCPUやメモリ2GBなど実用的な内容を持ち合わせており、昨年発売されて以降、販売されては即完売を何度も繰リ返すなど驚異的な人気を誇る製品です。

今回、展示会にてそのm-Stickシリーズを見てきましたので、簡単にではありますがご紹介したいと思います。

ちなみにこのm-Stickシリーズ、当初は32GBのストレージを持つ「MS-NH1」のみが販売されていましたが、2015年3月6日に64GB eMMCを搭載する「MS-NH1-64G」が追加されました。

しかし、記事作成時点で既に64GBモデルは完売してしまっている模様です。(多分32GBの方もすぐになくなるのではと思います)





m-Stickシリーズの構成と価格

2015年3月7日現在、m-Stickシリーズには32GB eMMCを搭載する「MS-NH1」と、
64GB eMMCを搭載する「MS-NH1-64G」の2種がラインアップされていますが、中身は殆ど同じ。

違いはストレージの容量とボディカラーで、32GB eMMCを搭載する「MS-NH1」がブラック、64GB eMMCを搭載する「MS-NH1-64G」がホワイトとなります。

【m-Stickシリーズ 主な構成】

Windows 8.1 with Bing 32ビット
Atom プロセッサー Z3735F
メモリ2GB(PC3-10600 DDR3L)
32GB eMMC / 64GB eMMC
IEEE 802.11 b/g/n・ BluetoothR V4.0
サイズ: 100×38×9.8 (端子部含まず)
重さ: 約44g
電源アダプター: 10W (5V/2A)

驚いたのが価格で、送料と税込で32GBモデルは19,800円、64GBモデルでも25,800円と非常に安価。
製品自体の魅力も大きいですが、お値段の方もかなり魅力的です。

価格が安くても送料と税をいれたらそれなりになってしまう・・という製品が結構多いという事を考えると、破格にも思えます。
ちなみに、キーボードやマウスは付属しません。



m-Stickシリーズの写真など

m-Stickシリーズの外観をチェックします。
32GBモデルと64GBモデルではカラーは異なりますが、インターフェースは同じです。


64GBの「MS-NH1-64G」 手のひらに収まるサイズで、重さなんと約44g

こちらは32GBの「MS-NH1」 個人的には黒が好み

キーボードやディスプレイのサイズと比べると、非常に小さい事がわかる


HDMIでディスプレイに接続

片側にはMicro SDカードスロットを搭載

もう片側にはUSB2.0ポートや電源コネクター、電源ボタン

本当に必要最小限のポートのみですが、特に工夫する事なく利用できると思います。
このサイズでフルサイズのUSBポートを搭載しているというところが凄いです。

ただ、USB2.0は出力が最大500mAであるため、バスパワー駆動で電力消費のそこそこ大きい外部デバイスの利用は難しいです。
電源アダプターが10W程度ですから、この辺は仕方がないと言えます。



「MS-NH1-64G」の中身

お聞きした説明によると、中に見える黒い熱伝導シートを「コの字」状にカットする事によって、
その空間部分に熱対流を発生させる事ができるのだとか。

本製品は当然ファンレス構造ですが、この「コの字」型の熱伝導シートを用いる事によって微風を発生させ、
ケース内の冷却を行う事で約2度程度の温度軽減効果があるのだそうです。

初回ロットの製品が熱くなってしまう事から、上記のような改良がなされたのだとおっしゃっていました。





デバイスマネージャやディスクの内容は上記のような内容

写真は64GBモデルのもの。
64GBなので、残容量には結構余裕があります。32GBだと、20GB程度の空きです。

ストレージ容量が小さい製品では良く見かけますが、本製品は「WIMBoot」と呼ばれる、圧縮されたディスクイメージから直接OSを起動する機能を採用しています。

通常、普通にWindows 8.1をインストールすると約20GB程を消費しますが、WIMBootだと約3GB程度の消費で済むため、ストレージの容量を大幅に節約する事ができます。※OSだけでなくリカバリ領域も限界まで縮めているそうです。

圧縮ファイルから読み込むため多少時間はかかりますが、本製品はeMMCという比較的高速なストレージを利用しているため、殆ど影響を体感するような事はありません。



Winsat.exeの実行結果 ディスクパフォーマンスがそこそこ高い

なんと、専用の本まで発売されている



m-Stickシリーズ MS-NH1については以上となります。
製品の詳しい仕様等については、マウスコンピューターの製品ページにてご確認下さい。

既に記事作成時点で64GBモデルは完売となってしまっている現状ですが、とりあえず現時点(記事作成時点)では、32GBモデルはまだ販売されていますので、購入を検討されている方は早めにチェックされる事をお勧めいたします。

完売となってもまた後日再販されるようですので、残念ながら今回買い損ねてしまった方も、気長にお待ちいただければ手に入れる事ができると思います。